-
書評
成功法則が腑に落ちていない人のための1冊
成功法則が明らかになっていながら、どうしてその法則に則った行動をとる人が、こんなにも少ないのか? それは、先ほど述べた2つ目の理由の「腑に落ちていない」ことが原因だと考えます。 腑に落ちていない……つまり、確信していないわけです。それは、本に書いてある内容に対して確信できないのかもしれませんが、もしかすると読んだ本人が自分自身に対して自信が持てないからなのかもしれません。 人は自信が持てないことをめったにやるものではありません。宝くじを購入する人は、「もしかしたら、当たるかも」と考えるから買うのであって、「絶対、当たるわけない」と思う人は、まず宝くじを買うことは無駄であると考えます。 今回ご紹介する『宇宙を味方にしてお金に愛される法則』は、そのタイトルからして少し引いてしまうかもしれません。原題は、 “You Were Born Rich” つまり、「人は本来裕福である」ということです。 特に日本人はお金に対するタブー意識が高いため、なかなか本書のようなタイトルは敬遠されがちかもしれません。それは僕にとっても同じです。それだけに、実際に読んでみて、内容とのギャップ(いい意味で)に驚かされました。 -
お知らせ
『成功ハックス 仕事がうまくいく人の35の必勝パターン』が明日刊行です!
最初はまったくイケてなかった主人公が成長していく姿を見て、読者は自然と自分に重ね合わせるようになります。そして、自分自身もすでに成功したような錯覚に陥るのです。それは、「スパイダーマン」や「バットマン」など勧善懲悪ものの映画を観終えて映画館を出た直後の心境に似ています。得も言われぬ全能感に満たされるのです。 もちろん、これはあくまでも「疑似」体験ですから、本を閉じれば過酷な現実が戻ってきます。本来であれば、成功本が教える方法論やノウハウに従って行動を起こすべきところですが、一度味わった全能感は忘れられず、次の成功本に手を伸ばしてしまいます。 これでは、合格体験記を読みあさっていっこうに勉強を始めない受験生と同じです。その行き着く先は、…あえて書くまでもないでしょう。そうならないために、合格体験記は脇にどけて、今すぐにその実践に取りかかる必要があるのです。合格体験記を読む側ではなく、むしろ書く側になるために。 明日、11月22日(土)(良い夫婦の日!)に夫婦とはまったく関係ない以下の新刊が発売になります。 成功ハックス 青春出版社 発売日:2008-11-22 amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) -
書評
マネー本を選ぶ時間がない人のための厳選50冊、を30分で読む
嘘だと思うかもしれませんが、「チャートで未来の株価は予想できません」し、「経済評論家の未来予想もさっぱり当たらず」「財務分析からでも未来の株価は正確に予想できません」し、「株式投資は本質的にギャンブル」なのです。 これらのことを、ここ半年で都内の大型書店に片っ端からマネーや投資、経済に関する本を注文しては読み、注文しては読みして、完全に検証して、この一冊にまとめました。 結論から知りたければ本書180ページから読んでみて下さい。 ここ3ヶ月ほどの間に僕自身が読んだ本の約15%は、ある2冊の本で紹介されていたものです。15%というのは具体的には11冊なのですが、この11冊はいずれも「当たり」でした。残りの85%の「勝率」とはまったく比較になりません。 その「ある2冊の本」とは次の2冊。 成功本50冊「勝ち抜け」案内 How to Improve Your Reading Skills for Success in Life (Kobunsha Paperbacks Business (013)) 光文社 発売日:2008-01-24 おすすめ度: amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) 成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内 (Kobunsha Paperbacks Business 20) 光文社 発売日:2008-08-23 おすすめ度: amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) 「当たり」だった11冊の内訳はさておき(この中に含まれています)、とにかくこの2冊の本を通じて、著者の眼の確かさに唸らされていたところへ、その著者ご本人より第3作を献本いただきました。 -
書評
望むキャリアを手に入れるまでの6つのステップ
