私はプロジェクトの締め切りを決めるとき、◯月末や、◯月中旬といった言葉を使いません。
先の話に思えても、必ず具体的な日付にします。なぜならそうすることで楽に仕事が進むからです。
今日はその理由についてお話します。
- 1.取り組み意識が強くなる。
- 2.残日数を正確に把握できる。
- 3.スケジュールを立てるきっかけになる。
1.取り組み意識が強くなる。
月末や中旬といった言葉は締め切りにぼんやりとした印象を与えます。締め切りをぼんやりとしか認識できないプロジェクトは、先送りされやすく、結果として締め切りの直前で慌てることになるのです。
逆にきちんと日付で書き出した場合には、締め切りが明確になることでプロジェクトへの取り組み意識が強くなります。
私はプロジェクトの一覧表に、「〆締め切り日-プロジェクト名」と記入して管理しているため、きちんと日付が書かれていることで特にそのプロジェクトへの締め切り意識が強くなっています。
2.残日数を正確に把握できる。
締め切りを日付で書きだそうとした場合、締め切りは営業日にするべきですから、自然とカレンダーを見ることになります。すると、締め切りまでに残された日数も同時に確認することになるのです。
例えば、今日が20日(木)で、月末を締め切りと考えていた場合、なんとなくあと10日ぐらいあるように思ってしまうかもしれません。
しかし実際には29(土)、30(日)31(月)ですから、予備日を考えれば28日(金)を締め切りにするでしょう。
しかも、来週の月曜は終日出張の予定でした。すると、実際に残された日数は、金曜+火曜~金曜の5日間しかないことがわかります。
このように、締め切りを日付にすることを徹底すると、その流れで締め切りまでの残日数を正確に把握することができるのです。
3.スケジュールを立てるきっかけになる。
こうして残された時間を正確に把握すると、少し焦りが出てくることもあるでしょう。
そうするとしめたもので、その感情の勢いを利用して、「いつ・何をやる」という日ごとのスケジュールにまで落とし込んでしまいます。
プロジェクトを進めていくとき、まず面倒なのがスケジュールを立てて見通しをつけることですから、締め切りの日付を確認する作業からそのままスケジュールの立案までいけたなら良いことです。
このように、「プロジェクトの締め切りを必ず具体的な日付にする」だけで仕事が進んでいくため、私はこの習慣を徹底するようにしています。
「事前に締め切りは決めていたはずだけれど、いつも直前でバタバタしてしまう」という人はぜひお試しください。
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