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Author Archives: 佐々木正悟

今いちばんホットな本をクールに解説。ライフハックス心理学主宰。

仕事をする勇気がわいてくる物語

ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事

月沢 李歌子
ダイヤモンド社 2010-03-05売り上げランキング : 16101
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偏見を持つことのデメリットは、持っている本人には自覚しにくいものです。
たとえばここに、男性だけの職場で働く、独身男性がいたとします。彼は「一般に男性の方が女性より優れいている」という偏見を持っていて、しかもそういう偏見を持っていると自覚しているとしましょう。
ただし、そんな偏見を表に出してもトクになることはないと如才なく考え、むしろ女性を慇懃丁寧に扱うような人だとします。そのような人はおそらく、「自分はいささか男女差別的ではあるけれど、そのことに自覚があるし、そんな考えを表に出さないようにしている。この考えのせいで、男女いずれに対しても不快な思いをさせたことはなく、自分でも不利益を被ったことはない」と考えるでしょう。
これは一見もっともらしく、また女性の方でも、このような男性を見ただけでは、ことさら「差別的」と攻撃はしないでしょう。(心の中をのぞき込めれば別でしょうが)。世の中には、もっとあからさまで、もっと「有害な」人もたくさんいるのですから。

小さなチーム、大きな仕事

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

黒沢 健二
早川書房 2010-02-25売り上げランキング : 348
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この本を一読して、私はW・グラッサーの「現実療法(リアリティ・セラピー)」を思い出しました。現実療法の中心概念は、
人間関係を円滑にするコミュニケーションスキルや、今何をしているか、したいのかを自己分析すること、社会的責任を果たせるような行動計画、自分の行動評価、頓挫せずにチャレンジする目的志向
などです。これらを、患者の精神療養目的で用いるわけです。一読されれば分かるとおり、これは神経症患者ばかりではなく、ほとんどの人の精神状態を好転させるのに、十分役立つ知識であり考え方です。私もこの人の本からは、少なからぬ影響を受けました。
面白いと思ったのは、「37シグナルズ」を「成功させた」と自負する実業家たちも、現実療法の精神と、非常に似た考え方の持ち主だと感じられたことです。この本で繰り返し登場する主旋律は、「現実的に、シンプルに、ものごとを成功させよう」ということです。

「先送りしないための50の方法」と「人をやる気にする9の手法」

今月、立て続けに2冊上梓することになりました。テーマは似ていますが、方向がまったく異なります。
1冊は自分がやる気になって物事に取り組むためのTips集。とにかく理屈をこねるよりも結果を早く出したい、という人向けです。過度に理屈っぽくならないよう、雰囲気もあまり重くならないように気をつけました。
もう1冊は、人をやる気にするための本です。こちらはむしろ、心理学総出といいたくなるくらい、理屈っぽく書きました。他人のモチベーションのことですから、背景にある心理的なメカニズムをおさえていないと、役に立たないと思ったからです。

「ライフログ」が変える心

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)

Gordon Bell
早川書房 2010-01-25売り上げランキング : 2082
おすすめ平均 10年後には実現されているのだろうか
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この本には、興奮させられました。著者は、「人生のすべてをデジタルに記録するライフログ」を実践しています。本書はその経緯、方法、そして感想をまとめた本なのです。
著者は何度か、「すでにライフログは実現可能」であることを強調しています。未来はすでにやってきている、という興奮を読者にも伝えたかったのでしょう。ビジネスにも役立つことは間違いないのですが、一見役に立つかどうかがわかりにくい部分も、たくさんあります。
しかしそれら「役に立つかどうかが不明な部分」も含めて、ライフログには大変魅力的な何かがあるのです。本書はそれをどうにか伝えようとしています。そのため、著者の記録癖と相まって少々冗長にみえるきらいもありますが、こうした話が好きな人であれば、読んでいるうちに気にならなくなるでしょう。
私自身もまた、こうした話に非常に惹かれます。技術の新しい可能性と同時に、心理学的な意味からも惹かれます。このエントリでは、心理学的な方面の話に絞りましょう。

しまった!

しまった! 「失敗の心理」を科学する

栗原 百代
講談社 2010-01-26売り上げランキング : 873
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この本は、まるで私のためにあるような本だと思いました。それくらい私は、いつもいつも「しまった!」と言って生きているのです。気の休まるひまもありません。
そういう私のようなミスを犯しがちな人間は、いったい何がいけないのか?

大事なことを決めるのに役立つシンプルな方法

10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!小沢 瑞穂
講談社 2010-01-21売り上げランキング : 2113
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この本で紹介されているたった1つの方法は、良い方法です。この方法1つについて書くだけで、よく258ページの本を作れたものだと感心もさせられましたが、その方法はここに書いてしまいましょう。
10分後
10ヶ月後
10年後
という3つの未来をイメージするというだけの方法です。

自己啓発書の効果的な使い方 – 4つの実践法

私がここで述べているのは、「自己啓発書」であって、いわゆる「ビジネス書一般」のことではありません。
「自己啓発書」を明確に定義するのは難しいのですが、実務書ではなく、「ライフハック」系の実用書よりも、もう少し「心がけ」や「心の持ちよう」に関する内容を中心テーマに置いている本と、私は考えています。
たとえば次のような本は、自己啓発書というカテゴリに入るでしょう。

もっと“シンプル”に生きるための10日間レッスン

Cherie Carter‐Scott
三笠書房 2009-10売り上げランキング : 352773
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1分間メール術

必ずしも速く済ませられる方がいい、と言いきれるものではありませんが、延々考え込み続けたあげく、出すべき時機を逸してしまうくらいなら、早めに対応した方が喜ばれるのがメールです。
 
43フォルダ作戦

ユビキタス・キャプチャーを続けたい人のために

このタイトルは本当はおかしなタイトルで、「ユビキタス・キャプチャー」というものは、続けなければやっていることにならないものです。思いついたことを一回メモするだけでは、ユビキタス・キャプチャーにはなりません。知識よりも継続力が問われるライフハックです。
なお、「ユビキタス・キャプチャーってなに?」という方は、Lifehacking.jpのエントリをお読みください。その中には次のようにユビキタス・キャプチャーの意義が説明されています。
ものごとに「忘れる」すきを与えない安心の感覚。創造性や発想力。そしてなによりも、人生の一瞬一瞬を捉えて放さないぞ、という「コントロール」の感覚です。

2010年だけは時間を「超」有効に活用する

超がつくほど恥ずかしいタイトルです。しかし私は自分が馬鹿みたいに同じ事を繰り返し書いているつもりなのに、それがぜんぜん伝わっていないと感じることがあるので、こんなタイトルもつけてみました。
発信している情報量に比べれば、まだまだまったく浸透していないと思われる方法の一つに、「タスクシュート式仕事術」(以下大橋メソッド(仮))があります。原理は至って単純で、
・すべての行動は時間を使う
・したがって時間を費やさないつもりの行動は行えない
のという2つの原則に従うタスク管理術です。