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早起きとランニングに共通する、最初辛い習慣を続ける3つのコツ

By: Public Affairs Office Fort WainwrightCC BY 2.0


池田千恵
先日、荒川沿いを走るタートルマラソンに参加してきました! エントリーしたのはハーフマラソン。

目標タイムは2時間半で、2時間18分でゴール。かろうじてクリアできました。去年初フルマラソン(ホノルル)が6時間9分の私としては上出来。

こう書くと、「もともと体力があるんでしょ」「トレーニングをずっと継続して頑張ってきたんだから当たり前でしょ」「運動神経がいいんでしょ」と思われてしまうかもしれませんが、実はかなりの運動音痴です。

未だに逆上がりができませんし、小中学校のマラソン大会は、仮病で欠席しようとしたり、わざと風邪をひこうとして薄着で外にでたりしていました。

しかも、去年の初フルマラソン(12月のホノルルマラソン)以降燃え尽き症候群になり、8月までは全く(1キロも!)走っていなかったのです。今年もホノルルマラソンに勢いでエントリーしてしまった手前、これはやばいと思ってやっと9月に重い腰を上げた次第。

こんなグダグダな私がどうして今回、ハーフマラソンの目標タイムを達成できたか。それは「仕組み化」「見える化」「ごほうび」を意識していたからです。



まず、忙しくてなかなか走れないという悩みがあったので、無理にでも走るように、フィットネスクラブに申し込みました。(仕組み化1)

フィットネスクラブの場所は、オフィスから少し離れた、家→オフィスとは違う電車の路線の場所(フィットネスクラブからオフィスまでは徒歩15分程度)に決めました。その上で家→オフィスまでの定期券をやめて、家→フィットネスクラブまでの定期券を買いました。朝家を出て、フィットネスクラブまで電車で向かい、トレーニングが終わったら徒歩でオフィスに向かうというルートを作ってしまったわけです。(仕組み化2)。

仕組み化で無理をしてまでお金をかけてしまったので、お金を回収しようという意識から運動せざるを得ない状況に自分を追い込みました。

ここまで読むと、かなりストイックだから自分にはできない、と思われるかもしれません。しかし、こうして、「しょうがないけどやらざるを得ない」状況になってしまうと、もうやるしか道はないので、かえって開き直ることができるようになります。また、「仕組み化」だけだと息が詰まってしまいがちですが、「見える化」と「ごほうび」を作ることによって、最初苦行だと思っていたことも、だんだん楽しくなってくるのです。

「見える化」を意識するために、毎日の走行距離、走行時間を手帳に記録しました。

最初は辛いかもしれませんが、トレーニングと記録をとにかく1週間続けます。すると、自分が走ることができる距離が徐々に伸びてくるのが「見える」ようになります。こうなればもうしめたもの。だんだんと、昨日の自分の記録を塗り替えることが楽しくなってきます。

そして最後に「ごほうび」です。

私の場合は飲み食いが大好きなので、トレーニングした日はいつもより多めにご飯を食べていい、とか、ビールを多めに飲んでいい、というように、自分を甘やかすようにしています。(そのせいで、走っているのに全然痩せないのが悩みではありますが...)先述したハーフマラソンの時は、完走後のビールと、スーパー温泉でのんびりすることを楽しみにひたすら走りました。

振り返ると、私が早起きを定着できるようになったのも「仕組み化」「見える化」「ごほうび」があったから。そして、先日発売になった『朝活手帳2011』も、この3つのコツを意識して設計しました。(『朝活手帳2011』について説明したシゴタノ!エントリはこちら

  1. 「仕組み化」・・・前日に朝やることを決めておく、朝会を主催するなど
  2. 「見える化」・・・睡眠時間、起床時間を記録し、体調と向き合う、頭の中の「モヤ様」を記入するなど
  3. 「ごほうび」・・・30分ポイント制、ポイントがたまったらごほうび、早起きのメリットがわかる読み物ページなど


こうして「仕組み化」「見える化」「ごほうび」の3つを意識することで、「習慣化したい。でも辛い/面倒でなかなかできない」と思っている目標はたいてい達成できます。これはマラソン、早起きに限らず、受験勉強や家事などにも通じるので、ぜひ意識してみてくださいね。

 


▼編集後記:
池田千恵
東京マラソンは落選してしまいました(涙)。通った方、頑張ってくださいね。

さて、10キロ以上走る方に超オススメなウェアが、ワコールが出しているCW-Xという商品。



これを履く前までは、10キロ以上走るとヒザがすぐに痛くなっていたのですが、今は驚くほどラクになりました。レース中給水所で水をもらった時、このパンツの上からヒザに向けて水をかけると、気化熱で足がひんやりしてすごく楽になりますよ。

 
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。