1.「依存者・犠牲者」ではなく「創造者」になる(p.89) 2.「今の、ありのままの自分」を客観的に把握する(p.93) 3.「自分がどこに行きたいのか」を見つける(p.96) 4.望むキャリアのイメージを明確に描く(p.98) 5.望みの実現を信じ、イメージし続ける(p.106) 6.行動を変える 今回ご紹介する『生まれ変わっても、この「仕事」がしたい』は、その名からわかる通り、いわゆる「キャリア本」です。 キャリア(≒生きる道)は、それこそ人の数だけありますから、そこには正解はありません。自分にとってしっくり来るかどうかがすべてなのです。 そうなると「自分にとってしっくり来る」ような選択ができる技術が求められます。野球でいえば、自分にとって打ちやすい球を見極め、確実に打ち返す「バッティング力」です。 今回はその技術の外枠にあたる部分を、本書の「キャリア実現の手順」を手がかりに6つに分けてご紹介します。 -
書評
上海はシゴタノか?(序)
以下でご紹介した平川理恵さんが最近作られた新会社の企画で、上海に来ています。 » 「楽」に生きるための3つのステップ〜平川理恵さんとランチオン! 中国ビジネス研究会 トップページ via kwout 僕自身は中国進出のような大それたことは何も考えていないのですが、とりあえずこういう機会でもないと中国には来ないかな、ということで、勢いのままに。 以下のエントリーで書いた「海外案件」とはこのことです。 » 世界に通用する自分になるための17のチェックポイント 余談ですが、僕自身、この本を読む直前に、ある人からお誘いいただいた「海外案件」があったのですが、急な話であり、また自分にとって未知の話でもあったため、迷っていました。でも、本書を読んで、とりあえず受けてみることに決めました。 -
分かりやすく伝える技術
何から説明すればいいのか悩ましい時に役立つ1冊
人に説明をする時には、まず「言いたいことがたくさんあり過ぎて、何から話せばいいか困ってしまう」という状態にならなくてはなりません。そうなっていない場合は、無理やり話を始めるのではなく、自分の中に「話したいこと」をためなくてはなりません。(p.54) 今回ご紹介する『プロSEが教える!自分のアタマの中を伝える技術』は、その名の通りプロのSEが実際に現場で活用している「説明の方法論」を解説した一冊。 僕自身も、最初のキャリアはSEでしたから、読んでいて共感できるところが少なくありませんでした。「ITな人」なら、ほとんど無意識に行っている思考方法やちょっとした情報整理のコツなどが、「非ITな人」にもわかりやすく説明されており、どちらの人にも参考になります。 「非ITな人」にとっては理解のためのフレームワークが手に入り、すでに「ITな人」にとっては「非ITな人」にどのように説明すればわかってもらえるかの、その説明のためのフレームワークが手に入るのです。 -
とらえなおす
「仕事とは何か?」の問いに自信を持って答えられるか?
できるかできないかを考える必要はありません。新しいことに取り組むときは、できるかできないかを考えるのではなく、やるかやらないかをあらかじめ決めておけばいいのです。 (中略) そして「やる」と決めたら、次はどうしたらできるかだけを考える。今できることを見つけ出し、それがどんなにささいなことであったとしても、そこから道を切り開いていくことが大切です。(p.113) 今回ご紹介する『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』は、前作『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』と同じく、ビジネスパーソンの涙腺を刺激する一冊。 -
書評
朝の10分で「やる気」をチャージする「POWER YOUR MORNING Podcast」
仕事が忙しいとなかなかじっくりと本を読んだり勉強したりといった時間が取れないものです。 そんな中、以前からその存在は知りつつもなかなかタイミングが合わずにキャッチできていなかったのが、J-WAVEの早朝の番組「WAKE UP TOKYO」の「POWER YOUR MORNING」というコーナー。 文字通り、「あなたの朝に元気をチャージ」というテーマで各界の著名人がビジネスの教訓を語るのですが、番組自体が早朝5:00〜7:00ということで、夜型な僕には視聴の難しいコンテンツだったのです。 そこで、ラジオサーバVJ-10を入手して、ハードディスクに予約録画をするようにしていたのですが、今度は「聴く時間がない」という自由人ぷりに、我ながらあきれていたところで、これを知りました。 -
お知らせ
11/26(水)のセミナーに寄せられている全質問
来る11/26(水)に開催予定の以下のセミナーで講師をお願いしている竹川美奈子さんと打ち合わせをしてきました。 » 20代と30代のための「しくみ」マネー術 ●日時:2008年11月26日(水) 19:00〜21:00(18:30開場) ●講師:竹川美奈子さん(フィナンシャル・プランナー) ●会場:渋谷(参加者にご連絡します) -
