※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

夜思いっきり飲むために早起きする!「逆説の早起き術」

池田千恵
遅ればせながら、あけましておめでとうございます! 2010年初のシゴタノ!更新となります。今年も早起きを楽しく続けるためのちょっとしたコツについてお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしくおねがいいたします。

さて、新年の目標の一つとして、「早起き」を掲げられた方も多いのではないでしょうか。去年を振り返り、気持ちも新たに誓いを立てるのは素晴らしいことだと思います。今の自分からもっともっとバージョンアップしたい、という気持ちから、ちょっと自分には無理めかな?という目標を立てられた方もいらっしゃるでしょうね。
そんな中、告白することではないかもしれませんが...。実は私、夜おいしいお酒を思いっきり飲みたいからこそ、早起きをしているといっても過言ではありません。

健康の象徴とも言える早起きと、怠惰の象徴のようなお酒。イメージにギャップがありすぎますよね。でも「何のために早起きをするか?」を突き詰めると、かけ離れたものでもないのです。私にとって「おいしいお酒を思いっきり飲む」ということは、「一日の終わりに達成感と充実感を得ながら生きていく」ということと同義だからです。

 
私は、早起きは一日一日を思いっきり、密度濃く生きるための手段だと思っています。ちょっと極端かもしれませんが、今日一日やり切った!もう思い残すことはないから、明日死んでもいい!と思えるように生きるのが理想なのです。

朝9時までの朝の静かな時間を、段取りを考えたり、計画、目標を設定したりという「思索と思案の時間」にあてます。そして朝9時の始業以降は、淡々とすべきことを片付けていきます。その結果、段取りよく物事が進み、夜は達成感とともに祝い酒を飲むことができるのです。その日の「やりきった!」というさっぱりした気持ちとともに、思いっきり好きなお酒を飲みたい。それが私にとってのモチベーション。やるべきことが終わらなかったという中途半場な気持ちで飲むお酒はまずい!どうせ肝臓を酷使するなら、いい気分で酷使したほうが体にも心にもいい、そう思いこんでいます。

もちろん外部要因があったり、自分の見積もりの甘さがあったりするので、毎日順調にやりきった感がある訳ではなく、時にはやり残しもあります。それでも、朝考える、という一手間があるかないかでは、作業効率に雲泥の差が生まれるのです。

ただ単に「早起きをする」ということ自体を目的にしたり、「世のため人のために早起きする」といったように、進んでいる実感がわかない目標のもと必要以上に頑張ったりすると、早起き出来なかったときに自分を責めてしまいます。第一疲れてしまい1年は絶対に続きません。そんなときは、「自分は早起きして、その結果どんな気分を味わいたいのだろうか。どんな状態が幸せなんだろうか」と、いったん立ち止まって下さい。

20100109

 
まとめると、以下の3点を念頭に置くのをおすすめします。

  1. 自分は、何のために早起きしたいかを考える
  2. 早起きしたことによって、自分はどんな気持ちを味わいたいかを考える
  3. 目に見える「ごほうび」や「区切り」を与える

 
そうすれば、肩に力が入らずに、楽しんで早起きができるようになる上、続けられるようになりますよ。

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
池田 千恵
マガジンハウス ( 2009-07-23 )
ISBN: 9784838719938
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

▼編集後記:
池田千恵
2010年1月5日の日経新聞夕刊にて、お茶の水女子大学名誉教授 外山滋比古さんがイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩を紹介されていました。

朝は考え/昼ははたらき/夕べに食し/夜は眠るべし

朝考えるというひと手間を作ることで、「あー今日もいい一日だった!」と満足して寝ることができるよう、今年もつきすすみます!

 
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。