プログラムのコードを書くことと、これを実行することは同時には行えないので、おのずとシングルタスクになる。
- 1.コードを書く
- 2.実行して動作を確認する
同様に、仕事についても、
- 1.手順を考えて書き出す
- 2.手順に沿って手を動かす
という2つに分ける。
これを徹底すると、手順のストックが増え、考えなくてもできる仕事が増える。
より多くの時間を新しい手順を考えることに使えるようになる。
手順を手直しする
ところで、この2つを入れ替えてみるとどうなるか。
- 1.手順を考えて書き出す
- 2.手順に沿って手を動かす
↓
- 1.とりあえず手を動かしてみる
- 2.どのように動かしたのかの書き留める
何もないところでいきなり手順を書く代わりに、とりあえず手を動かしてみる。
手を動かしてみれば、何らかの結果が得られる。
その結果が得られるまでにどのように手を動かしたのかを忘れないうちに手順として書き留めておく。
これで最初の手順(=試作品)が手に入ったので、これをもとに
- 2.手順に沿って手を動かす
に進むことができる。
ここに至って、最初に書いた
- 1.手順を考えて書き出す
- 2.手順に沿って手を動かす
という2ステップは、
- 1.とりあえず手を動かしてみる
- 2.どのように動かしたのかの書き留める(=試作品としての手順)
- 3.手順に沿って手を動かす
という3ステップに組み替えることができた。
1をやったら、忘れないうちに2もセットでやっておく。
2までやっておけば、時間が空いても2を足掛かりにして3に進むことができる。
1までやったところでやめて放置すると、また1からやり直しになってしまう。
一方、「手順に沿って手を動かす」ことで、より良い手順を発見できることがある。
これも書き留めておく。
すると、
- 1.とりあえず手を動かしてみる
- 2.どのように動かしたのかの書き留める(=試作品としての手順)
- 3.手順に沿って手を動かす
- 4.より良い手順を発見したら書き留める
という4ステップに拡張できる。
あとは、3と4を繰り返すことで仕事が回っていく。