書評
読んだ本の内容をチームで共有する方法
先日、以下のお二人と会食してきました。 ●読者数18万人を超えるメルマガ「プレジデントビジョン」発行人であり、 モバイル広告代理業のライブレボリューションを経営する増永寛之さん ●一橋大学在学中に公認会計士試験に合格し、その後26歳で 30万部のベストセラー『会計のことが面白いほどわかる本』を世に出した天野敦之さん (以下のエントリーでご紹介した『君を幸せにする会社』の著者です) » 勉強熱心なビジネスパーソンをドキッとさせる『君を幸せにする会社』 ▼会食レポート: ・理念主義経営 (増永さん) ・No.076 まさにクマ太郎を実践されている会社(天野さん) お二人ともにそれぞれの分野で突出した実績をあげられている方々だけに、興味深いお話をおうかがいすることができました。 たくさん出た話題のうち、「なるほど!」と思えた、増永さんの会社で実践されているという「読んだ本の内容をチームで共有する方法」をご紹介。 -
お知らせ
11/26(水) 20代と30代のための「しくみ」マネー術のご案内
ご存じの通り、 日経平均が1982年10月7日以来、26年ぶりの安値水準に突入 してしまいました。 すでに世界中の投資家がこぞって資金を引き揚げています。 そんな中ではありますが、 いえ、 そんな今だからこそ! 投資について知識と理解を深める絶好のチャンス だと僕は考えています。 -
書評
自分にとってしっくりくる「一番」になるための5つの指針
人が面倒くさがる仕事がいちばんやりがいがあって、楽しく、報酬もでかい。得られる信用も絶大である。僕は社員に、ことあるごとにそういって、人が面倒くさがる仕事に挑戦することを奨励しています。 なぜなら、僕自身、面倒だなあと思っていた仕事に挑戦して、結果的にそれが大きな飛躍につながった経験があったからです。(p.116) その「大きな飛躍」とは、「モーニング娘。」の成功を指します。つまり、上記の「僕」とは、つんく♂さんのことです。 今回ご紹介する『一番になる人』には、「どうせ芸能界の話でしょ」という思い込みが次々と覆される、著者の仕事に対する直向きな考え方が紹介されています。 特に印象に残ったのは、年長者に対する敬意が随所に見受けられること。特に子供時代の「じいちゃん」から受けた教えが人生に大いに影響を与えたようです。 本書はタイトルにある通り「一番」にこだわっているのですが、読み進めるうちにそれは「ナンバーワン」というより「オンリーワン」であることに気づきます。自他共に納得のいく「一番」になるためにはどうすればいいか。 僕なりに5つの指針が読み取れましたので、ご紹介します。 1.「一番」までのプロセスを細かく分解する 2.自分にとっての「一番」を探求し続ける 3.今のままでは「一番」になれないことを受け入れる 4.偽物の「一番」に注意する 5.「一番」は自分で見つける -
自分の事業を育てるために
持ち味を生かして自分らしく働き続けるための5つのポイント
1.顧客を絞り込むフレーズを考える(p.78) 2.自分のポジションを明確にする(p.82) 3.「あなたは何の専門家ですか?」に即答できるようにする(p.87) 4.たった一人の人に向けてメッセージを発信する(p.96) 5.想いを発信し続ける(p.114) -
書評
これ以上メールに時間を取られたくない人のための1冊
メールに対する関心の高まりを肌で感じながら、確信していることがあります。 今、何よりも求められているのは、相手の意図を汲み取り、心を動かすレスポンスをする能力。 つまり「コミュニケーション力」である、ということです。 (中略) 適切な答えが欲しければ、適切な質問をすること。 いい返事が欲しいなら、いい投げかけをすること。 これはコミュニケーションの鉄則であり、メールの原則です。 この原則を学び、ビジネスの中に仕組みとして取り入れることができれば、今あなたが直面している課題を解決できるはずです。 今回ご紹介する『コストゼロで人脈と売上を増やす仕事の仕組み』という本は、日本で唯一のメルマガ専門コンサルトとして活躍する著者が、営業活動を行わず、メールだけで4年間で4000社を超える顧客を獲得したノウハウを披露した一冊。 パソコン通信時代から今にいたるまで、かれこれ14年以上もメールを使い続けている僕としては、その使い方について、それなりに自信を持っていました。でも、やはりプロは違います。本書を読み終えた今、その慢心を猛省するとともに、さっそくメールの設定変更をしたり、チェックリストを作ったりしています。 そのうちの一部をご紹介。 -
とらえなおす
