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2人の仲間

By: woodleywonderworksCC BY 2.0


仕事をする上では、最低でも2人の仲間が要ると思う。

1人は互いの専門領域をシェアし、刺激しあえる仲間。
もう1人は気心の知れた、仕事以外のことも気軽に話せる仲間。

この2つの「機能」は1人に集約できれば最高だが、そういう相手を見つけるよりも、まず自分が誰かに「シェアし合いたい」と思わせるに足る専門領域を持つことが先決。

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話は少しとぶが、そのころ、陸海軍と民間の研究者から成る軍の科学技術研究会というものがあった。私は熱線探知で飛ぶロケットの開発をしていた分科会のメンバーであった。われわれはブレーン・ストーミングなどを通して、独創的で大胆な発想をするのが任務であった。

そのグループの民間代表の中に、当時自分で会社を経営していたすぐれた電子技術者で、のちに私の人生に多大の影響を与えることになった人がいた。井深大(いぶかまさる)氏である。

井深氏は私より13歳年上だったが、はじめからたいへん気が合い、ここでの出会いが縁で、彼は私の生涯の先輩、同僚、相棒、そしてソニー株式会社を一緒に設立するパートナーになったのである。(p.70)


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