プレゼント、プレゼント…。最近プレゼントなんてとんと贈ってないなー。今度そういう機会があったら、どんなものを贈るだろう。
そんなことを考えることになったのは毎週金曜恒例の「発想七日!」からのお題に取り組んでいるからです。今週のお題は、これ。
「プレゼントのアイディア」
ちょっとしたプレゼントは人間関係の潤滑油。
「友人・知人から貰って嬉しかった」「贈って喜ばれた」あるいは「贈ってみたい」5000円以下のプレゼントを教えてください。IT系小物やソフトウェアなど何でもOKです。実際に貰った(贈った)方は、よかったらそのときのエピソードも。
手の込んだプレゼントはいろいろと思いつきそうですが、大変ですよね、きっと。手作りの○○とか、産地で1日に5コしか獲れない原料を使って作った○○とか。
むしろ、手間を掛けずに、ちょっとしたことでうまく相手の心をレバレッジするような贈り物ってないでしょうか(横着?)。そうなると、贈る相手と自分との関係に注目するのがよさそうですね。
なんだか最近「究極の○○」ばかり考えている(考えさせられている)ような気がします(笑)。思い切ってやってよかったこと、最良のアドバイス、そして今日は究極のプレゼント(究極とは書いてないか)。
究極のプレゼントは、贈る人ともらう人、双方にとって特別でパーソナル(その人ならでは)なものだと思います。
例えば、
・その人と初めて出会ったお店(場所)でサプライズパーティー(これは恋人向けでしょうか)
・その人が秘かに大切にしているモノにまつわるグッズ(秘かに、というところがポイント)
・その人の抱いている夢を応援するようなイベントに招待(余計なお世話にならないように注意!)
お、いい感じ(我ながら)。
こんなノリで、このブログのテーマである「仕事を楽しくする」にちなんで、仕事を楽しくするプレゼントを考えてみました。
「贈る相手と自分との関係」と書きましたが、やはりどこにでも売っている、たやすく入手できるものだとあんまりうれしくないですよね。そのたやすさから、もらった相手は「自分との関係はそんな程度か」とちょっとガッカリしてしまうかも知れません。
だからといって、アルプスの頂上付近にひっそりと咲いている花を摘んでくるのもけったいな話ですし、相手をあまり選ばないですよね。「あなたのために」感が薄れる、というか。当初贈ろうと思っていた相手が受け取ってくれなくても、代わりの相手に贈れます(贈る方ももらう方も、これはちょっとイヤですが…)。
僕が考える理想的なプレゼントは、
1.自分のためだけの
2.「よし、やるぞ!」という気持ちになるような持続効果の高い
もの、です。「よし、やるぞ!」というあたりがシゴタノ・テイストです。
そういえば、僕がもらったプレゼントで「よし、やるぞ!」という気持ちになれたものがありました。
それは会社を辞めるときに職場の人々に贈ってもらった寄せ書きです。いろいろな人が自分のため“だけ”に書いてくれた、同じ職場で苦楽をともにしたからこそわかるあれこれが散りばめられていました。いやー、これは本当にうれしかったです。
今でも時折読み返したりするのですが、人はけっこう自分のことを観察しているのだな、と感心します。
何でもそうですが、一人でできることは限られています。だから、仲間と協力して、よってたかって「これでもか!」という組織的なアプローチは効きますね。
ほかに、これは僕も贈る側として参加したプレゼントで素敵なものがありました。会社を辞めていく人に、寄せ書きではなく、職場のみんなで一言ずつ吹き込んだビデオメッセージをプレゼントしたのです。
送別会プロジェクト(組織的!)のメンバーがビデオカメラをもって各部署を周り「○○さん(辞める人)に何かメッセージをお願いします」と言ってその場でしゃべってもらいます。
そして、送別会の会場でそのビデオをみんなで観る。もちろん、○○さんはそんなビデオがあることは知りませんからビックリです。会場のみんなも、○○さんと職場の人ひとりひとりとの関係を垣間見ることができて、改めて○○さんへの感謝の気持ちがわいてきたりして、もう、すごいハッピーな雰囲気になってしまいます。
花束もうれしいでしょうが、思い出がいっぱいのみんなの笑顔と声と心がこめられたビデオテープのほうが何倍もうれしいのではないでしょうか。持って帰って何度も観て再び感動。持続効果抜群です! きっと○○さんは次の仕事でへこたれそうになっても、そのビデオを観れば「よし、やるぞ!」とがんばれるのではないでしょうか。
また、以前参加した結婚式でもサプライズ・プレゼントがありました。
1.結婚式から披露宴の間にみんなで新郎・新婦の写真をデジカメで撮る
2.2次会プロジェクトチーム(またもや組織的!)がその画像を集めて回る
3.予め用意しておいたパワーポイントに一枚ずつ貼り付けていく
(↑クロスフェードなどの画面切り替え効果が設定してあるテンプレート)
4.これまた予め用意しておいた曲の長さに合わせて画面切り替えの時間を調整する
5.2次会の後半におもむろに音楽とともに放映する
ついさっき挙げたばかりの結婚式や披露宴の様子が思い出の曲とともに美しく上映されるさまには、新郎新婦ともに感動!のご様子。観ているみんなももちろんハッピーな気持ちになったことは言うまでもありません。まさに「これでもか!」という感じです。続く幸せの上塗り。
というわけで、いくつか紹介してきましたが、もらってうれしいプレゼントのキーワードは、
1.贈る人ならではの(その人だから、あるいはその人たちだからこそできる)
2.「あなただから」感たっぷりの
3.もらった人だけでなく贈った人(たち)もうれしくなる
4.持続効果抜群の
もの、ということになりそうですね。
これを読んで、無性に誰かにプレゼントを贈りたくなってたりしてませんか?
是非、身近な人に贈ってあげてください☆