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不安を消せれば呆れるほど仕事は進む



佐々木正悟 ここ2時間の間に私がやったことです。

それこそ呆れるほど何もしていません。

せいぜい庭に水をまき、ヒゲを剃って風呂に入り、シゴタノ!を書いたくらいです。

しかし私の経験では、2時間半で私にできるのはこれで精一杯です。

これならほぼ満点です。

どうしてこの程度のことすら、できなくなるのか?
結局、不安になるせいなのです。

そんな不安がなぜ消せない?

人が不安になる原因は、他人にはまずわかってもらえません。

その理由は、自分でもバカげていると思うレベルの話だからです。

せっかくですから上のリストで考えてみましょう。

「シゴタノ!」の最中に「妻が用事を言いつけてきたらどうしよう?」と不安がよぎると、書けなくなるものです。実際、庭に水をまかねばならなかったのです。

他にも、知り合いが私の記事を読んで、よくわからない言いがかりや批判をつぶやいていたら嫌だな、とわずかでも思うと、気が重くなります。

「そうされないような記事を書こう」などとしたら、お手上げです。「批判されない記事を書く」などというモチベーションは、私にはないからです。

このように「不安がよぎるとタスクは止まる」とするなら、実は全タスクが止まりかねないのです。

庭に水をまいていたって、蚊に刺される不安がよぎります。蚊除けスプレーは、肌を傷つける不安がよぎります。

オヤツを食べるのは「時間がもったいないような」不安がよぎります。また、奥歯の虫歯を悪化させるかもしれないとも思います。それだったらもう、何も食べない方がマシだという気もします。

ヒゲを剃ると、肌を傷つけるかもしれません。

私が言いたいのは、これらの不安について「わかって欲しい」というのではないのです。わかってもらえるとはとても思えません。書いているとよくわかります。どうでもいいことばかりです。第三者にはさぞくだらない話に思えるでしょう。

これが、仕事が進まない理由を他の人に相談しにくい理由です。他の人が私の悩みに共感できないように、私もまた他の人の悩みになかなか共感できません。

仕事が進まないのは、「そんな理由」ばかりなのです。ただこれを「実感している自分としては」なかなか重いのです。この不可解で不愉快な「重み」の正体は、きっとコルチゾールとやらなのでしょう。

ここは逆に考えるのが得策です。

不安にさえならなければ、こんなタスク群はなんでもありません

不安になるのは自分であり、不安を吹き飛ばすのも結局は自分なのです。

あとは本気になって、不安にならないメリットを享受するほかありません。

不安は「考え」に潜んでいます。批判されるかもとか、割り込まれるかもとか、時間を失うかもとか、虫歯になるかもとか、肌を傷つけるかもとか、ぜんぶ頭で一定の時間をかけて空想したことばかりです。

空想する時間を削れば削るほど、頭の中で独り言をつぶやく時間をゼロに近づけるほど、気は軽くなって仕事は進むのです。

その方がいいに決まっています。

でも本当にそうでしょうか?

そう信じていない分、自分で自分の気持ちにおもりをつけるのをやめられずにいるというわけです。

▼編集後記:
佐々木正悟

 
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