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Journal
「ワークスタイル×ブログ」の振り返り
3/17(土)に開催されたあすなろBLOGカンファレンス「ワークスタイル×ブログ」のライフハックセッションにて、パネラーを務めさせていただきました。 カンファレンスは以下の3部構成。 1.メインセッション〜基調講演〜(渡辺千賀さん) 2.CTOセッション〜『CTOワークスタイル』 3.ライフハックセッション〜『ライフハック徹底討論会』 今回は(というか今回が最初で最後ですが)、ライフハックセッションについて書きます。 -
自分の事業を育てるために
偶然を積み上げていく生き方
『偶キャリ。』という本を読みました。 この本の冒頭には以下のようなくだりがあります。 「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。 自己分析や自分のスキルの棚卸しばかりしていても、肝心のキャリアはスタートしない。そうした現在のキャリアプランニングの考え方や既存のキャリア理論に対して疑問を感じたことも、本書を書くきっかけの1つである。 僕自身のこれまでを振り返ってみると、常に行き当たりばったりの選択を繰り返してきています。少し長くなりますが、書き出してみると、 -
ビジネス心理
時間の「貯蓄」を考える
人間には(たぶん人間だけではないのでしょうが)「現状維持バイアス」という心理があります。 わかりやすいのがギャンブルで、持ち金1万円で始めたとすると、1万5千円の時には、いつでもギャンブルから離れられる気持ちになり、反対に5千円になると、少なくとも1万円まで戻さなければやめられないと思う、そういう心理的傾向を指摘した言葉です。 -
書評
自分にとっての仕事のバイブルを持つ
『奇跡の仕事術』という本があります。この本の初版は1995年11月で、読んでいたのは大学生の時でした。当時はまだ仕事もしていないくせに、こういった類の本が大好きで、「手帳の使い方」や「時間管理」など、いわゆる自己啓発に関するビジネス書ばかりを読み漁っていました。 この本には、今から12年近く前に書かれたとは思えないほど、今でも役に立つようなアイデアが豊富に紹介されています。 -
Journal
Socialtunes読書管理のススメ
かれこれ6週間ほど、Socialtunesを使って読書管理をしていますが、もはや手放せないツールとして日々活用するようになりました。 -
ビジネス心理
心理ハック ノイズを上手に活かしたい
多くの人にとってはどうということもない記事かもしれませんが、今週号の『ニューズ・ウィーク』(日本語版)の記事、「秩序が安定を導くという幻想」は、私にとってはいささかショックでした。 -
Journal
携帯メールをPCから送りたい時に
例えば、外出間際に急いでメールを出し、返事は移動中に携帯メールで受け取りたい場合があります。そのためには、本文に「携帯に返事をください」と書いたり、「Reply-to」ヘッダに自分の携帯メールのアドレスを指定する、という方法が考えられますが、いずれもあまりスマートとは言えないでしょう。 かと言って、携帯からメールを出すのはPCと比べれば時間がかかりますので、こちらもイマイチ、ということになります。 -
先送り・先延ばし対策
「気の進むタスク」と「気後れするタスク」
