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今日一日の区切りで生きるために、一日を6つの区切りに分ける



『道は開ける』の中に以下のような問いかけがあります。

道は開ける 文庫版過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。

あなた自身で、次の5つの問いに答えてみていただきたい。

  1. 私は、未来に不安を感じたり、「水平線のかなたにある魔法のバラ園」に憧れたりして、ともすると現在の生活から逃避していないだろうか?
  2. 私は、過去の出来事──すでに決着のついたことがら──を後悔するあまり、現在をも傷つけていないだろうか?
  3. 朝起きる時に「今日をつかまえよう」──この24時間を最大限に活用しよう──と心に誓っているだろうか?
  4. 「今日一日の区切りで生きる」ことによって、人生をもっと豊かにできるだろうか?
  5. 以上のことをいつから始めるべきか? 来週から?……明日から?……それとも今日からか?

大橋悦夫

こういう問いに向き合うと、今日という一日を大切にしなくては! と気合いが入ります。
でも、一日という単位は気合いを入れ続けるには長すぎると感じています。

そこで、一日を6つの区切りに分けます。

一日を6つの区切りに分ける

具体的には以下の通り。

  • 1.起床と朝食の間
  • 2.朝食と昼食の間
  • 3.昼食と運動の間
  • 4.運動と夕食の間
  • 5.夕食と入浴の間
  • 6.入浴と就寝までの間

区切る基準としては、毎日必ず発生する主要なイベントに注目します。“あいのり”するのに都合がよいからです。

僕の場合は以下の5つです。

  • 朝食
  • 昼食
  • 運動
  • 夕食
  • 入浴

5つのうち「運動」は習慣化していないと発生しないイベントではありますが、それ以外の毎日必ず発生するので、それらの間に置いておくことで、習慣化しやすくなります。

これらのイベントには次のような共通点があります。

  • まとまった時間をとられる
  • 時間帯を大きく動かすのが難しい

少しの時間で済ませたり、時間帯を大きくずらすと、身体を壊す原因になります。

毎日欠かさず繰り返す「儀式」だからこそ、丁寧にかつ確実に執り行う、つまり、始める時間を「きちんと」守るようにするのです。

これらのイベントが常に定刻通りに始められるようになると、上記の区切りを信頼できるようになります。

言い換えれば、これらのイベントが一日を複数の区画に分ける“仕切り板”のような役割を担うようになるわけです。

各区画は長さはまちまちですが、それぞれの区画ごとに向く予定と向かない予定があるはずです。

  • 資格試験の勉強であれば、エネルギーの高い1か2が良いでしょう。
  • 部屋の掃除は、眠くなりそうな3が良いかもしれません。
  • 子どもと遊ぶのは、4だとキリがつけやすそうです(運動も一緒にできるかも)。

これらを踏まえて、適切な区画に適切なタスクを収めるようにすると、一日トータルの成果と満足度がアップします。

ちなみに、僕は5つのイベントの開始時刻を以下のように決めていて、これを守るようにしています。

  • 朝食 08:00~
  • 昼食 12:00~
  • 運動 15:00~
  • 夕食 17:00~
  • 入浴 21:00~

最初はなかなかこの通りにいきませんでしたが、きちんと守ることで、毎日同じ長さの区画が確保できるので、計画的な行動がとれるようになります。

計画的な行動がとれれば、望ましい結果が得られるので、これがポジティブなフィードバックとなって「明日も守ろう」という気持ちが生まれ、守れるようになります。

タスク管理ツール「TaskChute2」にはセクション(時間帯)を設定する機能があるので、これに合わせて以下のように区切っています。

20131017223221

6つの大きな区画のいくつかをさらに細分化しています。

  • A:1.起床と朝食の間
  • B:1.起床と朝食の間
  • C:──朝食
  • D:2.朝食と昼食の間
  • E:2.朝食と昼食の間
  • F:──昼食
  • G:3.昼食と運動の間
  • *:──
  • H:4.運動と夕食の間
  • I:──夕食
  • J:5.夕食と入浴の間
  • K:5.夕食と入浴の間
  • *:──
  • L:6.入浴と就寝までの間

それぞれの区画ごとにどんな過ごし方をするのかを決めてあるので、これを目安に一日の計画を組むわけです。

とにかく5つの主要なイベントの開始時間を守ることがすべての始まりになります。この土台がしっかりとしていれば、その上に乗るタスクの運行も安定するからです。

たくさんあると思っていた時間が、区画に分けてみることで意外と少ないように感じられるため、区画ごとの限られた時間を新鮮な気持ちでたいせつに使うようになるはずです。



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