むのん 
こんにちは！
佐々木正悟さんの一流の人は仕事中に眠くなったらどうするのか？が先日発売されたので、早速読んでいます。
» 一流の人は仕事中に眠くなったらどうするのか？[Kindle版]
〆切を決める
「今年１年くらいで引っ越ししよう」と何となく考えているとして、引っ越しのためにしなければならないことがたくさんあると思うと、なかなか進まないわけです。引っ越しまでのゴールが非常に遠く感じられるからです。ちょうど、重い荷物を背負ってしまうと、家までの道のりが遠く感じられるように。
こういうときには、「動かせない〆切」を設定するのがよい方法です。
僕の『たすくま「超」入門』もこの「動かせない〆切」のおかげで完成したといっても過言ではありません。
僕が佐々木正悟さんからたすくまの電子書籍の話をいただき、Evernoteでやり取りをはじめたのは2015年7月の中旬ぐらいでした。
その時、最初に質問したのは「〆切をいつまでにするか？」ということでした。佐々木さんから「7月中をひとつの目安にしたい」というお話しがありました。
初めて電子書籍を作るということで、何かとてつもないことをやらないといけないとどこかで思っていたのか、僕はその〆切日を聞いて「短い」と咄嗟に感じたのを覚えています。
ただ実際やってみると、ちょうど言われた7月末に『たすくまにゅある（仮）』の一通りができました。
計画を立てる
〆切を設定すれば、心の負担は大きくなります。心の負担が大きくなった状態でも目標を達成するには、はっきりとした見通しが必要です。やるべきことが多いのはわかっているが、それが漠然としているようでは、「もう日がないのにたくさんのことをやらないと！」と焦るばかりです。
焦燥感に駆られた心理状態では、物事をうまく進められなかったり、挫折したりします。だから、手順がはっきりしていないなら、まず、じっくりと時間をかけて計画を立てるべきです。
サラリーマンブロガーが電子書籍を作るためにやったことでも述べたように、書きやすいところを書きながら、今後、自分がやることを把握し、イメージを膨らませました。そうやって、暗闇の中に光を灯していきました。
そして、7月末までに終わるようにスケジューリングし、実行しなんとか終えることができました。
書きたいという気持ちがあるからといって、簡単に書く作業にとりかかれるものではありません。
〆切日がなければ、書く予定を入れていたとしても、「まだまだ時間もあるし、明日やればいい」と先送りにして、いつまでたってもできなかった可能性があります。
佐々木さんの絶妙な〆切日の設定があったので、がんばることができました。
約束をする
たいていの人は、「約束が守れた」というだけでもうれしくなるものだからです。つまり、約束を履行するということ自体が、自分にとっては報酬になるのです。
僕は自分の電子書籍を出版したいというのはひとつの夢でした。ただ、あくまでも夢で、できるわけがないと思っていました。
それを、佐々木さんから話をいただき、〆切を設定することで、前にすすむことができました。
それは、大きな岩を必死に押して前にすすめているような感覚でした。夢だからといって、その過程が常に楽しいものかといったらそうではありません。
それでも、達成できたのは、チャンスを頂いたことはもちろん、〆切日を佐々木さんと決めたというのも大きかったのだと思います。
「約束した〆切を守る」その約束を守ることが僕にとって書くための力になりました。
ですので、もし何か自分が挑戦したいことがある場合、知り合いなどに「いつまで何をするか」ということを言ってみるようにするのもいいでしょう。
岡野純さんや濱中省吾さんがやっているライフエンジンというのもその力になるかもしれません。
また、僕のTwitterに、「いつまでに◯◯をやる」と宣言していってくれてもいいです。聞くだけならできます。約束をすることが、力になります。
Follow @dejidoku
この文章を書きながら、ふと「夢とは大きな岩を押すようなもの」だと思いました。
僕にとって、電子書籍で出版というのは、まったく動かすことができない大きな岩だと思っていました。
頭で動かないと思っているものを動かせるわけがないのです。
たとえ、自分では本気で押しているつもりでも、頭で動かないと思っているので、大して力が入っていません。
佐々木さんが、「この岩、押せば動けますよ」と教えてくれたことで、脳みそがブレーキを外して全力をいれることができました。
そして、「いつまでにこの岩をここまで動かす」という約束をしたので、汗水流しながら前に進めることができました。
動かせない〆切が、夢を動かすのです。
▼むのん：
毎日を「楽にたのしく！」 らくたのぶろぐ主宰。
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