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だらけがちな午後を全力で駆け抜けるための「Power Nap(戦略的昼寝)」のすすめ

池田千恵
「朝早起きしていると、午後眠くなりませんか?」よく聞かれる質問です。

はい。私でも眠くなるときがあります。

集中している時、打ち合わせしている時などは眠くないのですが、仕事が比較的落ち着いている日は、午後14時ぐらいに眠気が襲う場合も。

朝4時から全力で活動していると、ちょうど14時ごろが燃料切れを起こすタイミングのようです。とくにお昼ごはんをたくさん食べてしまうとアウト!

ここで我慢してしまったら、午後のパフォーマンスに悪影響が出てしまう。そう思った時は思い切って、Power upならぬ Power Nap(Nap =昼寝) を取るようにしています。

「Power Nap」という言葉は、以前Before9講座にゲスト講師として来ていただいた、現役精神科医の西多昌規先生に教わりました。すでにアメリカではPower Napは午後のパフォーマンス向上のために良いということで一般的になりつつあるそうです。

※西多先生は、ハーバードメディカルスクールで睡眠を学んだ専門家。うつ病患者の睡眠や認知学習機能の研究をされており、『脳を休める  睡眠と脳科学の新しい常識』(ファーストプレス)という著書を書かれています。

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西多昌規
ファーストプレス ( 2009-10-13 )
ISBN: 9784904336373
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しかし、いくら昼寝がいいといっても、やみくもに横になり長時間寝入ってしまう事態は避けたいもの。1時間以上の昼寝は、逆に能率を下げてしまい、夜の睡眠を浅くしてしまいます。また、日々忙しく活動しているビジネスパーソンは周囲の目もあるし、のんびり昼寝なんてとんでもない、という方も多いですよね。

だから私は、Power Napにルールを設けています。それは、長く寝すぎてしまわないように、わざと、長時間眠ると不快な環境に自分を置くのです。

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ベッドやソファなどで本格的に眠ることはしません。15分後にバイブレーターが動くタイマーを手に持ち、机に突っ伏して眠るようにします。15分以上眠ってしまうと手がしびれて辛い。こうしてわざと、寝過ぎると不快な状態を作るのです。こうして15分だけでも休むことで、午後のパフォーマンスが圧倒的に違ってくるのを実感しています。

なお、西多先生によるとPower Napの前にコーヒーなどのカフェインを摂取するのもお勧めだそうです。カフェインはすぐに吸収されないため、ちょうど目覚めたころに効果が表れるとのこと。

会社勤めの方がPower Napを取るのはなかなか難しいかもしれませんが、工夫の余地はあると思います。例えば12時から12時半でさくっとランチをすませ、残りの30分はデスクに戻って昼寝にあててみるなど、いろいろ考えれば時間はつくれそうです。

朝早起きする目的は、朝9時以降を全力で駆け抜けるため。午前中は駆け抜けられても、午後からパワーダウンしてパフォーマンスが落ちてしまっては本末転倒。

早起きをすること自体を目的にしないためにも、たまのPower Napはお勧めです!

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
池田 千恵
マガジンハウス ( 2009-07-23 )
ISBN: 9784838719938
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▼編集後記:
池田千恵
来たる9月5日、名古屋にてセミナーを開催いたします!

 
» 9月5日 午前(9時半~11時半)
「朝4時に起きて何をすればいいの?」 早起きして出来た時間を最大限活用し、今より一歩先に進むための思考整理術

» 9月5日 午後(14時~16時)
人を動かす提案資料作成術

 
そして、9月5日は、私がプライベートで活動している「裏ゴクの日」でもあります。セミナー参加の方も、そうでない方も、楽しくビールをゴクゴク飲む会を企画中です。場所は名古屋駅近く。詳細は「5月9日はゴクゴクの日」公式サイトにて近日告知いたします。名古屋の皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております!

 
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。