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“夏休み”に想うこと
気づいたらもう夏休みですね、子どもたちは。 フリーランスや自営業の人って夏休みを取るのが大変です。規定があるわけではないし、あったとしても「あってないようなもの」というか、メールや電話がかかってくれば対応しないわけにはいかないわけですから(そのぶん普段からついだらだらしてしまっているので帳尻は合ってるかも?)。 いっそ、(ありがちですが)南の島にでも逃亡して、連絡の取れない状態にしてしまえばのんびり休める(休まざるを得ない)のではないか、とも思うのですが、それはあくまで妄想であって、実際にそんなことをすれば夏休みは取れてもそれ以外の全てが取り返しのつかない事態になるでしょう。 とはいえ、日々のプチ現実逃避があるからこそ、仕事のやる気をキープできていることを考えると、時にはゴージャスな現実逃避があってもいいかも知れない。その反対側には夜が明けるまでパソコンから離れられないくらい仕事をする時もあるのだから。 そんな夏休み気分ゆるゆるで、今週の「発想七日!」のお題「夏休みのお供」に取り組んでみたいと思います。 たとえば1週間、どこかでのんびり過ごすとしましょう。あなたが 「夏休みのお供」 として携えていきたいものは何ですか? 本であればタイトル、音楽であればアルバム名。 PCであればそれで何をするかなど、できれば具体的に。 昔の思い出でもかまいません。 -
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自分の思い通りに仕事をするためのコツ(3)
昨日は、自分の思い通りに仕事をするためのコツ(2)として、 1.スケジュールを立てる際にどの時間帯にどれくらいの時間をかけてやるのかをあらかじめ決めておく 2.それぞれのタスクをこなしながら、実際にかかった時間を記録していく というようなことを書きました。そして、 とは言え、 1.そうそう自分の思い通り(=自分の事情や都合通り)にはいかないだろう 2.“デッサン”にこだわるあまり、よりよい選択を見逃してしまうのではないか といった反論もあるかも知れませんね。 とも書いたのですが(今のところ反論はいただいていないのですが)、今日はこの対策をご紹介します。 -
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自分の思い通りに仕事をするためのコツ(2)
明日はAとBをやろう! と思っていても実際にその「明日」がやってくると伏兵のCやDが出てきて、当初予定していたAとBは押し流され、結局できたことといえば想定外のCとDと、そしてふと思いついてだらだらやってしまったEという結果になる毎日。 AやBがプランニングや研究開発などのいわゆる「重要な仕事」で、CやDは飛び込み作業やトラブル対応などの「緊急の仕事」であることが多いと思います。 緊急の仕事は文字通りすぐに対応しないといけないため、限られた時間の中でこれをやりくりするべく、予定していた緊急でないAやBがいとも簡単に先送りされます。 もちろん、予定というのは自分が置かれている事情や都合をもとに立てられるわけですから、自分の外にある事情や都合をつきつけられたら予定が破壊されるのはある程度は仕方がないことです。 でも、本当にこれでいーんでしょうか? -
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週記のススメ
日々たまっていくブックマーク。あとで読もうと思ってクリップしたページがすでにすごい量になっていてとてもじゃないけど読み切れません。後ろ髪を引かれながら仕事に追われる毎日。なのに、ちょっと時間が空くと新しいページをクリップ。いったいいつになったら読めるのやら…。 以前書いた「そんなにたくさんこなせませんっ!!」というエントリでも以下のように書きましたが、 ・・・以上、ズバズバと反論していますが、全体としてこの人が言いたいのは原文の最後のパラグラフにある、 1.「仕事をもっとたくさんこなす」ための特効薬はない 2.ゆっくりでもいいから着実に1つ1つ改善していく というところだと思います。上記それぞれの反論はこれを言いたいがために、なかばこじつけで書かれた感もあるのでイマイチだなー、と思っていたのですが、何にしてもやはり「ゆとり」が大事ですね、ということでしょうか。確かに昨日のエントリーでご紹介したブログは何だか忙しない(せわしない)感じでした。 とにかく「ゆとり」のない今日この頃です(要するに流れについていけていない)。 そこで、せっかくいろいろなページを目にしてインスピレーションを受けたのだから、それをある程度きちんとした形で、ゆっくりでもいいから着実にモノにするための、「週記」という習慣をご紹介します。 -
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人が人に注目する理由
昨日は「仕事は人と人との対話から生まれる」と書きました。対話をするうえでは相手のことをよく知っておくことは大切なことと言えるでしょう。 スポーツ選手や経営者などのインタビューに際して、インタビュアーは事前に相手の経歴を調べることはもちろん、その著作や最近の掲載記事などを一通りチェックしたうえで臨むと言います。そうした綿密な準備があって初めて、相手から意味のある情報を引き出せるのでしょう。 仕事をうまく進めるうえでも、相手や相手の会社のことをよく知っておくことは大切であると考えられます。 人が新聞や雑誌を読む目的は、突き詰めていけば「いま誰がどんなことを考え、そして何をやっているのか」を知るための人間観察。それをやっている人の考え方に共感できれば、自分もそれを真似てみようとし、そうでなければ反面教師として自分を戒めます。 特に著名人でなくとも、身近にいる人からも学ぶことができます。 そんな感じで、今週の「発想七日!」のお題は「注目のこの人」なのですが、個人的には特にこの人、という人はおらず、最近ではある共通点を持った人に自然と目が向くようになっています。 -
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「仕事を楽しくする」とは?
