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解像度3240×2160の画面でPC作業を俯瞰できるメリット



大橋悦夫ナムコが開発した「アサルト(ASSAULT)」というアーケードゲームがあります。1987年にリリースされているので、30年以上前のゲームですが、いま動画を見てみても実に斬新な操作体系で、機会があればまたやってみたいと思えます(2009年にWii版が発売されているようです)。

このゲームに初めて触れたのは、30年前の1990年8月。高校2年の夏で、米国サンディエゴにホームステイで滞在していた折、ホストファミリーに連れていってもらったゲームセンターにて、でした。

滞在中、何度かプレイしたのですが、そのたびにこのゲーム独自のユニークな視覚効果に魅せられ、夢中になっていました。

以下、「アサルト」のプレイ動画です。概要を見るとWii版とありました。


「アサルト」のユニークな視覚効果

僕が夢中になった視覚効果は、動画の1分50秒あたりから始まります(該当部分のgifを動画の後に用意しています)。

▼1分50秒~に注目(クリックすると1分50秒のところから再生がスタートします)


自機(タンク)があるスポットに差し掛かると、突如上空にジャンプし、上昇を開始。マップがズームアウトして地形の全容が明らかになります。しばらくすると下降し始め、着地するのですが、この間も自機を操作でき、攻撃もできます。

アサルト

このような操作感は実に斬新で刺激的でした。

現実世界においては、これほど激しいズームアウトとズームインを体感することはないので、たいそう気持ちが良いのです。

特に、ズームアウトしてマップの全容が把握できたときの、まさに神の視点が得られたかのような感覚は爽快。

この感覚は、『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』の中で「上空から眺める視点」という言葉で解説されています。

冒険のただ中にいても、いつでも、その冒険を上空から眺める視点に切り換えられるようにすること。

そうして、冒険を楽しい方向ヘコントロールしていかなければならない。目の前の出来事だけで右往左往していては目的地には近づけない。

だからこそ、「冒険の地図」を描いて、冒険を客観視することが大切だ。

かんたんだから、とにかく書いてみよう。

自分がいる世界を俯瞰しよう、というわけです。

「アサルト」は、プレイヤーに対してこの俯瞰という体験を存分に堪能させてくれたのでした。

また、『佐藤可士和の超整理術』の中で、著者の佐藤可士和さんは以下のように書かれています。

広告業界のなかにすっぽり入ってしまうと、視点がディテールのほうへ狭まってしまって、自分たちのことが客観的に見えなくなってしまう。そして、「広告は注目されて当然という考え方は、間違っているんじゃないのか?」と、引いて見つめ直すことを忘れてしまいがちになる──この状況は、「本質的な問題のありかに気づくためには、客観的な視点をもつことが重要だ」と教えているのです。

本質を探るということは、一見、物事の奥深くに入り込んでいくようなイメージがあるでしょう。でも実は、どんどん引いて離れていくことだと思うのです。客観的に見つめてこそ、いままで気づかなかった真実や大事なエッセンスを発見することができる。

引いて離れて見つめることで、初めて気づくことがある、というのです。

引いて離れて見つめてみた

昨年5月からMicrosoftのノートPC「Surface Book 2」を使っています。

このPCの液晶は15インチワイドということもあり、解像度は3240×2160。

そのまま使うには文字があまりにも小さすぎて、ディスプレイの設定で150%とか200%くらいに拡大しないと厳しいレベルです。

それで、購入当初から150%に拡大して使ってきました。
つまり、実質2160×1440の解像度に落としていたわけです。

1年使ってきて、ふと「本当に100%ではダメなのだろうか?」と今さらながら疑問に思い始めました。

そのときです、30年前にサンディエゴの地で夢中でプレイしていたアサルトのイメージがよぎったのは。

そして、

「そうか、常に俯瞰しておいて、必要に応じて拡大すればいいのだ!」

と思い至りました。

さらに、購入当初は「小さすぎて常用不可能」と思い込んでいた100%(解像度3240×2160)ですが、実際に試してみると「慣れれば意外といける」と認識が変わってきました。




150%(2160×1440)に拡大していると、作業中にウィンドウ切り替えが頻繁に発生するため、外部ディスプレイが欲しくなります。

100%(3240×2160)のままで使っていると、以下のようにウィンドウを左右に並べても、無理なくそれぞれのウィンドウ上での作業を行うことができ、外部ディスプレイを使っているときのような快適さを感じます。

▼Evernote(左)とTaskChute(右)


スクロールしなくても、一日のタスクが視界に収まっているので、まさに全容が把握できる「神の視点」が得られるのです。

ハズキルーペとタッチディスプレイ

とはいえ、「そんな小さな文字を見ていたら目への負担が大きすぎるのでは?」と感じられるかもしれません。

そこで役に立っているのが、3月から導入しているハズキルーペ(1.32倍、ブルーライト55%カット)です。

テレビCM等でご存じの方も多いと思いますが、ハズキルーペ、一言でいえば、装着できるルーペです。

  • 1.32倍(焦点距離 50~70cm)
  • 1.6倍(焦点距離 30~40cm)
  • 1.85倍(焦点距離 22~28cm)

という3つの倍率があり、

  • クリアレンズ(ブルーライト35%カット)
  • カラーレンズ(ブルーライト55%カット)

という2つのレンズ色があります。

僕自身は、主にPC作業時に使うので、1.32倍、カラーレンズを選びました(1.6倍以降は焦点距離が短くなるのでPC作業には向きません)。ちなみに1.6倍は母に使ってもらっています。

Hazuki ハズキルーペ ラージ 1.32倍 クリアレンズ チタンカラー

▼メガネ店でもらったパンフレット

※Amazonでも買えますが、実際にメガネ店で試しにかけてみることをおすすめします(僕自身もメガネ店で3つすべての倍率を試してみて、納得したうえで1.32倍を選びました)。

さらに、Surface Book2の場合、タッチディスプレイなので、拡大表示させたいときは2本指でサッと拡大できます。

拡大と縮小の関係が逆ですが、まさにアサルトをプレイしているときの感覚なのです。

アサルト