※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

労力として考えれば大差はないにもかかわらず「大きく考える」ようにするだけで「小さく考える」ときとは比較にならないくらいの収穫をもたらす



大橋悦夫Netflixで「キングダム」というアニメを観ていたら、「あぁ、これは『大きく考えることの魔術』だな」と、2007年に読んだ本のことを思い出しました。

この本の内容を要約すれば、

  • 成功するかどうかは考え方の大きさによって決まる
  • 「私は実際にそれができる」という信念を持つ
  • 強い信念は、手段と方法を見いだす心を育てる
  • 信念は人生におけるサーモスタット(自動温度調節器)のようなもの
  • その温度を上げるか下げるかによって、なしとげられるかどうかが決まる。

ということで、やり方よりも考え方をまず変えることをすすめています。



自分は大きく考えられているだろうか?

痛快なのが、「大きく考える」ことも「小さく考える」ことも、労力として考えれば大差はないにもかかわらず、「大きく考える」ようにするだけで、「小さく考える」ときとは比較にならないくらいの収穫をもたらす、というくだりです。

反論の余地はないでしょう。

「キングダム」の主人公の信(しん)は、最底辺からのスタートにもかかわらず最上位の「大将軍になる」ことだけを考えて突き進んでいきます。

その行く手を阻む障害が次々と現れますが、いずれも、あらかじめ用意していたやり方ではなく(そもそも彼には「あらかじめ用意する」という発想がなさそう)その都度、その場で、この障害を乗り越えるための方法を見いだし、そして乗り越えていきます。

正直なところ「最終的には大将軍になるわけなので、彼が途中で命を落とすようなことはないだろうな」などと思いながら、この物語を読み進めていくのですが、ふと我に返ると「自分は大きく考えられているだろうか?」という問いがつきつけられ、ハッとさせられます。

そんなわけで、改めて『大きく考えることの魔術』を読み返しているところです。

『大きく考えることの魔術』の第13章(最終章)では、以下の5つのシチュエーションに分けて、本書のエッセンスがコンパクトにまとめられているので、初めて読まれる方は第13章から読み始めることをおすすめします。

  • くだらない人間たちがあなたをおとしいれようとしたとき
  • 自分にはその資格がないなどという考えが忍びよってくるようなとき
  • 議論や争いが避けられないと思うとき
  • 敗北・挫折を感じたとき
  • 仕事についての進歩が止まったと思ったとき