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「嫉妬年表」は夜作り、朝見直す

池田千恵
私は放送作家の鈴木おさむさんのブログが好きで、よくチェックしています。

» 放送作家 鈴木おさむのネタ帳

日々のできごとを淡々と書いているように見えて、ちゃんと記事のひとつひとつにプロの鋭い視点や気づきが入っているので、おもしろい上に勉強になります。最後が毎回質問で終わるため、コメント欄もいつも賑わっていて、様々な立場でつけられたコメントを覗くのも楽しみです。

ブログで興味を持つようになり、ご著書『テレビのなみだ』を読みました。


鈴木おさむさんの初めてのビジネス書ということで、テレビの現場で学んだ仕事に対する心構えが具体的エピソードとともに書かれていて、軽く読めるのに深い学びがある本でした。中でも、「嫉妬年表」という考えがおもしろいな、と感じました。

嫉妬年表とは、鈴木さんが、自分がどんな人に嫉妬してきたかを客観的に見るために作ったもの。自分の年齢をまず書いて、その横に一番嫉妬心を抱いてきた人の名前をずらっと書いてみます。そのことにより、自分がいつ、どんな時、どのようなタイプの人に嫉妬するかが分かったとのこと。嫉妬対象が変わるたびに、それが自分の成長の記録となっていることが分かったそうです。

誰でも、「あの人にだけは負けたくない」とか、「自分はこんなに頑張ってるのに、なんであの人だけが」とかいう、どろどろとした感情を持つことはあると思います(もちろん私も経験があります)。でも、その感情をそのままにせず、自分を成長させるためのエンジンにするか、それとも相手を恨んで終わるかが成長の分かれ道。ペンを手に取って記入することにより、自分を客観的に眺め、冷静な自分を取り戻す手法が拙著の『夢が現実化する「1枚図解」』で提唱するやり方と同じで、勝手に親近感を抱きました。

そこでこの年表からヒントを得て、嫉妬年表をより効果的に使うためのテンプレートを作ってみました。

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今回のテンプレートを利用する際のポイントは、あえて「夜」書きはじめるということ。前回執筆した記事「自分の勝ちパターン/負けパターンを知る! 朝の思考癖分析法」では、朝の時間で自分の思考癖を分析すると、余計な感情抜きに客観的事実を持って分析できる、と書きました。しかし今回は「嫉妬」というどろどろした感情だからこそ、それをムキダシにできるように「夜」を利用してしまうのです。

そして、その感情が生まれた後の自分の行動や、その結果どうなったかを、一晩寝かした上で朝見直すようにすれば、今度は「感情」だけでなく「事実」にフォーカスして冷静に分析できるようになるので、嫉妬年表の効果はさらに高まります。

自分の貴重なエネルギーを嫉妬で終わらせて気持ちをマイナスに向けず、前に進む糧にするために、このテンプレートを試してみていただけると嬉しいです。


▼編集後記:
池田千恵
 先日、著者仲間とこんなイベントを企画しました。

» 「朝活手帳」で「年収1000万」を目指す人は「財布を変えましょう」片瀬江ノ島「江島神社」早朝参拝

平日水曜の朝7時半に、小田急線の片瀬江ノ島駅で待ち合わせて皆でお参り。本の売り上げをすべて奉納するという企画です。

平日、しかも江ノ島なのにもかかわらず、30人を超える方が集まってくださいました。本の売上げ8万400円は、心を込めて奉納。天気も良くて富士山も見えて、朝陽、富士山、神社のパワーを体いっぱい浴びてきました。

当日の模様はBefore9プロジェクト公式ブログに書きましたので、もし良かったら覗いてみてくださいね。

今後も楽しくて、つい行動しちゃいたくなるような企画をどんどん考えていきます!


▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。