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粛然と改善に最善を尽くし続ける

学びには2つの種類がある。

1つは手順にまとめること。次回以降はその手順を参照しながら行うことで間違いなく同じ結果を再現できるようになる。失敗の泥にまみれながら「こうすればうまくいったはずなのに」という仮説をもとに手順に組み立てる、あるいは既存の手順を改める。

もう1つは解釈を変えること。解釈が変われば、おのずと対象に対する態度や働きかけ方、行動も変化するので、結果も前回とは違ったものになる。

解釈を変えるのは難しいが、そのぶん今までにない革新が得られることが多い。

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ひとつのやり方にしがみつくのはたいへん危険だ。とくに、営業というのは売れればそれだけ満足感や充実感が増すから、売れているうちは、自分が間違っていることをやっているかもしれないなどとは夢にも思わないのである。過去の成功体験や常識もそう。こういうものに従っていると、なんとなく安心してこのやり方でいいのだという気持ちになってしまう。

戦略という概念がないと、人は簡単にこういう安易な方向に流されていくのである。これではどこに向かうかは風まかせ、成功する確率は極めて低いといわざるをえない。だってそうだろう、そのやり方が最善かどうかということと、本人の満足度や充実感、安心などというのは、まるで関係ないのだ。


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