このブログの目的は、ブログのタイトルの通り「仕事を楽しくする」ことです。 「楽しくする」には実は2つの意味を込めています。 1.仕事を楽しいものにする(=変える;make it enjoyable) 2.楽しく仕事をする(=取り組む;do it enjoyablly) 楽しくない仕事を楽しいものに変える(=仕事を変える)ことと楽しく仕事に取り組む(=自分を変える)という2つです。 そもそも楽しくないものを「楽しい!」と思えるようにするには、仕事を変える(例えば、異動、転職、独立など)しかありません。でも、そんなに大げさなことをしなくても、仕事に対する自分の見方や姿勢を変えることで、相対的に仕事を変えることができます。つまり、自分を変えるわけです(例えば、そもそも自分はどうしてこの仕事に就いたのかを考えるなど)。 昨日、「仕事を楽しくしたいのにうまくできない」という問題に対して考えられる理由をいくつか挙げ、そのうえでその共通点として以下のようなことを書きました。 それは、「仕事を思うようにできない」という共通点です。ということは、自分の思うようにできれば、仕事が楽しくなるのではないでしょうか。 仕事には3つの成熟過程があると考えています。 1.最初は右往左往の試行錯誤 2.慣れてくるに従って、迷うことが少なくなりスピードも品質もアップ 3.だんだん飽きてきてやる気も能率もダウン この中で3の「慣れ」にともなう「飽き」こそが、最初は楽しかったはずの仕事を楽しくなく(≒つまらなく)させている原因であると考えたわけです。 この「飽き」というメカニズムには「ロボット」が関わっているというのが昨日の主旨でした。そしてこの「ロボット」を、その本来の役割を損なうことなく、「飽き」をいかに併発させないようにするかがカギになりそうだ、と思い至ったのでした。 “仕事に慣れる”とは、その仕事の手順についていちいち考えなくても機械的に処理できるようになる状態、と言えるでしょう。手順の確認は「ロボット」により自動化され、本人はもっと別のことに頭を使うことができます。 でも、そうなると1つ問題が出てきます。 -
書評
そもそも仕事が楽しくないのはなぜか?
