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思いついたアイデアに名前を付けて旅に出す

その昔、浪花のモーツァルトことキダタロー氏が「名前を付けると愛着が湧く、だからモノに名前をつけると遺失しなくなる」というようなことを言っていました。「だから、お金にも名前をつければ…」とも言っていましたが、これはまぁネタでしょう。

名前を付けることについては、以前も取り上げたことがあります。

問題を素早く解決するコツ

何かものを考える際に、対象を他と区別するために名前をつける必要があります。名前を付けて特定可能な状態にすることができて初めて思考の俎上に乗せられるからです。

特に自分で思いついたアイデアに名前を付けることによって、愛着が湧くのはもちろん次のような効果も期待できます。

名前を付けることによって、

 1.意識下に沈んでいた概念を浮上させる(=「見える化」する)
 2.それを見た他の人にインスピレーションを与える
 3.他の人の行動に影響を与え、さらに新たなアイデアの素にする

ことができます。

試しにこれまでにシゴタノ!で付けてきた名前を掘り返してみると…、

 1.イヤイヤタスク
 2.メールの3大面倒病
 3.コーヒー淹れながら読書
 4.仕事が結晶化している状態
 5.翌日の“デッサン”をする
 6.なじみ深い日常から“ログアウト”する
 7.プチ切迫感
 8.仕事前倒し王
 9.“相づち5”(あいづち・ふぁいぶ)
 10.ユビキタス・荷物
 11.毎日やっていることに“あいのり”させてもらう
 12.アイデア5分
 13.次のタスクの“下ごしらえ”
 14.平日の荒野
 15.ホテル・ブースト
 16.スポーティーなチャレンジ
 17.ランダム・メソッド
 18.継続は力なり。でも、断続はさらに力なり。
 19.工夫力
 20.今は波乗り、過去山登り。
 21.学校での学びを仕事力にコンバートする“変換アダプタ”
 22.ポットラック・ミーティング
 23.ネタ帳を“剪定”する
 24.ネタ帳ガーデニング
 25.“親藩タグ”ではなく、誰かが付けた“外様タグ”
 26.被管理能力
 27.インポートした持論に自分のカスタマイズを加えつつ、現実の風雪にさらす。
 28.自分の外堀という限界
 29.予定外の“プランB”
 30.キャンセル可能な予定
 31.人にタグをつける
 32.パッと見判断力
 33.格言日記
 34.発見のブログ
 35.“スルー”されやすい表現
 36.先送りショック
 37.チェックすべき情報山脈のすそ野が拡大
 38.情報肥満
 39.他人の“白米”より自分の“玄米”
 40.短期管理タスクと長期管理タスク
 41.タスク管理ツールのノイズ
 42.タスクのシーケンシャル管理
 43.自分だけの記録地図
 44.時間帯の“領域侵犯”
 45.フォーカス切り替え能力
 46.翌日以降の時間を一部差し押さえ
 47.「予定外バッファ」というタスク
 48.時間の濃淡
 49.生身である人間の限界に挑戦せざるをえない事態
 50.“見切り”ダッシュ

昨日までで主だった「名前」はちょうど50個でした。自分で書いたものながら改めて拾ってみると、長々と説明しなくてもその名前を見るだけで事足りることが多いものです。

そこで、先に挙げた3つに加えて、

 4.アイデアを要約する

こともできる、と言えそうです。例えば、ブログのエントリに良いタイトルを付けることができれば、タイトルを見るだけで内容を思い出すことができるようになり、読み返すときのスピードがアップするでしょう。

そして、これを“旅に出す”、すなわちブログなどで発信することにより、旅先で“仲間”を見つけて新たなアイデアをひっさげて帰ってくることでしょう。

ちなみに、昨日ご紹介した“dash”も上記の4つのメリットをすべて満たしていますね。

そして、ご紹介した(=自分で考えた以外の)「名前」も、魅力的なものが多いです。以下に羅列しておきます(リンクは面倒なのでまた改めて…)。

ざっくり表、林式微分整理術、コトバの領収書、オープンスケジュール、アクティブ・ノンアクション、コアとスペース、プロンプトとフェイディング、軽率を恐れない、ヒルズマジック、おみくじ方式、取々選択、UNDONEリスト、メッセージダイアリー、豆論文、メタ認知、リアルタイムロギング・メソッド、タスク間の前後依存、見える化。