受験勉強に、創造力や構想力が必要なのは、こうした局面である。作業自体は、たしかに苦しいものでも、その作業をシステム化していくのは、発想力や構想力、あるいは創造力が必要だからだ。
「必要なことだけやる」「身につく勉強法を考え出す」といった、楽しくやろうとする姿勢が勝利を生むのである。
日々の仕事の中から新しく考える作業をいかに減らすことができるか、逆に言えば、本当に新しく考えたい作業に使える時間を増やすために、いちいち考えなくてもいい作業を自動化あるいは単純作業化する。
自動化したり単純作業化したとしても、そこに楽しさが感じられるような遊び心は忘れないようにしたい。さもなければロボットになってしまうから。
システマティックにこなす面においてはロボットには敵わないが、楽しくできるのは人間技の骨頂。
» 新・受験は要領 (Challenge & Success―和田式合格のストラテジー)