一日の始めにその日のタスクリストを眺めて、締め切りや外出予定などを考慮に入れながら並び替える、という作業が日課になっています。 タスクには大きく分けて以下の2つがありますが、 1.取りかかれば想定時間内にほぼ確実に終わるタスク 2.取りかかっても想定時間内に終わらないかもしれないタスク 言うまでもなく、後者のタスクが問題になります。 -
記録の取り方と活かし方
“日記家”のための座右の書
『日記の魔力』という本を読み終えました。著者の表三郎氏は、1940年生まれで、駿台予備学校英語科講師をされています。この、「始まりと今」よりも注目に値するのは、「日記歴30年」(執筆当時)という表氏のキャリアでしょう。 -
ビジネス心理
「驚異の記憶力」を誰もが手にした世界では〜
映画『レインマン』をごらんになったでしょうか? この映画には、ウィスコンシン大学のD・A・トレッファートという精神科医がアドバイザーをつとめています。というのも、ごらんになった方にはおわかりかと思いますが、トレッファートは「サヴァン症候群」という希な発達障害を、専門に研究しているからです。 「レインマン」のモデルとなった、キム・ピークというサヴァン症候群を患っている男性は、発達障害でありながら、驚異的な記憶力を有しています。キムは読み終えた本を逆さまにして書棚に収めているとのことですが、その逆さまになっている本については、すべての内容を暗記していて、その冊数は九千冊に及ぶと言われています。 -
Journal
「R25」を毎週欠かさずPCで読む方法
雑誌のオンライン書店・Fujisan.co.jpの「デジタル雑誌」をいくつか読んでみました。 「デジタル雑誌」とは、雑誌の全ページをPC画面上で読むことができるという新しいメディアです。Acrobat Readerのように、専用のツール(Fujsan Reader)をインストールする必要があるのですが、こういったツールで大量の文章を読むのは疲れるのではないか、と思いつつ、試してみると、思いのほか使い勝手のよいものでした。 -
Journal
衝動買いを抑える工夫
仕事前の朝、あるいは仕事を終えた夜は、ラジオを聴いていることが多いのですが、そういう時はたいてい手元にPCがあります。 すると、良い曲がかかっていれば、 1.「この曲欲しい!」 2.iTMS(iTunes Music Store)で検索 3.購入 という流れに沿って脊髄反射的に手が動いてしまいます。 -
ビジネス心理
心理ハック〜「仕事へのやる気」を消耗しない方法
先日、取材にお答えする機会があったのですが、その中で「やる気」という言葉はかなり曖昧で、文脈によって微妙に意味がずれるということを、教わりました。 そこで今日はまず、今日主題とする「やる気」の定義から入りたいと思います。 今日話題にする「やる気」は、通常私が取り上げている「やる気」とはちがい、「物事に取りかかる時に必要な気持ち」ではなくて、「この仕事(会社組織)なら、やっていけるかな・・・」という方の、ときどき「会社への忠誠心」と呼ばれる類の「やる気」です。 -
Journal
GTDを実践できるタスク管理ツール
GTDの考え方に沿った使い方ができるオンラインタスク管理ツールです。 Nozbe (ノズビー?) -
Journal
「何もしない」というタスク
日々のスケジュールを立てる上では、タスクリストは役に立ちますが、このリストの内容を「マスト」だらけにしてしまうと、しんどくなります。「今日中に終えないといけない」タスクばかりでは、テンションの高い朝であればまだしも、日が傾き始めた頃になると「もう無理…」という弱気になってしまいかねません。 -
ビジネス心理
心理ハック 仕事量=時間×やる気?