すぐに行動を起こせる人になるための6つのポイント
1.せざるを得ない状況に自分を追い込んでいるか?(p.21) 2.その言葉の定義は現実に即しているか?(p.22) 3.今までの努力を捨てる勇気はあるか?(p.34) 4.「予算」を細かく刻みすぎていないか?(p.54) 5.「売約済」を理由に諦めていないか?(p.118) 6.ホントのところは「変わりたくない」と思っていないか?(p.141) メルマガでも取り上げた『千円札は拾うな』より、すぐに行動を起こせる人になるための6つのポイントをご紹介します。 -
お知らせ
10/22 時間畑ワークショップ Vol.2〜定時で帰りたい人のための「前倒しタスク管理術」のご案内
来る、10月22日(水)に東京(渋谷)にて、以下のセミナーを開催します。 » 時間畑ワークショップ Vol.2〜定時で帰りたい人のための「前倒しタスク管理術」 -
Journal
今週読んだ本
現在かなり立て込んでいるため、10月17日(金)までの2週間ほど、更新が不定期になります。。 とりいそぎ今週読んだ本のご紹介。 -
書評
仕事がイヤになってしまった時に効く「いい気分」のつくり方
本というのは、著者の人生経験の“縮刷版”のようなものだと感じることがあります。そこには、著者のもつ有形無形の経験がぎっしりと詰まっているからです。 読者は、読書という行為を通して、この経験を受け取ります。読者の目には一人一人にそれぞれ特定の話題により強く反応するフィルタがはめ込まれているので、同じ本を読んでも受け取る刺激が異なります。 そんなことを考えさせられたのが今回ご紹介する『「いい気分」セラピー』。 たくさんの「いい気分」になる“ハック”が紹介されているのですが、僕のフィルタに響いたものをいくつかご紹介。 -
書評
夢をかなえる女子大生会計士の事件簿だゾウ
「借金して得たお金はいずれ返さなきゃいけないから借入金。ギャンブルで得たお金は不確実性が高く今後は期待できないから一時所得。働いて得たお金は今後も期待できるから安定収入──人はこうしてお金に色をつけて人生を生きているの」 (中略) 僕たちの仕事は、『お金に色をつける仕事』だったのか……。 「利益というのは、会社の実力を表すための色づけよ。自社株は自分たちが自由に発行できるのだから、利益に含めると会社の実力が正しく見えなくなるじゃない。自分で作ったテストで100点をとっても、実力には含めないのと同じことよ」(p.174) ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』、『食い逃げされてもバイトは雇うな』の著者によるシリーズ小説『女子大生会計士の事件簿』。すでに第5弾という人気シリーズですが、恥ずかしながら僕自身は同シリーズを読むのは今回が初めて。 それでも実にすんなりとストーリーに入っていくことができました。というより、ぐいぐい引き込まれたというほうが実態に近いです。 -
Journal
今週読んだ本
最近、献本いただくことが増えたのですが、なかなかご紹介が追いついておらず、とりいそぎ今週読み終えた本のご紹介。 -
書評
勉強熱心なビジネスパーソンをドキッとさせる『君を幸せにする会社』
文章を書くうえで気をつけるべき心がけがいくつかありますが、その中で僕自身、掲げているだけでなかなか実践できていない心がけがあります。それは、 「中学生が読んでもわかるような文章を書く」 こと。 どんなに良いことが書かれていても、それが難解でわかりにくいものであれば、そこに込められているメッセージが多くの人に伝えられることはないでしょう。 逆に言えば、中学生が読んでもわかるくらいに平易な文章を目指すことは、書いた文章に影響力を宿らせるための1つの手段となりえます。多くの人に浸透させる力を持つからです。 そんな中、本当に中学生でも読めるビジネス書に出会いました。 -
書評
チームの力を最大化させたいリーダーが学ぶべき「質問会議」という手法
あなたが所属するチームのリーダーはチームの力を最大限に引き出せているでしょうか? あなた自身がリーダーということであれば、それは自明のはず。 もし、引き出せていないとすれば、その方法を知らないだけかもしれません。 『質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?』は、そのための方法である「質問会議」について詳しく解説した一冊。 「質問会議」のベースである「アクションラーニング」というメソッドは、GE、モトローラ、ボーイング、IBMといった企業で導入されており、日本では「質問会議」という名前でトヨタ自動車、NEC、富士ゼロックスなどの企業で管理職研修に取り入れられているといいます。 「質問会議」の出発点は以下の課題意識。 いま必要なリーダーシップとは、解決策をチームメンバーから引き出すことのできる力です。リーダーは自ら答えをもたなくとも、メンバーが答えを発見できるような場や雰囲気をつくり出す必要があります。(p.38) チームの力を最大限に引き出す力をリーダーに宿らせるのが「質問会議」というメソッドの目指すところといえます。 -
