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ブログの記事を「9文縛り」で書いてみたら31日間毎日楽しく書き続けることができた



大橋悦夫2月下旬に「9行以内でスパッと言い切れないなら、結局それは伝わらない」という一言に再会して、改めて「確かにそうかも」と頭で納得したので、3月1日から実際に試してみた。

先に言い訳をすると、毎日書き続ける中で以下のような疑問にぶつかりつつ、その都度「例外規定」を作って「運用でカバー」を続けたので、厳密に9文になっていない記事もある。

  • 1行の定義は? → 「。」のついた行を1行とします
  • 画像は1行に含まれますか? → 含めません
  • ツイートは1行に含まれますか? → 含めません
  • 箇条書きは? → 箇条書き全体で1行とカウントしましょう(たとえば、この記事

上記は箇条書きで4つの行からなるが「これはヒトカタマリなので1行」というオーバーライド。

厳密さはさておき、上限を設定することで必然的に「うわ、この行はなくても通じるわ」と書き上げた文章の“ぜい肉”をどんどん削ぎ落とせたり、「こういう風に書けば1行に収まるな」というアイデアが浮かびやすくなった。

普段なら「これを書くならあれも書かないと」と、ボリュームが膨らみがちなレポート系の記事は「さすがに9行では無理だろうな」と思っていたが、試しに書いてみたら意外と書けたGoogle Dsicoverに拾われて1.4万PV以上読まれた)。

少ないボリュームで多くを伝えるために、行数を「消費」せずに済むイラストgif動画を駆使するなど、常に工夫が求められる状況は書きがいがあるし、単純に楽しい。

1980年代に発売された初代ファミコンのソフトは驚くほど低容量で、『スーパーマリオブラザーズ』はわずか40キロバイト、『ドラゴンクエストIV』でも512キロバイトだったというを思い出したが、当時の開発者たちも苦労しつつも、きっと「小さくまとめるための工夫」を楽しんでいたのではないか。

制約があるから自分を前に進めることができるし、制約があるおかげで文章を切り上げることができる←



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