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八戸ミニセミナー開催報告、「俺と10冊の仕事術本」の内容紹介



大橋悦夫6月29日(土)、青森県八戸市にて「八戸ミニセミナー」を開催しました。

実は、申し込みフォームの設定ミスで、申し込み時のメールが僕に届かないようになっていました。

従って、当日まで申し込みが1件もないと勘違いしており、以下の記事に書いたとおりの展開を覚悟して新幹線に乗り込みました。

もし一人も集まらなかったら、中里さんとサシで、ほたて炙り焼きでも食べながら旧交を温めることにします(笑)。


こまちとはやぶさを撮影しつつ。

こまちとはやぶさは連結して走るのか。鉄分ほぼゼロな自分でも連結部分を見ると興奮する。こまち&はやぶさは最高時速320kmで、フランスのTGVと並ぶ世界最速なんだそう(東海道新幹線の最高時速は285km)。ほとんど家にしか居ない自分には未知のことが多すぎるw赤いのがこまち、緑いのがはやぶさ。どう考えてもはやぶさの方が名前がカッコいい。

大橋 悦夫さんの投稿 2019年6月28日金曜日

そんな新幹線車中で、今回のミニセミナーを企画してくれた八戸在住の中里貴幸さんに「結局、申し込みはゼロでしたね…」とメッセージを送ったら「フォーム経由で3名、メッセ経由で1名の申し込みがありました」という返信が。

申し込み時のメール、中里さんには届くようになっていたため、単純に僕が見逃していただけでした(笑)。

4名という超少人数ではありますが、0名と思い込んでいたので、がぜんやる気が出てきます。

お申し込みいただいた方のお一人は、青森県内在住の方ですが車で2時間かけて来てくださったとのこと、シゴタノ!も読んでくださっているそうで、ありがたい限りです。

当日の内容

当日は以下の2部構成でした。

  • 1.俺と10冊の仕事術本
  • 2.独立後20年間にやってきたこと

今回は「俺と10冊の仕事術本」についてご紹介します。

1.俺と10冊の仕事術本

中里さんと僕がそれぞれ10冊ずつ、これまでの仕事人生の中で読んできた本から「仕事術」に限定して紹介しました。

2人で10冊ずつピックアップしましたが、かぶっていたのは1冊だけで、残り9冊はそれぞれに異なる本でした。そして、2人とも、最初に読んだ本が大学4年生のときだったという共通点も興味深く感じました。

ちなみに中里さんは青森県出身で、一時は都内にてインターネット専門広告代理店の立ち上げに参画するなど、ネット最前線のお仕事に関わったのち、2014年から青森にUターン、三代目としてご実家の農場経営を継がれています。

▼中里さんの農場


以下、中里セレクションです(中里さんのコメントつき)。

中里貴幸と10冊の仕事術本

▼10位

OKRと10Xで成長する。目標達成方法。

▼9位

避けては通れない勝間本最新作。

▼8位

Less is more. より少ないことは、より豊かなこと。

▼7位

ツールとの出会い。方眼ノート、Vコーン、プロジェクトペーパーは長年私の愛用品。

▼6位

やっぱり私は神田さんファン。

▼5位

ホワイトカラー。個人ブランド時代の到来。

▼4位

夢人生ピラミッド。手帳ブームの火付け役。GMOマインドが集約されている。

▼3位

あなたにとってのカエルは? 朝一番にカエルを食べる?

▼2位

GTDとの出会い。大好きな一冊。

▼1位

おそらく一番最初に買ったビジネス書。



大橋悦夫と10冊の仕事術本

続いて僕のセレクションです。言及している記事があればその記事のリンクを併記しています。

▼10位

人である限り、時間は伸び縮みする。この真理を活かすしかない。

▼9位

「ひとり会議」を実践するうえで参考にした本。

「ひとり会議」の意義とやり方が具体例を示しながらシンプルに解説されている。特に紹介されている質問集が秀逸で、これらに答えていくことで現状打開のヒントが自分の中から出てくる。

どれだけ名著を読み漁っても得られなかった答えが、質問に答えることによって自分の中からあぶり出すことができるという灯台もと照らすための一冊。

▼8位

すでに絶版だが、新しいコンセプトを考えるとき、あるいは既存のモデルを分析しようとするとき、三極に分けて相互の関係性に目を向けることを自然な形で促してもらえる、独特の思考法。

▼7位

中里さんと唯一かぶった一冊。
「一番手強い仕事から取りかかるべし」というメッセージをひたすら繰り返しているだけの本だが、結局それしか仕事を進めることに寄与しないのだ。

▼6位

次に紹介する『マニャーナの法則』と同じ著者による、マニャーナより前に書かれた本。マニャーナを読んで著者の本をもっと知りたくなって手に取った。

マニャーナよりもさらにメタに深掘りしており、マニャーナのようなすぐに使えるメソッドというより、取り入れることで時間の使い方についての考え方を軌道修正してもらえる感覚。

▼5位

不思議なタイトルの本だが、書かれていることは合理的かつ理性的で、特に人が感情の生き物であるという真理に根ざした、著者なりの完成された体系に感銘を受ける。

▼4位

もともとは著者と同じくエンジニアだったので、書かれている内容はもちろん、その背景にある考え方にもいちいち共感できたり、腑に落ちたりするところが多く、自分なりの時間管理手法を構築するうえでたいへん参考になった。

▼3位

「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」というブログを始めた後に知った本。ブログの方向性が間違っていなかったことをうれしく感じるとともに、ハッとさせられることが多かった。仕事「術」よりも前に仕事「構え」が大事と認識。

ちなみにパート2とパート3が出ているが、パート1が一番おすすめ。

▼2位

会社を辞めて一人で仕事をするようになって読み始めた。
「時間の記録からスタートする」という一文に、それまで自分がやってきたことが認められたような心強さを感じた。

▼1位

大学4年時に購入し感銘を受け、当時から始めていたPCを使ったアルバイトにどんどん採り入れた。



中里さんも僕も、それぞれの1冊ごとに、その本を手に取ったきっかけや読んでいた頃の思い出などをまじえて紹介していて、本というのはまさにそのときどきのパートナーのような存在なのだと改めて実感しました。