実際には、表題ほど単純なものではありませんが、それでも仕事内容によっては、時間がたくさんあって、しかもやる気がその間に切れない限り、仕事の総量は積み上がっていくでしょう。 横軸に時間、縦軸に「やる気」をとった、平面のグラフを考えますと、「仕事量」は面積図で表せるでしょう。以下のような感じになるでしょうか? (以下は、かつて私がまとめたレポート、「仕事量と時間と精神エネルギーの関係」を簡略化したものです)。 -
最適化で快適化
時間の経過を壁紙で知る
普段からノートPCに外付けモニタを接続した、いわゆるデュアルディスプレイ環境で作業をしています。この環境のメリットは、いくつかありますが、最近になって特に感じるようになったのが、“窓”としての役割です。 -
タスクシュート時間術
時間を正確に区切る効用
最近DVDで観た「フォーン・ブース」という映画の特典映像「監督による音声解説」に以下のようなくだりがありました(監督はジョエル・シューマカー氏)。 “作品の質は費やした時間に比例する” そう考える人も多いけど、本作にも当てはまるだろうか。(その答えは)この映画を見る人たちの判断に任せよう。 僕は時間的な制約があったからこそ、ムダにする時間はないからこそ、気が緩むこともなかったし、スタッフも役者も瞬時に本能で行動できた。多くの映画は話し合いを重ね、シーンを撮り直したりする。もちろん、それは悪いことではないが、今回は検討を繰り返さずに作った。 ※( )内は筆者 -
ビジネス心理
心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら
初めまして、佐々木正悟です。 今日から、毎週木曜日だけ、「シゴタノ!」のエントリを書いていくことになりました。 どうぞよろしくお願いします。 私は「たぶん」うつになったことのある人間です。たぶんというのは、「うつ」らしかった時期に、そういう診断を受けずにきたから、正確なところはわからないのです。ただ、後から考えてみると、そういえば大学生の自分は、「うつ」だったのだろうな、と思えるだけのことです。 2007年2月2日付けでITmediaの記事は、「「うつ」にならない、繰り返さない」というものでした。記事の最後には、「予防のためのヒント」とあって、3項目が挙げられています。 要約すると、次のような内容です。 -
Journal
開いているプレゼンを閉じずに別のプレゼンを開く方法
昨日の『スピードハックス』出版記念セミナーでは、スライドショーを実行中に別のスライドショーを立ち上げて、再び元のスライドショーに戻る、ということを何度か行いました。 通常であれば、別のプレゼンテーションファイルのスライドショーを始めるには、いったん現在開いているスライドショーを終了させる必要がありますが、こうすると現実に引き戻されるかのように、プレゼンターの操作が観客に見えてしまうため、あまりスマートではありません。 -
思い出す技術
少し先に思い出したいことを安心して「忘れる」ための工夫
あとで思い出したい、もっと言えば、未来のある特定のタイミングに思い出したい、ということがあります。このような時に役に立つのが、リマインダーですが、使い込んでいくと「単に指定した日時に間違いなく思い出させてくれる」だけでは物足りなくなり、「もっと少ない手間で設定ができるといいのに」などと思うようになります。 さもなければ、 「リマインダーをセットするのは面倒だし、その時になれば思い出すだろう」 と高をくくって、結局「その時」を迎えるころには忘れてしまう、かもしれないからです。 -
Journal
取りかかる前に想定時間を見積もる意義
仕事をしていると、 「思った以上に時間がかかった」 あるいは、 「思った以上に時間がかかっている(まだ終わりそうもない)」 という状況に陥ることがあります。 また、 「気づいたらもうこんな時間だ」 という驚きを覚えることもあります。 後者の「もうこんな時間」は、「思った以上に時間がかかっている」に似ていますが、ここでは「仕事に没頭していたため、時間がたつのを忘れていた」というニュアンスです。 前者の「まだ終わらない」に、「思うように進まない作業を前に、頻繁に時間を気にして焦っている」というイメージがあるのに比べると、後者の「もうこんな時間」には余裕が感じられます。つまり、仕事に追われるのではなく、追いかけるような感覚です。 できることなら、時間に追われるよりも時間を追いかけたいものです。そこで、この2つの時間感覚について少し考えてみます。 -
最適化で快適化
書いた文章を後からたぐり寄せる仕組み
