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ゴールデンウィークは、いかがですか?


佐々木正悟 タスク管理するほどの人になってくると、どうしても、

  • 休み中の過ごし方は?
  • 休み明けの調子の取り戻し方は?
  • 休み前に立てておくべき計画は?

といったことが気になってしまうかもしれません。

休み中に読んでおくべき本とか、今後の人生設計だとか。

趣味でもあると思いますから、人の口出すところではありませんが、

毎年毎年そういうことを気にしているなら、今年くらいは、

  • ゴールデンウィークそのものに集中

してみてはどうでしょうか?

せっかくの「黄金週間」です。

そのまっただ中に「前」だの「後」だのに気を回すのはもったいないと思いませんか?

「未来のために現在を使う」という視点を捨てる

いくら「イマココ以外に現実はない!」などといってみたところで、オフィスの「灰色」の「事務机」の前で「イマココ」に集中してもうれしくもたのしくもなくてもしかたありません。

しかし「黄金連休」なのです。

こんな時こそ「イマココ」です。

「未来のための今」ではなく、今まさに今のための今を「消費」というより「燃焼」させるように使ってみましょう。

そういえば、燃焼で思い出しました。

私がこの世で最も馬鹿げた生活だと思っているのが「たった2日の休日のために残りの5日をドブに捨てる」生活です。

もっともですが私自身、派遣社員時代にはまさにこの通りの生活スタイルでした。会社に着くなり早く18時がくることだけを切望していましたし、月曜より火曜が、火曜より水曜が好きでした。もちろん金曜夜がいちばん好きでした。

身になることのためだろうと、消費的だろうと、今という時間を後という時間の「ために」有効活用するという発想の大本には、空想があります。

思い描いたとおりの「未来」というものは現実にはないからです。

私はようやくこの歳、ほぼ50歳にもなってはじめて

  • イマココにいる

ことがいくらかはできるようになりました。ようやく未来を空想して「それに関連付けた現在」という視点を払拭できつつあります。

やってみてよくわかります。「未来につながる今」という観点には、強烈な不安があったのです。不安があったから「未来を空想して準備せず」にはいられなかったのです。

払拭してつくづく思うのは、2度とあんな世界に引きずり戻されたくない、ということだけです。

私には以前より稼ぎも少なく(ピーク時の5割弱で、平均月収は40万に満たない)、体力も弱くなっています。コロナにもあっさりかかりましたし、何より起きていられる時間が16時間程度になりました。

ムスメは思春期でいうことを聞かなくなりましたし、オンラインセミナーを開催しても、ピーク時には40名ほどいらしてくださったのが、今では1名だったりすることもあります。

なにが言いたいかというと、先行きが明るくなったわけではない、ということです。先行きは考えなくなったのです。なぜなら考えていた時代は、控えめに言っても「地獄」だったからです。今は毎日が休日のようです。

仕事をしていないという意味ではなく「未来のために現在を使う」という視点を捨てるか、捨てるように努力しているのです。

「休日」というのはつまり「その日を満喫できる日」のことだと思うのです。

私はこの感じを伝えたい。

今日、皆さんが感じているかもしれない「黄金連休の幸せ」は、実は人生のほとんどの時間が、そうであっていい「感じ」なのです。

誓っていいますが、今の3倍の収入があっても、私は少しもそう感じられなかった、そういう「ものの見方」があるのです。もういちどいいますが、地獄にいるような観点です。

未来のための現在というのは、生涯、何に役立てるのかわからない筋トレルームに閉じ込められているようなモノなのです。