2006年から佐々木正悟さんとともに多くの仕事を二人で進めています。ともに「一人ワーカー」歴が長いので、この働き方の強みと弱みはよくよく承知しています。
一人ワーカーの強みは、組織に縛られない分、スピーディーかつフレキシブルに動けること。
弱みは、すべての責任と負荷が自分一人にのしかかってくること、そして「恐れと不安」に屈しやすいこと。
二人で一緒に仕事をするようになって14年目に入りましたが、上記の強みをキープしつつ(あるいは、さらに強化しつつ)、弱みを克服することができていると実感しています。
以下のようにお互いにパスを出し合いながら前に進んでいくイメージです。
パスを出したら即、相手からのパスをキャッチできる場所に速やかに移動。
パスを受け取ったら即、相手がキャッチするであろう場所に向けて投げ返す。
一人で仕事をしていると、気づかぬうちにボールをずっと持ち続けて、いや抱え込み続けてしまうことがあります。
持ち続けるほどに、「こんなに待たせてしまったのだから、それなりのパスを出さないといけない」などと勝手にハードルを上げて、いっそうボールを手放せなくなってしまったりします。
二人で仕事をしていると、相手が前方に走り込んでいく背中が見えるので(イメージです)、拙速でもいいからとにかくパスを出すようになります。
「恐れや不安」を抱くひまがないくらいに。
なお、この二人仕事術の中で実際に二人が使っているツールやその運用フローについては、来月のタスクカフェにて、二人で、詳しくお伝えする予定です。
» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷
具体的には以下のようなトピックを予定しています。
●タスクの実行を後押しする補助ロケットが得られる
└一人でも実行はできますが、二人なら推進力が得られます。
●しなければいけないことが楽に感じられるようになる
└お互いの不足を補完しあうことで、より少ない負荷で前に進むことができます。
●それぞれの役割が果たしやすくなる
└役割分担ができるので、自分の役割に集中できます。
●「意味づけ」にはまり込まずに済む
└思い込みから無駄に悩む時間が減り、お互いに客観的な視点を提供し合えます。
●どうすればお互いの力を引き出し合えるか?
└二人チームにおけるリーダーシップについて。
●仲違いすることなく続けるには?
└二人が14年間、無意識に実践し続けていることについて。