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デジタルノートテイキング
カードは分類しない その1
さて、ここまでの連載でEvergreen Notesと梅棹のカード法の原則を比較し、そこある共通点を検討してきました。 ▼前回の記事 デジタルでカードをくること | シゴタノ! https://cyblog.j […] -
デジタルノートテイキング
デジタルでカードをくること
さて、もう一度、Evergreen Notesと梅棹のカード法の原則を振り返っておきましょう。 Evergreen Notes Evergreen notes should be atomic Evergreen not […] -
デジタルノートテイキング
カードに「一つのことを書く」の実際例
前回は「AB」の認知を「A・B」に分けて書くことの重要性を確認しました。 https://cyblog.jp/44421 かなり抽象的な話だったので、中身が捉えづらかったかもしれません。そこで今回は、実際の「カード書き」 […] -
デジタルノートテイキング
「Evergreen notes」とカード法の共通点を探る その2
前回からの話を続けます。 https://cyblog.jp/44186 カードには1つのことを書く。これを実践することで、私たちは思考のネットワークにノードを増やしていけます。なぜでしょうか。『知的生産の技術』を探索し […] -
デジタルノートテイキング
「Evergreen notes」とカード法の共通点を探る その1
前回の話を引き継いで、「Evergreen notes」と梅棹のカード法の共通点を探っていきましょう。 まず、「Evergreen notes」の4原理を復習します。 Evergreen notes should be […] -
デジタルノートテイキング
梅棹のカード法とEvergreen notes
引き続き、「アイデアを使う」ことについて考えていきましょう。 まず、「Evergreen notes」というコンセプトがあります。 Evergreen notes(Andy Matuschak) Evergreen no […] -
デジタルノートテイキング
アイデアはログとして記録する
前回のおさらいです。 着想を豆論文化しておくことは、アイデアを使うためには必要だが、しかし着想の量が多いとそのすべてを豆論文化することはできず、常に「未処理」のものが発生し、それが増え続けていく。その処理を「タスク」とし […] -
デジタルノートテイキング
豆論文化をタスクにしない
状況を再確認しておきましょう。 私たちが着想をアイデアとして発展的に扱うためには、それを走り書きのメモではなく、ある程度しっかりとした文章(豆論文)にしておく必要があります。 しかし、しっかりした文章を書くのは時間がかか […] -
デジタルノートテイキング
デジタルノートとアイデア管理〈ネタ帳・走り書きメモ・豆論文〉
「アイデア」を管理することは、多義的な行為です。その多義性を視野に収めていないと、情報整理でこてんぱんにされます。 気をつけておきたいのは、その多義性は「一口にアイデアといってもいろいろある」を含みつつ、「同じアイデアで […] -
デジタルノートテイキング
知的生産において情報を「使う」とは何を意味するのか
ノートの役割の一つは、情報を保存しておき、後から使えるようにすることです。 では、知的生産において情報を「使う」とは何を意味するでしょうか。 この点を理解しておかないと、ノートの利用方法がこんがらがってしまいます。しかも […] -
デジタルノートテイキング
情報運用のトレードオフポイント
前回確認したように、すべてがフローになってしまうと情報にアクセスするためにひどい苦労を背負うことになります。何かしら固定されたものがあり、それが身体知として取り込まれるからこそ素早い操作が可能になるわけです。 一方、すべ […] -
R25世代の知的生産
デジタルノートと身体知
情報と身体知について考えてみます。 たとえば私たちは、自分の右手がどこにあるのかを「知っています」。その感覚を適切に著述できなくても、そこに「ある」ことはわかっています。この感覚は、随意運動が可能な肉体箇所ならば等しく感 […] -
デジタルノートテイキング
情報のフィックスと「自分の家」
