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リストに「区切り」を入れると捗る、その理由

大橋悦夫以下は、Instapaper(長文の記事を溜めておいて、空き時間に消化するためのツール)のスクリーンショットですが、年月日の区切りが目に入ってきます。記事は新しい順に並んでいるので、この状態の意味するところは「8月15日(火)と8月16日(水)の記事を1つずつ読めば、8月15日(火)と8月16日(水)のセクションも一緒に“処理”できる」です。

» Instapaper



リソースを節約できそうな印象

このように長いリストのところどころに区切りを入れることで、「これ全部ではなくて最初の区切りまでをとりあえずはやればいいんだな」という印象を与えることができます、自分に。

リストを目にしたときの圧迫感を引き下げられるわけです。

また、区切りの中身が小さければ「ここは一気に攻略してしまおう」とか、夜寝る前に「昨日届いた分だけはとりあえず読んでしまおう」といった意欲も湧きやすいので、結果としてリストの消化が進みます。

人は(というか脳は)とことん節約志向なので、少しでも魅力的に見せる工夫が必要です。何かを読むのはそれなりの注意力や精神力や知力を要しますので、読み終えたら相応のメリットが得られる保証が薄いと出し惜しむからです。

以下は、冒頭のスクリーンショットの再掲ですが、「8月15日(火)と8月16日(水)の記事を1つずつ読めば、8月15日(火)と8月16日(水)のセクションも一緒に“処理”できる」という状況です。



そこで、とりあえずその2本の記事を読んでアーカイブしました(区切りが詰まって空になります)。



すると、8月15日(火)と8月16日(水)の区切りは「用無し」になったので、これもアーカイブします。



ちょうど、テトリスのように、一気に消化が進みます。2本の記事を読むだけで4本の記事をアーカイブできるというトクした気分が味わえます。

「あの2本の記事を読めば、トクした気分が味わえる」というメリットが予感されるため、「出し惜しみ」を乗り越えやすくなるわけです。

日々のタスクリストにも

タスクシュートが一日を複数のセクション(時間帯)に分けているのも同じ理由からです。

セクションごとに攻略していくことで、限られたリソースを大事にかつ効果的に活用することができます。

» 「今日一日の区切りで生きる」ために「一日を6つの区切りに分ける」

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6つの大きな区画のいくつかをさらに細分化しています。

  • A:1.起床と朝食の間
  • B:1.起床と朝食の間
  • C:──朝食
  • D:2.朝食と昼食の間
  • E:2.朝食と昼食の間
  • F:──昼食
  • G:3.昼食と運動の間
  • *:──
  • H:4.運動と夕食の間
  • I:──夕食
  • J:5.夕食と入浴の間
  • K:5.夕食と入浴の間
  • *:──
  • L:6.入浴と就寝までの間

それぞれの区画ごとにどんな過ごし方をするのかを決めてあるので、これを目安に一日の計画を組むわけです。


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» 一日を複数のセクションに分ける効用
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↓「日付区切り」については以下の記事をご覧ください。

» Pocketに「日付区切り」を挿入しておくと、消化や整理が捗る
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