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自分の活動を人に正しく「分かってもらう」のは難しいが…



大橋悦夫2023年8月9日(水)

以下のポストを読んで、ふと1985年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあるシーンを思い出した。

人生は「運」の要素が強すぎるので、必ず『時間のポートフォリオ』を組むようにしてる。

80%の時間を「他人に説明して納得してもらえる活動」に使い、20%の時間を「他人には納得してもらえないけど自分は可能性を感じる活動」に使う。

結果だけ見れば「説明不能な20%の活動」にいつも助けられてる。

主人公のマーティが高校のダンス・パーティーで「Johnny B. Goode」をノリノリでギター演奏するシーン。

演奏後に、ぽかんとした聴衆に対して

まだ君たちには早すぎたかな。でも、君たちの子どもは気に入るよ。

と伝える。

自分ではどんなに自信を持っていても、あまりに新しすぎると理解が得られない。

そうなったら、理解を得ることはいったん諦め、雌伏して時を待つしかない。

「他人には納得してもらえないけど自分は可能性を感じる活動」からはそんなニュアンスを感じた。

ところで、このシーンのことはScrapboxにメモしていたのだが、そのメモを探すために「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で検索したら、別のシーンのメモが先に見つかった。

むしろこちらのシーンの方がしっくりきた。

マーティが高校のラウンジのような場所でまだ十代の父ジョージに向き合い、以下のような会話を交わすシーン。

  • 父:SF小説を書いているんだ。宇宙からの訪問者とか…
  • マ:そんな才能があったなんて知らなかった! ちょっと読ませてよ。
  • 父:だめだよ、誰にも見せたことないんだ。
  • マ:なんで?
  • 父:もし才能がないと言われたら? 君には分からない不安だ。
  • マ:いや、分かるよ。よく分かる。

父はせっかく「自分では可能性を感じる活動」に打ち込んでいるのに、それが理解されない不安や否定される不安が大きすぎて、得られるかもしれないチャンスを逸している。

マーティのようなよき理解者、すなわち最初のフォロワーがいれば、この不安を克服できたかもしれないのに。

最初のフォロワーといえば、デレク・シヴァーズの以下の動画を思い出す。

最初のフォロワーというのは実は一種の指導者でもあり、彼の勇気ある行動が1人の変人をリーダーに変えるのです。

自分のことをふり返ってみても、「可能性を感じるものの、あまりにもマニアックすぎる活動」に打ち込み続けた過去があり、その活動に興味を持ってくれた最初のフォロワーがいてくれたことで今がある、ので実によく分かる。

不安があっても自信がある限りは、最初のフォロワーが現れるまで黙って薪をくべ続けるしかない。