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アイデアは落ちている

子供は普段、大人より実に多くのことを考えています。考えてもいないことを突発的に口に出したりはしません。奇抜なアイデアを耳にしたときは、なぜ? と聞いてみるとよいでしょう。発想連鎖の一部に触れてみるだけでも、大人にとっては大きなヒントとなります。

私たちが子供のアイデアを理解できないのは、その考え方が“間違っている”のではなく、ついていけないだけなのかもしれないのです。

『アイデア・ブック2』より


自分で思い付くアイデアについても、後から自分で「なぜ?」と問いかけてみると、筋道を立てて考えていたのでは辿り着けない結論に不意に到達できていることに気づくことができる。

人の意見についても、速攻で賛成したり(あるいは却下したり)する前に、あるいはそれとは別に、その水面下に何があるのかを調べてみると、見落としている何かを発見できるかもしれない。

そもそもアイデアというのは、多くの人に見落とされているからこそ、アイデアと呼ばれるのだから。

» アイデア・ブック2(トゥーボ)