※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

開いているプレゼンを閉じずに別のプレゼンを開く方法

昨日の『スピードハックス』出版記念セミナーでは、スライドショーを実行中に別のスライドショーを立ち上げて、再び元のスライドショーに戻る、ということを何度か行いました。

通常であれば、別のプレゼンテーションファイルのスライドショーを始めるには、いったん現在開いているスライドショーを終了させる必要がありますが、こうすると現実に引き戻されるかのように、プレゼンターの操作が観客に見えてしまうため、あまりスマートではありません。

例えば、あらかじめ用意したプレゼンを見せながら話をしている最中に、会場からの質問を受けたり、何か補足説明をしようと思った時に、手元のPCにその内容に関連するプレゼンファイルがあれば、それを開くことで手っ取り早く説明できる、という場合です。

このような時は、前提として、

 1.プレゼンに使用しているPCがノートPCである(たいていノートPCでしょう)
 2.プロジェクタを「デュアルディスプレイ」として接続している

という2つの条件が満たされていれば、冒頭のように別のスライドショーをシームレスに始めることが可能です。

デュアルディスプレイとして接続していると、

 ・手元のノートPCにはプレゼンの編集画面が、
 ・スクリーンにはスライドショーが

それぞれ表示されるようになります(デュアルディスプレイではない場合は、手元のPCとスクリーンの両方に同一の画面が表示されます)。

そして、手元で別のアプリケーションを開いても、スライドショーを実行している限りは、スクリーン側はスライドショーが表示されたままになります。

この状態で、手元でエクスプローラを開き、目的のプレゼンファイルを見つけたら、右クリックして、「スライドショー」を選択します。

 

すると、スクリーン側にそのプレゼンのスライドショーが表示されます。

目的のスライドを見せて説明をし終えたら、ESCキーを押せば、新たに開いたスライドショーが終了し、それまでのスライドショーに復帰します。この間、プレゼンターの操作は観客には一切見せませんから、落ち着いて取り組むことができますし、見た目にも見栄えがよいのではないかと思います。

<関連>
『スピードハックス』出版記念セミナー