仕事を楽しくするにあたって、仕事が楽しくない、楽しくできない原因からアプローチするとどうなるでしょうか。 仕事が楽しくない(できない)原因と考えられるもの。 1.そもそもその仕事に興味がない(割り切っている) 2.仕事というのは本来楽しむものではない(言い切っている) 3.楽しくしたいのにうまくできない 1と2についてはここではサクッと触れずにおきまして(笑)、3について考えてみましょう。 うまくできない理由としては、これまでも何度か触れてきましたが、 1.なんとなくやる気が出ない → 交感神経を刺激する! 2.やることが多すぎてどれにも手が付かない → あえてプアーな環境に身を置く 3.ずるずると先送りしてしまう → 小さな作業に分解し、達成するごとにごほうびを出す 4.仕事の洪水に溺れる → “地図”を使う 5.課題を乗り越えられない → 課題を前向きな質問に変換する 6.必要なメールが見つからない → 過去のメールを瞬時に検索する まだいろいろありますが、とりあえずこれだけ並べてみて気づいたことがあります。 -
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棚ぼたを招き寄せる(かも知れない)ちょっとしたコツ
フリーで仕事をしていますが、営業が常に課題です。今もおつき合いを続けさせていただいているお得意先との始まりを考えると、どれも棚ぼたです。というわけで、今週の「発想七日!」のお題は「棚ぼた経験」。 これまでの棚ぼた営業実績。 1.名刺交換をしてその後1度お茶を飲みながら雑談をした方から、数ヶ月のブランクを置いて突然電話がかかってきて、長期契約の仕事を紹介していただきました(かれこれ5年ほど続いています)。 2.ある分野の仕事がしたいなーと思っていたところ、知り合い経由でその分野の会社の社長を紹介してもらい、1年ほどその会社でどっぷり経験させていただきました(今も関係継続)。 3.あるセミナーで席が隣になった人から話しかけられ、名刺交換。相手のお仕事の話をいろいろお聞きしていました(ただ聞いていただけ)。でもその後こちらからは何もアクションを起こしていなかったのですが、1週間後ぐらいに突然メールが来て継続系の案件を発注いただきました。 がんばって営業した仕事で受注できたものはほとんどありません。むしろがんばればがんばるほど空回りするというか、余計なことをしてしまっているのかも知れません(営業センス・ゼロ)。 だからといって「営業なんてしなくっても仕事はじゃんじゃん来るんだ」と自分を買いかぶってふんぞり返っていると、来ないみたいです。そりゃそうですよね。 じゃ、一体どうすればいいのでしょう? -
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やるべき時にやる気を出すコツ
スケジュールもきちんと立てられていて、 やるべき作業も明確で、 すぐに手がつけられるぐらいの手ごろなサイズに分解できていた、としても、 なかなか仕事が手に付かないことってありますよね。そういう時こそ、これまでに書いてきたコツの出番! ●手がつけられない理由を考えてみる ・うまくいかないかも知れないという不安があるとか? ・もうかなり時間がたっちゃってて自己嫌悪になってたりとか? → これらを解消するためにできることを考える。 ●とにかく手をつけられるところから始める ●10.すぐ! Not: I can’t write this speech until inspiration hits. → いまいちインスピレーションが湧かないんだよね… Instead: I’ll write what first comes to mind, then improve it later. → とにかく書き始める。最初から100%にならなくても、あとから手を入れて徐々に完成を目指せばOK → とにかく頭の中にあるものを少しでも目に見える形にする。 でも、それでもダメな場合は、どうしたら良いでしょう? -
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仕事をサクサク進めるための12のコツ
仕事は、限られた時間の中で約束されたクオリティを出す、ある種のゲームととらえることができます。時間管理と品質管理を同時にバランスよく行っていく必要があるわけです。 1つだけのコントロールであれば比較的簡単ですが、同時に2つとなると急に難しくなります。ジャグリングでも球が1つなら簡単ですが、2つになったところから途端に難しくなるのに似ています。でも、1つより2つのほうがやっていて面白いですよね。1つだったら簡単すぎて飽きてしまう。 時間管理は、実質的には自己管理。自分との闘いです。敵の名前は“先送り”。この敵に対抗する手段の1つがタスクリスト。タスクリストといえば、以前のエントリーで2回取り上げています。 1.タスクリストの“常連さん”をやっつけろ! 2.続・タスクリストの“常連さん”をやっつけろ! 1は序章で、イヤイヤタスクという打倒すべき悪役の存在が明らかになります。 2はその続編。イヤイヤタスクを倒すためのアカデミックで具体的な戦い方が解明されます。 そして今回が3部作の完結編(かも)。 第2部(前回)で、戦い方を修得した 旅の仲間たち 仕事の仲間たちが、いよいよイヤイヤタスクに立ち向かいます。 -
