以下のような質問をいただきました。
「バッテリー切れになるまでというタイムリミットをノートPCで活用する」というのは、なかなか使えますね。長持ちPCを切望していた私が、かなり意識的に変わったので、我ながら驚くのですが、このようなある意味一風変わった発想は、どういうところから編み出してきてるのですか?
質問いただいて、改めて考えてみたのですが、そこには“作用反作用の原理”が働いているのではないか、という気がします。
へこむから跳ね返る、刺激を受けるから反応する、という自然界の原理は我々の住む世界のあらゆるところで働いています。
仕事でも同様で、仕事がうまく進められるという現象もまた、何らかの「跳ね返り」あるいは「反応」だと思うのです。そうであれば、これに対応する「へこみ」や「刺激」というきっかけがあったはずです。
カフェで仕事に集中できるのは、普段なら行きたいときに行けるトイレが制限される、すなわち「へこみ」を受けているからと言えるでしょう。伸びきったバネは何の力も生み出しませんが、それは、いつでも行きたいときにトイレに行けるという状況のメタファーと考えられます。
つまり、行きたいときに行けることは何ら刺激にならないわけです。
今回の発想もそうですが、自然界の原理に沿うことで、文字通り自然と生まれ出てきて、その結果編み出されるのではないか、と思っています。
<関連>
・続・自宅をオフィスにするか、別に借りるか?
・手軽に「出直し」をするコツ
・締め切り直前まで仕事に手がつけられないのはなぜか?