※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

新年の大志を絵に描いた餅にしないための「スケジューリングテンプレート」

池田千恵
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。2011年初のシゴタノ!更新です。今年も朝4時からエンジン全開で参ります。どうぞよろしくお願いいたします!

新年もあっという間に1週間が過ぎました。年始に「今年こそやるぞ!」と大きな目標を立て、希望に燃えて数日過ごした後、「で、どうやって? ほんとにできるの?」という現実に引き戻され、目標を達成するためにすべきことがあまりにも多くて、ちょっと途方にくれる時期かもしれません。(かくいう私もそうです)

「Fake it till you make it. (できるようになりたいなら、できるようなふりをしろ)」という言葉があります。ビッグマウスになれ、という意味ではありません。余裕があるふりをしながら、必死で余裕な自分に追いつくように努力せよ。という意味です。私はこの言葉が大好きなので、毎年、自分にはちょっと無理かな?と思うような、背伸びをした目標を自分に課すことにしています。

でも、この言葉を胸に年末年始、大風呂敷を広げてしまうものだから、冷静になったときに「あー言っちゃったよ」「さて、どうしたものか」と、内心ドキドキしているのも事実。

そんなとき、熱くなった頭をいったんクールダウンし、具体的行動に落とし込むために私が使っていのが、今回紹介する「スケジューリングテンプレート」です。


テンプレート自体はとてもシンプル、左から右に時系列で日付を書き込み、左横に自分が立てた目標から割り出した、すべきことを項目分けします。このテンプレートにいつ、何をするかをタスクとして細かく書き込んで行き、タスクが終了したら赤ペンで消す。それだけです。私の場合は、イッパイイッパイになりそうだ! と感じた時、2週間~1.5ヶ月くらいの単位でこのスケジュールを作っています。

手帳のマンスリー部分で上記のようなプロジェクト管理をする手もありますが、そのやり方だと視線が上下左右に動いてしまうせいか、いつ、何をやらなければならないかが「見える化」しづらいと感じています。今回提案したテンプレートだと、すべきことが一覧として時系列でパッと目に入るようになります。

やることがたくさんありすぎたり、掲げている目標が大きすぎたりして気が遠くなりそうな時も、このスケジュールで毎日具体的に何をすればいいかを書き出していくと、心がだんだん落ち着いてきて、前に進む気力がでてきます。イッパイイッパイでもうできない! と思っていたことが、書き出してみると意外とたいしたことがない量でほっとしたり、逆に余裕だと思っていたことが、急いでやらないと間に合わないと分かったりします。

これは前職のコンサル会社でプロジェクトをスケジューリングする時に使っていた「型」をベースとしていますが、私なりのこだわりが2つあります。

  1. 仕事もプライベートも全部入れ込んでしまってスケジューリングする
  2. 手書きで書く

 

仕事の自分も、プライベートの自分も全部同じ自分。無理に切り替えるから余計な負荷がかかってしまいます。プライベートの充実が仕事の生産性にもつながってくるし、逆もしかり。だから、仕事用のスケジュール、プライベートのスケジュールといった区分けはせず、全部1枚にしてしまいます。

手書きを個人的におすすめするのは、以下の理由からです。

  • すぐに消したり書き直したりできないから、慎重に考えることができる
  • ノートに書くこと「しか」できないという制約条件がクリエイティビティを育てる(PCで作ると、ネットで検索できたり、メールチェックできたりと、いろいろ楽しい誘惑があるため、なかなか腰を据えて考えられない)

 

もちろん、このスケジューリングは朝行うのをおすすめします! 朝の時間で考えることをおすすめする理由は過去記事「自分の勝ちパターン/負けパターンを知る! 朝の思考癖分析法」を参考にして頂けると嬉しいです。

なお、このスケジュールが書かれているノートは、2010年12月17日にワールドビジネスサテライトに出演させてもらった時にもちらっと公開しています。(当日の映像はYoutubeにアップされていたので、私のブログ『図解化コンサル池田千恵の「人を動かす1枚図解」』でリンクしました。お時間があったらご覧いただけると幸いです)
せっかく立てた目標を少しでも前に進めるために、このテンプレートがお役に立つことを祈っています!

 

 

▼編集後記:
池田千恵
お陰様でご好評頂いている『朝活手帳』

店頭、ネットでの品切れ続出ということで、版元のディスカヴァー・トゥエンティワン様よりご連絡頂きました。

なんと、2月に、1年中朝活がスタートできる、日付フリー版『朝活手帳』を新た出版できることになったのです!

これで、欲しいと思っている方に確実に手に届き、かつ、早起きをしたい! と思っている方に、時期に関係なく手にとって頂けるようになりました。本当にありがたいことです。

朝活手帳で幸せになれる人がますます増えますように!

▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。