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通知はゼロに



佐々木正悟 スマートウオッチという便利なツールの真価を発揮するために活用するべきサービスこそが、「通知」です。

  • いついつに電車が発車する。
  • 誰それさんと会う時間。
  • ゴミ出しをする日は今日。
  • もうすぐ雨が降り出しそう。

こういったことをことごとく腕に知らせてくれる。
これほど便利なものはなかなかありません。

しかし、その通知がきちんと活用できているでしょうか?

これができなくなるのは、通知が多すぎるため、無視する癖がつくからです。

いろんな通知が飛んできているうちに、どうでもいい通知に大事な通知が紛れてしまいがちなのです。

そうして、大切な約束をすっぽかしたりして真っ青になることになります。

これを防ぐためにも、自分の目に入ってくる通知の数は必要最小限の、真に重要な内容にまず、絞り込むことです。

クレジットカードの引き落としが為されませんでした、といった通知を、いつまでも見逃すということは出来なくなっているはずです。

金融サービスは、絶対にあなたにそれを通知してきます。あなたが相当の努力を払って、行方をくらまし、住民票をちゃんとやっていなくても、それでも通知しようとします。

「通知を忘れていたと知ったら、一生後悔する!」というものだけを

こんなに目にしたくない通知を否が応でも目にさせるべく、あなたをストーカーのようにつけ回してまでコミュニケートしてくる相手がいる可能性がある一方、ウェブブラウザからの通知や、メールの通知など、ある意味でどうでもいいものを、デフォルトのまま放っておいては、よくありません。

例えばiPhoneのメールの「バッジの数」はどのくらいになっていますか。「1000+」などとなっていないでしょうか?

仮に「1000+」になっていたとして、今日中にそれを全部チェックしようと思っていますか?

「絶対に必要なメール」以外のメールから、絶対に通知は来ないようにしておきましょう。通知してきていいのは「チチキトクスグカエレ」に相当するものだけです。逃げようとしても相手がどこまでも追ってくるようなレベルの通知だけを、自分に許しましょう。

メールからでもLINEからでもFacebookからでもスケジューラーからでも新着アプリのお知らせでも同じです。「通知を忘れていたと知ったら、一生後悔する!」というものだけを、通知されるようにしましょう

ここで確認しておきたいことがあります。
先に挙げたいくつかの便利な通知。

  • いついつに電車が発車する。
  • 誰それさんと会う時間。
  • ゴミ出しをする日は今日。
  • もうすぐ雨が降り出しそう。

こういったことを、スマホやITがこれほど普及する以前には、誰が知らせてくれていたのでしょうか?

家族や親しい友達など、「他の人」や、テレビなどのマス・コミュニケーションだったはずです。

  • 「今日、誰それさんと会うんじゃないの?」
  • 「もうすぐ雨が降るでしょう」

これらは、コミュニケーションの内容だったのです。

今、うまく通知を使いこなすことによって、対人コミュニケーションを認知型サービスに置き換えてもらい、生きやすくなっているという人はたくさんいると思います。

その「生きやすさ」を実現したものがつまり、現代の便利なサービスなのです。

  • 「今日、誰それさんと会うんじゃないの?」
  • 「あ!そうだった!やばい!」
  • 「あなたいっつもそうなんだからまったく。傘は持った?」
  • 「もったよ!うるさいなあ!」
  • 「人がせっかく教えてやっているのに!」

このようなイライラに満ちたやりとりが「面倒くさい」からこそ、iPhoneに「本日、17:20から佐々木様と打ち合わせの約束になっております」と言ってもらいたいという人が、大勢現れたわけです。

だからいつの間にか、あらゆるサービスが次々と矢継ぎ早に通知してくるのです。デフォルトのままにしておいて、全部に対応できるはずがないのです

むしろデフォルトで通知はゼロに。それから大事なものだけをオンにしていけばいいのです。

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