タスクシュート時間術
糸に意図を託す管理ツール
というわけで、昨日ご紹介したタスク管理ツールを使って 1.その日のタスクを作業に分解して、 2.作業ごとに15分単位で時間を見積もって、 3.必要に応じて順番を並び替えて、 という一連(=スケジュール作成)を行ったうえで、これに従って仕事をしています。もちろん、突発的な事態が発生すれば、順番を入れ替えたり予定していた作業を翌日に繰り越したりするなどの調整は発生しますが、原則として自分が描いたとおりのその日の“地図”に従って淡々と仕事を進めていくことになります。 「超」整理手帳で有名な野口悠紀雄氏のサイトにアリアドネの糸についての解説があります(用語集)。 ギリシャ神話において、怪物ミノタウロスを退治にいった王子テセウスを助けるため、ミノス王の娘アリアドネが与えた糸。迷宮からの脱出手段。「超」整理法は、情報洪水時代におけるアリアドネの糸である。「超」整理法においては、「記憶の糸」をたどりながら書類を検索するので、これは比喩以上の意味をもっている。 タスク管理ツールは、1日の中で押し寄せてくる業務の洪水を迷わずに切り抜けるためのアリアドネの糸と言えます。 先日の第6回アカデメディア 「2005年末に『あぁ、今年も何もやってない!』を防ぐ会議」」で紹介されていた、Get Back to Work(いま自分が何をやっているのかを一時的に記録しておくWebツール)や Clock Work(取り組んでいる仕事にかかっている時間を記録するWebツール)が実現している機能はタスク&タイムマネジメントと言えるでしょう。 上記の会議でも言及がありましたが、今後ますます「副業的な働き方」が盛んになってくると、 1.自分がいま何をやっていて 2.どれをいつまでに仕上げなければ行けないか、 3.そのために必要な人にはどこに行けば会えるか 4.事前にやっておくべき作業は何か などなどちょこまかと発生する派生小タスクを毎日モレなく遅滞なくこなしていくスキルが必要になってくるでしょう。 でも、確かに、タスク管理ツールですべての作業を一箇所にまとめて、これを参照しながら仕事を行えば迷うことなく進められそうですが、足りないモノがあります。 -
タスクシュート時間術
続けていて、本当に、よかったこと
例によって今日は「発想七日!」の黄金の金曜日。お題は「続けていてよかったこと」です。 もうお題を見た瞬間に考える間もなく「これしかない!」というものがあったので単刀直撃! 今から7年前。1998年夏に仕事で必要に迫られてExcelで作ったタスク管理ツール。これを使い始めて早7年。独立した今もこれなしには仕事が回りません。 どういうのかと申しますと・・・、説明するより見ていただくことにしましょう。 -
Journal
プレゼントを贈るなら…
プレゼント、プレゼント…。最近プレゼントなんてとんと贈ってないなー。今度そういう機会があったら、どんなものを贈るだろう。 そんなことを考えることになったのは毎週金曜恒例の「発想七日!」からのお題に取り組んでいるからです。今週のお題は、これ。 「プレゼントのアイディア」 ちょっとしたプレゼントは人間関係の潤滑油。 「友人・知人から貰って嬉しかった」「贈って喜ばれた」あるいは「贈ってみたい」5000円以下のプレゼントを教えてください。IT系小物やソフトウェアなど何でもOKです。実際に貰った(贈った)方は、よかったらそのときのエピソードも。 手の込んだプレゼントはいろいろと思いつきそうですが、大変ですよね、きっと。手作りの○○とか、産地で1日に5コしか獲れない原料を使って作った○○とか。 むしろ、手間を掛けずに、ちょっとしたことでうまく相手の心をレバレッジするような贈り物ってないでしょうか(横着?)。そうなると、贈る相手と自分との関係に注目するのがよさそうですね。 なんだか最近「究極の○○」ばかり考えている(考えさせられている)ような気がします(笑)。思い切ってやってよかったこと、最良のアドバイス、そして今日は究極のプレゼント(究極とは書いてないか)。 究極のプレゼントは、贈る人ともらう人、双方にとって特別でパーソナル(その人ならでは)なものだと思います。 例えば、 ・その人と初めて出会ったお店(場所)でサプライズパーティー(これは恋人向けでしょうか) ・その人が秘かに大切にしているモノにまつわるグッズ(秘かに、というところがポイント) ・その人の抱いている夢を応援するようなイベントに招待(余計なお世話にならないように注意!) お、いい感じ(我ながら)。 こんなノリで、このブログのテーマである「仕事を楽しくする」にちなんで、仕事を楽しくするプレゼントを考えてみました。