読書術
読書スタイルの変化〜読了までの3つのステップ
『フォーカス・リーディング』を読んだ前後あたりから、それまでの読書スタイルに変化が起きています。 それによって、今までは、 ●ハードカバー、無理 ●300ページ以上、無理 ●上記以外の理由で読みづらい本、無理(言葉の好み、趣味の問題、背景知識の不足など) という“無理三条”によって、ずいぶんと読まずに積ん読にしていた本があったのですが、その牙城を崩しに掛かることができています。 そして、今さらながら無理三条本ほど得られる収穫がリッチなことに気づかされています。 -
書評
次の一歩を踏み出すための「現実起業」と「夢起業」
『新規事業がうまくいかない理由』という本を読みました。本書は、以前も繰り返し取り上げた『頭のいい人が儲からない理由』の著者による、テーマを「企業内起業」に絞り込んだ起業に関する心得とノウハウを解説した一冊。 » 常識を疑い、自分の頭で考え抜く » 「方法」は陳腐化するが「方向」は無限にある » 常識というウィルスを駆除する 本書は、いうまでもなく「企業内起業」すなわち企業内で「新規事業」として起業を目指すチームに属するメンバー、あるいはそのチームのリーダー、さらにはそういうチームをバックアップする本社サイドにいるサポーターに読んでいただきたい本ですが、実は、僕のように一人で仕事をしている人にとっても役に立つアドバイスが得られます。 さらに、「企業内起業」というものを明確にするために、一般の起業である「夢起業」(と名付けてみました)についても少しご紹介したいと思います。 -
お知らせ
9/24 時間畑ワークショップ Vol.1 〜「今日から始める時間改革」のご案内
» 2008/09/22追記:好評につき日程を追加しました! ・2008.10.1(水) 受付中! ・2008.10.7(火) 受付中! 来週、9月24日(水)に東京(渋谷)にて、以下のセミナーを開催します(直前の案内で申し訳ありません!)。 » 時間畑ワークショップ Vol.1 〜「今日から始める時間改革」 -
書評
苦手な仕事に取りかかるための3つの方法
1.できなかったときの「言い訳」を用意する(p.45) 2.「1分でやる量」を決める(p.53) 3.やるべきことに迷ったら人に決めてもらう(p.62) メルマガでも取り上げた『ライフハックス心理学』より締め切りは刻々と迫っているのに、いっこうに「その仕事」に取りかかれない。このようなピンチを切り抜ける方法を3つご紹介します。 -
お知らせ
今週のレビュー:「仕事が楽しくなるチームの作り方」(予告)
» 今週のテーマ:仕事が楽しくなるチームの作り方(予告) 来る10月11日に行われる「パソナテックカンファレンス2008」の以下のセッションに登壇することになりました。 » チームハックス![特別編] 〜仕事が楽しくなるチームの作り方〜 ライフハックは個人で生産性をあげる手段として用いられます。ではこのライフハックをチームで取り入れたらどうなるのでしょうか?個人では限界があるところをチームで解決する。チームで生産性をあげるにはどのようなことが必要なのでしょうか? そこで今回はチームとして新しいイノベーションを起こし続けている面白法人カヤックの柳澤氏、株式会社エニグモの須田氏、田中氏、個人として多くのライフハックを実践し、チームハックについても研究している大橋氏と仕事が楽しくなるチームの作り方について考えます。 続きは編集後記にて。 -
書評
30万件の臨床例から導き出された「ほんとうのライフハック」57項目
今から3年前に100万部を超えるベストセラーになった『病気にならない生き方』を読みました。 全部で57項目におよぶ「病気にならない」ためのヒントや心がけが紹介されているのですが、その中から個人的に特におすすめしたい6項目を厳選。 1.その健康法は全体最適になっているか?(p.26) 2.そのクスリのリスクを把握しているか?(p.49) 3.ひとくちあたり30回以上噛んでいるか?(p.127) 4.食事の1時間前に水を飲んでいるか?(p.155) 5.こまめに5分の仮眠をとっているか?(p.181) 6.その運動は楽しみながら続けられるか?(186) -
Journal
ブログタイムズを見て思い出した「ブロガーは職業になりうるか?」という問い
[PR by ブログタイムズ] すでに各所で話題になっていますが、とりあえず書いてみます。 皆さん、ギャランティーのことを中心に書かれているようですので、僕は別の視点から。 -
