不思議な図書館とベック君
ベック君は図書館にいた。
本を探していたが、何の本かを思い出せない。
ふらふらと本棚の間をすり抜けていく。
不思議なことに、いくつかの本棚で同じ本が並べられていた。
ベック君:誰だ、ちゃんと元の位置に戻してない奴は!
ベック君は本を取りだし、元あった位置に戻そうと、
あたりの本棚の分類名を確認した
ベック君:あれ、オオハシ部長の本棚?ラシタさんの本棚?なんだこれ?
ベック君が思案しているその時「トトトトトトっ」と何か足下で走る音が聞こえた。あたりを見渡すと、一匹のハムスターが壁に向かって走っている。明らかに変な点をあげるとするとハムスターはタキシードとシルクハットを着用し、2速歩行で走っていた。
ハムスター:大変だ大変だ!お茶会に遅れてしまう!
ベック君:(しゃべった!まじで??しかも、なんであのハムスタータキシードとかきてるの?)
ハムスターは壁際で立ち止まった。よくよく目を凝らすと小さな扉があった。ハムスターは鍵を開け、扉の奥へと姿を消した。
ベック君:なんかわからんが、この展開はきっとどこかに「Drink me」ってかかれたクスリがあるはず。
周りを見渡すと一冊の本がおいてあった。予想どおり「Read me!」と書かれた付箋が貼られている。
開いてみるとそこには「三回まわってワン」とだけかかれていた。
ベック君:なんじゃこりゃ!まあ、仕方ないか、やってみよう。
三回まわって小声で「ワン」と言ってみたが、何も起こらない。いぶかしく思いながら、ページをめくる。
ベック君:なになに「ログイン完了。特に今の動作に意味はない。」って、意味ないんかい!
ベック君は関西弁はラシタさんだけという設定を無視したツッコミを入れる。よくよく本を読み進めてみると、どうやらこの図書館「メディアマーカー」の手引書らしい。
ベック君:なになに、僕の本棚も作れるのか、へー。あ、お帰りはこちらって章がある、どれどれ。
そこにはさっきハムスターが消えていった小さな扉から右に折れた突き当たりに出口があることが書かれていた。ハムスターが消えていった扉には「館長専用出口」と書かれている。
ベック君:あのハムスターが館長!?
──ところ変わってバーMH
時折ぶつぶつ言いながら気持ちよさそうに眠るベック君の横でごりゅ殿とマスターノキバが話をしていた。
ごりゅ殿:どんな記憶にいれかえたんすか? さっきからハムスターが館長とか訳わかんないこといってるんすけど。
マスターノキバ:MediaMarkerの研修用プログラムですよ。
ごりゅ殿:なんかメンドウそうですね。ところで、マスター、帰ってくるの早くないっすか?
マスターノキバ:超時空転送というのは空間だけでなく時間もある程度移動できるんです。
ごりゅ殿:すごいっすね。ベック君起きないからビールもういっぱいもらってもいいですか。
結局ベック君が不思議な図書館から帰ってくるまでにごりゅ殿は7杯のビールを空ける羽目になったという。
MediaMarkerで快適読書生活(連携編)
さて、前回はMediaMarkerの紹介とどういったことができるかを紹介しました。今回はMediaMarkerのTwitter連携機能や、リマインダー/フィードなどをEvernoteに取り込む方法などをご紹介したいと思います。
■Twitter連携を使って各種更新情報をTLに乗せる
Twitter連携機能を機能を用いれば、本などの登録、購入、読了などのステータス変更や1週間分のサマリ情報をTwitterに通知することができます。Twitterにつぶやいた内容をEvernoteに送る場合は、Twtr2srcなどのサービスを用いるとよいでしょう。
設定画面の「Twitter投稿」から認証とTwitterに通知する項目を選択します。
設定後、MediaMarker上でステータス変更を行うと・・・
こんな感じでつぶやかれます。
■リマインダーメールを活用する
リマインダーメール機能を用いれば、メールアドレスを指定して、1週間のサマリデータや、特定条件で絞り込んだ本棚の情報、本の発売日などを知らせてくれます。メールアドレスにEvernoteのメール投稿用アドレスを指定することで、MediaMarker上の情報を定期的にEvernoteに取り込むことができます。
設定画面の「リマインドメール」からメールで送りたい項目を選択する
1週間のサマリデータをEvernoteに取り込むとこんな感じに表示されます。
■フィードをメールでEvernoteに送信する
MediaMarkerでは登録メディアの情報をRSSフィードで出力することができ、画面表示と同様にステータスや評価などで絞込みをかけることも可能です。例えば、ステータス「読了」のフィードをBrogtrottrなどで自動的にEvernoteへ取り込むようにしておけば、MediaMarkerで読書管理を行うだけで、どんどんとEvernoteへ自分が読んだ本というライフログを残すことができます。(読了前にメモを残しておけば、Evernoteにメモごと取り込むこともできます)
必要に応じて絞り込み条件を設定し、フィードを取得
お馴染みBlogtrottrに登録してEvernoteに飛ばす設定を行いましょう
Evernoteに取り込まれた本の情報はこんな感じ。(画面はWeb版Evernote)
参考文献
ライフログについての参考文献をいくつか挙げておきます。
最後に
今回はMediaMarkerの情報をTwitterに通知したり、Evernoteへ取り込む方法について紹介いたしました。
MediaMarkerは蔵書管理サービスとしても非常に強力な機能を備えていますが、それ以外にも今回紹介したような柔軟な外部連携機能も備えています。使いようによっては非常に面白いことができるサービスですので、興味を持たれた方は是非とも使ってみてください!
▼今週のPick APP!
今週紹介するのは「デコメリー」
iPhoneでデコメができるアプリなんですが、これがまたとてつもなくかわいい。
「いい年(つい先日28歳になしました!)した成人男性がデコメって!」と突っ込まれそうですが、例えば奥さんや友人に誕生日を祝うメールを送ろうと思ったときなど、デコメが使えればいいのになーと思う場面は何度もありました。このアプリに出会ったときには「iPhoneでもデコメが打てるなんて!しかも無料で!」と素直に驚いたものです。
家庭をお持ちの男子諸兄は是非ともデコメリーで奥さまに「いつもありがとう」と送ってみてください。もしかすると、それだけで家庭が少し円満な方向に向かうかもしれませんよ(^^)
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1.3 以降が必要
カテゴリ: ユーティリティ 価格: 無料
更新: 2010/11/30
先だって告知させて頂いておりました、東京ライフハック研究会Vol4の申し込みの受付をスタート致しました。
今回のテーマは「デジタル/アナログ手帳術」です。今年最後の東京ライフハック研究会で皆さんの手帳術を見直してみませんか!今回はNo Second Life!の立花さん(@ttachi)を講師にお迎えして講演をしていただきますので、そちらに興味がある方も是非ご参加下さい!
» 12月19日(日) 13:30~ 東京ライフハック研究会Vol.4 @目黒
また、勉強会とは別に、同じ日に忘年会も開催します。場所は東京ライフハック研究会と同じく目黒。特に勉強会参加者やライフハッカーに限定したイベントではないので、興味がある方はお気軽にご参加下さい!
▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。