前回の続きです。 https://cyblog.jp/42833 「勝手知ったる他人の家」という表現があります。とても面白い表現です。 二つの前提が見えてくるからです。 「自分の家の勝手は知っているものである」 「他人の […] -
デジタルノートテイキング
情報のフィックスとは意志の構造的保存
前回は、情報の扱い方にフローとフィックスの二種類があることを確認しました。単に流すままにしておくのがフローであり、自分で意識的に情報を位置づけるのがフィックスです。 近年のデジタルツールではフロー型のものが増えていますが […] -
デジタルノートテイキング
デジタル情報を扱う二つの構造
デジタルノートではたくさんの情報を保存できます。 しかもそれは、一度に大量の情報を取り込むというよりは、日々新しく発生する「気になる」情報を一切の遠慮なく取り込んでいけることを意味しています。 そうした情報の状態に注目す […] -
デジタルノートテイキング
デジタルノートにおける検索以外の情報の利用方法
デジタルノートでは、手軽に情報を保存できるがゆえに、蓄積される情報の量が尋常ではなくなります。それこそ「どこになにがあるのか」が体感的にわからなくなるのです。 結果、「検索したら見つけられるけども、検索しなければ永久に目 […] -
デジタルノートテイキング
デジタルノートでは情報の種別に注意する
デジタルノートには、大量に情報を集めることができます。それこそアナログのノートとは比べ物にならないくらいの量が、驚くほど手軽に集められます。 そのこと自体は喜ぶべきでしょう。新聞にちょこちょこはさみを入れたり、雑誌をベリ […] -
デジタルノートテイキング
2021年のWebクリップ問題(2)
デジタルノートにおいて、スケールの問題は避けては通れません。情報を一つ保存することと、10個保存すること、100個保存すること、1000個保存することは、同質ではありません。もちろん1万個保存することもそれらとは異なって […] -
デジタルノートテイキング
2021年のWebクリップ問題(1)
『インターネット・バカ』や『知ってるつもり 無知の科学』などを読むと、自動化していくことは省力化につながるし、ヒューリスティックなミスも減るけど、脳がどんどん衰えていくのではないかという懸念にぶつかります。 もう少し言え […] -
デジタルノートテイキング
デジタルノートの三特性
デジタルノートについて考えていく上で、まず最初にその特性を押さえておきましょう。 ノートツール全般の特性ではなく、アナログのノートと比べたときに際立つデジタルノートの特性です。 その特性を押さえておくことで、アナログノー […] -
デジタルノートテイキング
なぜ今デジタルノートなのか
なぜ、今デジタルノートなのでしょうか。もっと辛辣に言えば、「なぜ今さらデジタルノートについてなんか考えるのか」となります。 たしかに、パソコンの普及はもうずいぶん昔の話ですし、スマートフォンやタブレットは一家に一台レベル […] -
デジタルノートテイキング
2021年は「デジタルノートテイキング」連載を始めます
デジタルノートについて考察を深めたい倉下です。 さて、2021年は日本においてデジタルノート元年となるでしょう。 もちろん、すでにデジタルノートツールはさまざまに普及しています。いちいち名前を挙げるまでもなく、このシゴタ […] -
R25世代の知的生産
年末年始は情報環境の整理を~2020~
さて、年末です。 家の中の大掃除を進めると共に、情報環境の大掃除も進めたいところです。 -
R25世代の知的生産
ブレストを学ぶならまずこの一冊から
発想法に興味を持ち続けている倉下です。 石井力重さんの『使えるアイデアがあふれ出るすごいブレスト』を読みました。 タイトル通り、「実践的なブレスト」にフォーカスした一冊です。 ブレストとは何か? そもそもブレストとは何で […] -
R25世代の知的生産
Substackが最強のソリューションである
メディアの移り変わりに興味がある倉下です。 一時期のブログブームが過ぎ去り、昨今はYouTubeなどの動画メディアに人気が移行しつつありますが、ブロガーに比べるとYouTuberはプラットフォームへの依存率が高く、動画と […] -
R25世代の知的生産
Obsidianのフロントマターを理解する
Obsidianのv0.9.16 & v0.9.17でフロントマター(front matter)が使えるようになりました。 フロントマターとは本の前付けのことで、デジタルツールではそのファイルのメタ情報を記述する […] -
