金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である。
─小林一三
お金に限った話ではない。「金」を「時間」や「きっかけ」や「チャンス」や「いい人」に置き換えてもすべて似たような意味になる。
共通点は、イベントドリブン。自らを、何らかの外からのアクションがなければ“起動”しない“アプリケーション”に見立ててしまっている。
お金も時間もきっかけもチャンスも、そして何かをやろうとしたときに手をさしのべてくれる人も、すべて自分が何かを始めるからこそついてくるものであって、結果としてはそれらがあったからこそ「できた」ということにはなるものの、最初の一歩は自分から。
何のとっかかりもない真っ黒な画面で“コマンド”を打ち込んで、まずは自分を“起動”する。
▼関連
- 判断の基準を、周囲がどうしているかではなく、自分がどうしたいかに置いているか?(p.74)
- 考える前に行動しているか、少なくとも行動しようとしているか?(p.88)
- やる前に考えすぎていないか?(p.124)
- 「チャンス!」とあらば、すぐに動き出せるか?(p.159)
- 前例がないことを理由にチャンスを見送っていないか?(p.188)
- 与えられるのを待っていないか?(p.152)
- 緊張感(不安定)を避けて、安心感(安定)に逃げ込もうとしていないか?(p.136)
- 自分にしかできないことを追究しているか?(p.94)
- 今いる「次元」に留まったままで何とかしようとしていないか?(p.108)