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2014 「R25世代の知的生産」エントリー大賞

By: popofatticusCC BY 2.0


倉下忠憲あいかわらずタイトルで説明しきっていますが、今年書いた「R25世代の知的生産」の記事セレクションです。ちなみに二年目(※)。
※去年はこちら

外部評価が高かったものと、自分なりのオススメをピックアップしてみました。

読み逃した記事があれば、年末にでもまとめてお読みください。

はてブ賞

最も多くはてなブックマークを頂いたのは、次の記事。

» 本の内容を刻み込む4ステップ読書術 

読書術の紹介です。

読書中にペンを持ち、読了後に書評を書く。いささか時間はかかりますが、人間の学習には時間がかかるものです。やるだけの価値は充分あります。

Pocket賞

最も多くPocketに追加して頂いたのが、次の記事。

» Evernote「知的生産」アンバサダーのノートブックとタグと保存された検索の構成を公開 

Evernoteの中身公開。

実際、現時点でも「ほぼ」この形のノートブック構成になっています。ということは、多少変わったポイントがあるということですね。そうやって、Evernoteは徐々に形を変えていきます。それが面白さであり、Evernoteの便利さでもあります。

マイセレク賞

以降は、自薦でのセレクションです。テーマで分類し、各テーマで3記事ずつ選んでみました。

セルフパブリッシング部門

» セルフパブリッシング始める人に向けての、状況別アドバイス 

» 作家の雛が集まる場所としての『月刊群雛』 

» 執筆におけるアウトラインの位置づけ ~アウトラインは二度作る~ 

先日「koboライティングライフ」というサービスも始まり、ますます環境が充実しつつあるセルフ・パブリッシング。「本を作る」というのは、たいへんしんどいことですが、ブログとはまた違ったやりがいがあります。

これまでブログに記事を書き貯めてきた人、特に読み物としての記事を書いてきた人はぜひチャレンジしてみてください。

ノート術部門

» 「発明ノート」から抽出する5つのノート術 

» 『文章構成法』のノート術 ~ノート術の探求(1)~ 

» 『仕事術』のノート術 ~ノート術の探求(2)~ 

人生のありとあらゆる場面で活躍するノート。使い勝手が広い分、使い方も多様です。

でも、とりあえずは「記録をこまめに残しておくこと」が一つのポイントになるでしょう。それは、アナログ・デジタルにかかわらず言えることです。

『知的生産の技術』部門

» 「知的生産の技術」から「ライフハック」への流れ 

» 知的生産の技術』の各章を、現代の視点から 

» 「知的生産」に代わる言葉を求めて ~あたらしい知的生産試論(1)~ 

「知的生産」が本連載のテーマですが、今年は名著『知的生産の技術』にたびたび触れました。今後も、いろいろな方向から光を当てていきたいと思います。そういう本も書いてみたいですね。

» 知的生産の技術 (岩波新書)


さいごに

今年も全エントリーをスプレッドシートにまとめてみました。

screenshot

こうして一覧してみると、いろいろ思うところはあります。たくさん書いてきているようでせいぜい五十個程度だったり、あるいは自分の興味がどう映ってきているのかがわかったり。その辺りから、

また、来年もやってみたいところです。

▼今週の一冊:

日本における「空気」の醸成と、その効果について。

1983年発売の本ですが、未だにこの「空気」なるものは蔓延しています。むしろ、強まっているのかもしれません。「空気」が社会の中に存在する以上、自分は関係なく生きているからどうでもいい、と切り捨てられるものではないでしょう。

» 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))


▼編集後記:
倉下忠憲



いよいよ年末が迫ってきました。今年も残すところ、あと一エントリーですね。最後の週に書くことは、だいたい決まっているわけですが。


▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。