R25世代の知的生産
『独学大全』を読む その6「独自の道、同士、巨人」
これまでの連載で、『独学大全』の55の技法を駆け足でみてきました。 そうした技法たちは、独立して読めるようには書かれているものの、実際は組み合わせ使うことが可能になっています。 たとえば、「学習のルートマップ」を作り、「 […] -
R25世代の知的生産
『独学大全』を読む その5「記憶とわからない」
引き続きで、『独学大全』を読み込んでいきます。 今回は第3部「どのように学べばよいかを知ろう」の後半です。 -
R25世代の知的生産
『独学大全』を読む その4「本を読むこと」
引き続きで、『独学大全』を読み込んでいきます。 https://cyblog.jp/42003 https://cyblog.jp/42024 https://cyblog.jp/42109 今回は第3部「どのように学べ […] -
R25世代の知的生産
『独学大全』を読む その3「調べる技術」
引き続き、『独学大全』を読み込んでいきます。 https://cyblog.jp/42003 https://cyblog.jp/42024 今回は第2部「何を学べばよいかを見つけよう」です。 -
R25世代の知的生産
『独学大全』を読む その2「進めるための方法」
前回の続きで、『独学大全』を読み込んでいきます。 https://cyblog.jp/42003 今回は、第1部「なぜ学ぶのかに立ち返ろう」です。 -
R25世代の知的生産
Obsidianのテンプレート機能
そろそろObsidian研究会の発足が必要ではないかと考えている倉下です。 今回は、Obsidianのテンプレート機能を紹介します。 デイリーノートにもテンプレートを指定することができましたが 、それとはまた違った機能で […] -
R25世代の知的生産
新しくなり統一感が出てきたEvernote for Mac・Windows
Evernoteのデスクトップクライアントが、MacとWindowsで刷新されました。 新しくなった Evernote for Windows・Mac | Evernote 日本語版ブログ https://evernot […] -
R25世代の知的生産
Obsidianで新規ノートを作る三つの方法
Obsidianを研究中の倉下です。 今回は、Obsidianで新しいノート(≒ファイル)を作る方法を見ていきましょう。 案外、いろいろな方法があります。 -
R25世代の知的生産
Obsidianのデイリーノートの研究
基本的にはScrapboxユーザーですが、Obsidianの研究も欠かさない倉下です。 今回は、Obsidianのデイリーノートについて研究しましょう。 -
R25世代の知的生産
Obsidianはプレビューが面白い
Obsidianを着々と研究している倉下です。 » Obsidian Obsidianは、特別なデータベースを作らずに、単にmdファイルを作ります。 当然、そのファイルは他のテキストエディタやマークダウンエディ […] -
R25世代の知的生産
Obsidianとテキストファイルで情報の呼び出しが変わる
Obsidianは、パソコン内に.mdファイルを作って情報を保存します。 その.mdファイルは、中身は普通のテキストファイルです。データベースではなく、ごく普通のテキストエディタから開けるファイルです。 たとえば、それは […] -
R25世代の知的生産
Obsidianとテキストファイルでの管理は何が違うのか
最近テキストファイルにハマっている倉下です。 前回紹介したObsidian(.md)は、特別なデータベースを作るのではなく、実体としてはmdファイルというテキストファイルで情報を管理しています。 (外見) (中身) だっ […] -
R25世代の知的生産
Obsidianのここが良い
Obsidianは、マークダウン+ネットワーク型のノートアプリです。 » Obsidian https://obsidian.md/ 最近よく見かけるようになった、単独のページ(独立的なページ)をリンクでつない […] -
R25世代の知的生産
Scrapboxでは記法を覚える必要はありません
Scrapbox中級者の倉下です。もう少しで、公開しているScprapboxプロジェクトのページが3000に迫りそうです。 今回は、少し独特だと言われているScrapboxの記法についてお話します。 結論から言えば、そん […]