フリーランスでの仕事を始めてもうすぐ6年になります(途中1年だけ会社員を掛け持ちしていたので実質5年)。基本的には自宅の一部をオフィスにして仕事をしていますが、自宅の外にオフィスを持つための試行錯誤が続いています。
今までの試行錯誤は、
・仕事仲間とマンションの一室(Studio仕様)をシェア
・ベンチャーを立ち上げた方のオフィスの一部を間借り
・カフェでまとまった原稿作成やプログラミング
・ホテルにこもって缶詰仕事
などなど、時と場合と必要に応じていろいろやってきましたが、いまだに「これだ」というスタイルが確立できていません。思い切って専用のオフィスを借りてしまうのが一番なのかも知れませんが、費用対効果の面であまり思わしくなく、また、自宅をオフィスにしている生活が長いこともあって、これと同等かそれ以上のインフラを新たに外に構築するコストや手間を考えるとゾッとするので、結局踏み切れずにいます。
仕事には山谷があるので、必要に応じてカフェやホテルを活用するのが今のところは一番面倒が少なく手っ取り早いスタイルなのかな、という結論に落ち着いてはいますが。。
以前も自宅をオフィスにするか、別に借りるか?というエントリでオフィスについてのもやもやとしたよもやま話を書いていましたが、外で借りる一番のメリットは不便利さが得られることです。
オフィスを借りることの最大のメリットは、実は不便さが得られることです。通勤が必要だったり、お腹がすいたらコンビニに走らないといけなかったり、といった不便な環境にあえて身を置くことで自分を「仕方がないから仕事でもするかー」というモードにシフトさせるうえで十分な不便さ。
最近フリーランスになったという方のエントリがありましたが、その中でも「オフィスは借りるべき」とされています。
フリーランスになってみて(栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ])
オフィスは借りるべき: 最初はコストを抑えたいので自宅で仕事ということも考えられるかと思いますが、家がものすごく広いとか独身であるとかでない限り、やはり自宅外にオフィスは借りた方が良いと思います。自宅で仕事するとどうしても公私のケジメがつかなくなってしまいます。自分の場合は特に弁理士業でかなり機密性の高い情報を扱いますので、自宅や他の会社の間借りでというわけにはいかなかった事情もありますが。
チェックリスト風にまとめると、
□1.コストを抑えたい
□2.家がものすごく広い、または独身である
□3.公私のケジメをつけるのは得意だ
□4.機密性の高い情報は扱わない
チェックが3つ以上の人 → 自宅オフィスで良いでしょう
チェックが2つ以下の人 → 外にオフィスを借りた方がいいかも…
チェックが1つ以下の人 → 絶対に外でオフィスを借りましょう!
僕の場合はすべてチェックがつくので、結局「自宅オフィスが良いでしょう」になってしまいます…。orz
とはいえ、気分転換も兼ねてやはり自宅以外でも仕事はしたいもの。かといってカフェだとPCの電源が心もとないですし(逆にバッテリー駆動でタイムトライアルという苦肉のワザが使えます)、ホテルにこもるのも何となく侘びしいものがあります。
そんなわけで、相変わらず今年もこの悩みとともに過ごすのかなぁ、と悶々としていたら保田さんのブログで魅力的なオフィスを知りました。
1月からの私の職場のお話なんですね。六本木ヒルズの49階にはライブラリーと呼ばれる場所があります。これは文字通り本がおいてある図書館ですが、どちらかというと本はサブ的な位置づけで、広い気持ちいい空間ですね。机と椅子があって、カフェがある場所。無線LANも入っているので、パソコンさえ持ち込めばインターネット環境も完備。
月額6,300円なのです。私みたいなアクティブニートにはめちゃ便利な場所。その辺のオフィスを借りるよりもずっと快適だし、お得。しかも、「ヒルズマジック」により、他人ウケも抜群。
と言っても、固定電話が引けるわけでもないですし、その住所で登記ができるわけでもないので、名刺にはヒルズの「ヒ」の字も書けないのですが、仕事をする上で固定電話はもう要らないし、ミーティングはクライアント先でやればいいし、住所なんて郵便物の送付のために必要なだけだから、自宅でいいし、となると、月額6,300円はめちゃお得。
ということで、来月以降はヒルズにいます、ハイ。すでにちゃっかりとライブラリー登録メンバーブログの欄にも載せてもらっています、あはは。
あはは。いや、これは素晴らしいですね!
というわけで、さっそく申し込みをしてしまいました。
飛び込み仕事などが入らなければ、明日にでも行ってみようと思います。