発見の記録
オーディオブックマスターによるオーディオブック勉強法
先週末の続き。 » 今週のレビュー:オーディオブック勉強法(序) もともとこのエントリーのネタは、オーディオブックのポータルサイト「FeBe」を運営するオトバンクの上田渉社長と、オーディオブック談義をしている中で生まれたものだったのですが、上記のエントリーには盛り込みきれなかった、上田社長が実践されている「オーディオブック勉強法」の“序”を今回はご紹介します。 ということで、「オーディオブック勉強法」を実践されている上田社長との一問一答です。 -
お知らせ
今週のレビュー:オーディオブック勉強法(序)
» 今週のテーマ:オーディオブック勉強法(序) 以下のエントリーでご紹介した「オーディオブック・ハック」ですが、 » オーディオブックを仕事に活かすための10のポイント もともとこのエントリーのネタは、オーディオブックのポータルサイト「FeBe」を運営するオトバンクの上田渉社長と、オーディオブック談義をしている中で生まれたものだったのですが、上記のエントリーには盛り込みきれなかった、上田社長が実践されている「オーディオブック勉強法」の“序”を今回はご紹介します。 詳細は編集後記にて。 まずは、今週のレビュー。 -
書評
オーディオブックを仕事に活かすための10のポイント
電車やバスでの移動中は本を読みます。でも、乗り換えで歩いている最中は本が読めません。よほど面白い本なら歩きながらでも読んだりしますが、危険です。 乗り換えで歩いている時間というのは時間にすれば数分でしょう。でも、自宅から目的地までという移動全体で考えると、歩いている時間、少なくとも本が読めない時間というのは意外と長いのではないか、と思っています。 というより、実際のところ長いです。例えばドアツードアで片道45分の移動をする時、電車に乗っている時間、すなわち本に没頭できる時間というのは半分以下の20分足らず。 残る25分はコマギレに分断された徒歩の時間や階段を上り下りしている時間、あるいは売店でガムを買ったり、といったことに消えてしまっているのです。 日々消えていくこの時間を毎日積み重ねていくと、 25分×往復×週5回=250分(4時間10分) ということになります。 この時間を有効に活用する手段がオーディオブックです。 -
書評
世界に通用する自分になるための17のチェックポイント
17個はあまりにも多いので、5つのグループに分けました。 世界に通用するコミュニケーション 1.こちらの気持ちを相手に察してもらおうとしていないか?(p.24) 2.上下関係に頼っていないか、あるいは諦めていないか?(p.34) 3.空気を読みすぎて身動きが取れなくなっていないか?(p.43) 4.伝えたいことを「テキスト化」して表しているか?(p.66) 世界に通用する決断 5.判断の基準を、周囲がどうしているかではなく、自分がどうしたいかに置いているか?(p.74) 6.考える前に行動しているか、少なくとも行動しようとしているか?(p.88) 7.やる前に考えすぎていないか?(p.124) 8.「チャンス!」とあらば、すぐに動き出せるか?(p.159) 9.前例がないことを理由にチャンスを見送っていないか?(p.188) 世界に通用する戦術 10.与えられるのを待っていないか?(p.152) 11.緊張感(不安定)を避けて、安心感(安定)に逃げ込もうとしていないか?(p.136) 12.自分にしかできないことを追究しているか?(p.94) 世界に通用する戦略 13.今いる「次元」に留まったままで何とかしようとしていないか?(p.108) 14.あらゆる変化を自分に必要な「新陳代謝」として受け入れているか?(p.148) 15.長期的視野に立ってネットワークを育てているか?(p.166) 16.今やっていることは「人に負けない分野」を作ることに貢献するか?(p.182) 世界に通用する生活習慣 17.朝から仕事をしているか、あるいは夜中まで仕事をしていないか?(p.202) 以上、『自分をグローバル化する仕事術』より。 -
お知らせ
今週のレビュー:リーダーのための「先読み力」
» 今週のテーマ:リーダーのための「先読み力」 『「先読み力」で人を動かす』を取り上げた以下のエントリーをたくさんの方に読んでいただきましたが、本書はリーダー(を目指す人)のための一冊。スケジューリングの具体的な方法がカラフルな実践例とともに紹介されているため、一見すると「個人向け」という雰囲気がただようのですが、後半からはこの方法論をチームで共有していくための、著者の実践と体験にもとづく手順が解説されており、参考になります。 » 初めてチームを任された人のための8つの心得 では、今週のレビュー。 -
書評
