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一日の過ごし方を時間帯ごとにきちんと決めるとうまくいく



大橋悦夫一日という時間は長いので、ずっと同じ自分ではいられません。

言い換えれば、一日は何人かの自分によって分担されている、ということです。

書く仕事が得意な自分もいれば、考える仕事が得意な自分もいます。疲れていて単純作業しか受け付けないという自分もいるでしょう。

スケジュールどおりにコトが運ばないのは、このことを考慮に入れていないから、という可能性が高いです。

  • 朝はクリエイティブな仕事が向いている
  • 午前中にブレイン・ワークに取り組む
  • 午後は頭を使わずにすむ仕事でやり過ごす

などと、ものの本には書かれていることが多いですが、言うまでもなくこれらの組み合わせは「人それぞれ」です。

従って、時間帯ごとにどんな仕事がフィットするのかを自分自身で取っかえ引っかえ試す必要があります。そうすることで初めて、自分にとってぴったりの一日の“布陣”を敷けるようになります。

一日の仕事を複数のセクションで分担する

次の2つのステップです。

  • 1.自分の一日を意味のある単位(=セクション)に分ける
  • 2.セクションごとに最適な仕事をアサインする

まず、1の「意味のある単位」とは、明らかに直前の時間帯とは異なる気分、あるいは心持ち、あるいは疲労度が感じられるときにそこで区切られた結果生じるものです。

TaskChuteたすくまではこれを「セクション」と呼んでいます。

セクションという言葉は会社の「部門」をまっさきに連想する方が多いと思いますが、意味的な同じことです。

  • 会社は複数の部門(セクション)で構成されている
  • 一日は複数の時間帯(セクション)で構成されている

会社において、間違った部門に間違った仕事を依頼すれば期待した成果が得られないのは当然でしょう。

同様に、一日の中で、間違ったセクションに間違った仕事を割り振っていれば、うまくいかないのです。

そのためにも、一日の中で、何人の自分がいるのか、そして、それぞれが何を得意とし、何を苦手としているのかをまずは把握することが最初の一歩になります。

朝一番にメールチェックはOK? NG?

朝、パソコンに向かったときに最初にすることはメールチェック、という人は少なくないでしょう。朝一番にメールチェックをするのはOKかNGか。多くの本では「NG」としているのをよく見かけます。

でも、朝一番でメールチェックをしないことには仕事が始まらない、というケースもあるので、これも「人それぞれ」です。

たとえば、チームで仕事をしている場合、メールで届く通達事項の確認を怠ったがために、やらなくてもいい余計な作業をして時間をムダにしてしまう、といったことが起こりえます。

従って、自分の置かれている環境ではどちらがいいのか、を考える必要があります。どちらを選ぶにしても、「○○だから朝一番にメールチェックはしない/する」という根拠を明確にしておくと、迷わずに済みます。

「朝一番のメールチェックはNG」の立場をとっている事例として、『新・ガラクタ捨てれば自分が見える』という本から引用します。

朝一番にメールをチェックするのをやめましょう。本気で言っているのです。仕事上、絶対に必要ならば仕方ありませんが、これは大きな障害物になりかねません。

一日の終わりには、全てに返信したものの、他のことはろくに手につかなかったと感じるでしよう。

私はその日にやると決めたことを終えるまで、メールのチェックをしないようにしています。それは大概午後なので、朝はとても仕事に集中できるのです。

「集中できる」とありますが、これは言い換えるなら「セクションにこだわる」ということになります。

「文章を書くためのセクション」とか「ミーティングをするためのセクション」という具合にセクションごとに過ごし方を決めておき、これを守ること。それが「セクションにこだわる」の意味です。

恣意的に決めるものではありますが、時間帯に応じた自分自身の体調やモードに合わせて決めているところでもあるので、慣れてくれば「今はこれをするのが自然だ」と感じられるようになり、それぞれの時間帯をスムーズに過ごせるようになります。

ちなみに、上記で引用した『新・ガラクタ捨てれば自分が見える』は、いわゆる「片づけ本」に分類される一冊ですが、スッキリした仕事環境を作るための指南本としても有用です。

» 新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)