シゴタノ!では、エントリーの末尾に過去の関連エントリーを「<関連>」と題して紹介することがあります。関連エントリーは、その日のエントリーを書きながら「そういえば、以前も同じようなことを書いたっけ」と明確に思い出せることもあれば、キーワード検索をして、「こんなこと書いたっけ?」と自分で驚きながら“発見”することもあります。 同じ言葉を使っていなくても、言わんとしていることは同じ、ということもあるため、単純にキーワードで探すだけでは見つからないこともあるでしょう。つまり、言葉そのものではなく、メタな言葉、すなわち概念で検索したい場合があるわけです。 -
ツール紹介
読書管理ツールまとめ
前回の「ウィッシュリストで読書管理」というエントリーでは、その名の通り、読書管理ツールとして、アマゾンのウィッシュリストを活用する方法をご紹介しましたが、同じようなことは別のツール(Webサイト)でもできそうだ、ということで、以下2つでも試してみました。 1.ブクログ 2.本棚.org -
Journal
ウィッシュリストで読書管理
複数の本を並行して読むことが多いです。そして、気になった本があれば、すかさず購入してそれも「並行読書」のラインナップに加えます。一度に注意を向けられる数には限りがありますので、当然脱落していく本も出て来ます。こうして、いつしか積ん読本を積み増していくことになります。 自分の手に負えないくらいの数のお手玉は、自然とこぼれていくわけです。それだけならまだしも、本来読むべき本までこぼれていってしまうこともあります。いったいどの本を読めばいいのかが分からなくなり、カオスの中で、どうでもよい本に手を出してしまうという悪循環。このループを断ち切るには、自分が読んでいる本を「見える化」するとよいでしょう。 -
Journal
タスクは同じくらいの大きさに揃えておく
毎朝、タスクリストにならんだタスクをざっと眺めたうえで仕事を始めるわけですが、その際に、締め切りが迫っているものは優先して手をつけるにしても、それ以外のタスクの着手順序については、自分の「気まぐれ」に任されているのではないでしょうか。 -
Journal
自然界の原理に沿ってみる
以下のような質問をいただきました。 「バッテリー切れになるまでというタイムリミットをノートPCで活用する」というのは、なかなか使えますね。長持ちPCを切望していた私が、かなり意識的に変わったので、我ながら驚くのですが、このようなある意味一風変わった発想は、どういうところから編み出してきてるのですか? -
Journal
まず、元の状態に戻す方法を調べる
仕事をしている時に、なかなか決断をくだせない、あるいは折に触れて手が止まる、という“症状”が頻繁に認められるのであれば、これを疑ってみた方がいいかもしれません。 -
Journal
「いつかやりたいことリスト」の管理を外部委託する
仕事でも生活でも、 「今すぐでなくてもいいけど、いつかやりたいこと」 というものがあります。この対策として「いつかやりたいことリスト」を作るという方法があちこちで紹介されたり実践されたりしています。 でも、「今すぐ」でなければ、とりあえず保存しておくにとどまり、 「リストに追加したから大丈夫」 という安心感は得ただけで放置されがちです。もちろん、定期的にリストの内容をチェックして、「今すぐ」なタスクに“昇格”していくタスクもあるかと思いますが、何となく「まだやらなくてもいいか」という言い訳とともに、リストに戻されてしまうタスクもあるでしょう。 言うまでもなく、このプロセスは、自分の意志の支配下にあります。つまり、自分しか知りえない“処理”であり、時間の経過とともに、自分を取り巻く環境や状況、あるいは気分が変化することで、急に 「そうだ、あれをやろう!」 という“起用”もなくはないにせよ、こういった“大番狂わせ”はあまり期待できないでしょう。 言い換えれば、一度先送りと判断された「いつかやりたいこと」は、以降も繰り返し先送りにさらされやすくなるわけです。 この循環を断ち切る上では、自分以外の視点が役に立ちます。 -
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「その場」に行くたびに1つだけ片付ける
年末年始にまとまった時間ができたので、家中を整理整頓していたのですが、その過程でずっと頭の中にこだましていたのは、 「普段から少しずつ整理していれば、 これほどの手間と時間をかけなくても済むのに」 という恨み節。 でも、喉元過ぎればなんとやらで、ひとたび片付いて満足するとそんな苦労も忘れてしまうものです。そして、しばらくして再び散らかった状態が現出するにつけ「普段から少しずつ…」というぼやきが再来するわけです。 このループから抜け出すためには「普段から少しずつ整理する」をもう少し具体的に、言い換えれば実行可能なアクションに変換する必要があります。