初めてチームを任された人のための8つの心得
「初めて」に限らず、常に「初心」を銘記するために。 1.その週に実施予定の仕事のうち優先順位ベスト5のタスクをメンバーに発表してもらう 2.ミーティングの議事録をメンバーに書いてもらう 3.間違っていても分かりやすい説明をする 4.相手の期待値のギャップをコントロールする 5.スコープ以外の仕事で「貸し」を作る 6.70%の力で仕事をする(100%出し切らない) 7.「あなたはどうしたいの?」とメンバーに繰り返し問う 8.相手を変える前に、まず自分を変える 最近読み終えた『「先読み力」で人を動かす』より。 -
書評
人脈を金に換えるための8つのポイント
1.「BCCで失礼」していないか?(p.32) 2.相手の名刺と外見のズレに注目しているか?(p.40) 3.人脈がある人を妬んでいないか?(p.44) 4.メールの長さはお互いにとって過不足のない長さになっているか?(p.59) 5.コンタクト履歴を残して振り返っているか?(p.139) 6.自分の名刺整理の方法に信念はあるか?(p.144) 7.断られてもめげずに挑んでいるか?(p.168) 8.参加を促す案内メールに個別にメッセージをつけているか?(p.180) メルマガでも取り上げた『金になる人脈』より。 -
英語学習法
続・6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法 〜参考書籍編
以下のエントリーに続き、『英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法』で紹介されている参考書籍をご紹介。 » 6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法+時間術 同書は刊行から3年経っているので、著者の小川慶一さんにヒアリングのうえ、最新情報も盛り込んでいます。 -
お知らせ
今週のレビュー:TOEICスコアの80%は基本とスピード、残る20%は○○
» 今週のテーマ:TOEICスコアの80%は基本とスピード、残る20%は○○ 今週は、TOEIC対策本である『英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法』についての以下のエントリーに人気が集まりました。 » 6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法+時間術 同書は刊行から3年が経過しようとしているのですが、内容はいささかも古びていません。僕自身、TOEICは880点止まりですが、以下の一文を読んで足りないものがわかりました。 TOEICで900点を取るのに必要な物。それは、一言でいえば、 ●英語の基本とスピード です。TOEICのスコアの要素の80%はこれです。 では、残りの20%とは? 答えは編集後記にて。 -
書評
効率化の「怪人」の軌跡〜小川慶一さんとランチオン!
「エクセルマクロの怪人」との異名を持つ小川慶一さんとランチしてきました。 小川さんは、その名の通りエクセルを使った業務効率化の支援を生業としていらっしゃる方です。 エクセルマクロ達人養成塾 小川慶一オフィシャルサイト via kwout 小川さんを語る上で欠かすことのできない要素、それはその素性。 ということで「バットマン・ビギンズ」ならぬ「小川慶一・ビギンズ」のご紹介、怪人だけに。 » 怪人 – Wikipedia 怪人(かいじん)とは、単純に定義すれば怪しい人物のこと。素性の知れない人間・常人離れした行動力を持つ人間を指して呼ぶことがあり、博物学者の南方熊楠や雑誌編集者の大伴昌司など、プライバシーを明らかにせず、広範な知識と活動を行った先人で「怪人」扱いされるものも多い。 -
英語学習法
6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法+時間術
とにかくTOEICのスコアをアップさせたい人に。 英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法 (アスカカルチャー) 明日香出版社 発売日:2005-04 おすすめ度: amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) 「英語学習法」とありますが、中身はTOEICのスコアアップに焦点を絞り込んだ勉強法。ここまでなら類書は山ほどありますが、そんな中で本書が突出しているのが、勉強法に加えて勉強を継続するための時間術にまで言及している点。 著者自身がTOEICで935点をマークするまでの試行錯誤の中で獲得してきたノウハウが惜しげもなく紹介されています。 以下、「はじめに」より。