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文章で伝えるか音声で伝えるか



大橋悦夫音声入力(音声認識入力)は便利だが、入力の過程で発生した音声は空気を震わせるだけで最終成果物として残るのは文章。

ここ数年、長文記事はInstapaperの読み上げを駆使して耳で聴いているので、音声入力 → 文章 → 読み上げ → 音声で聴く、という回りくどいプロセスを踏んでおり、それだったら書き手が音声入力をしているその音声をそのまま聴ければいいのではないかと思ったりする。

つまり、Podcastであれば、書き手は文章化する必要はなくなり、聴き手は読む手間が省ける。

ところで、昨年からPodcastを始めてみて「Podcastで話したことを改めて文章でまとめたい」という欲求が生じることに気づいた。

二人で対談するPodcastのため、相手の問いかけに答える形で思わぬ言葉が自分の口から飛び出すことがしばしばあり、忘れないうちに「ピン留め」しておきたいのだと思う。

ところが、いざ文章にしようとするとうまくいかないことが多い。

文章化することでコンパクトになり読みやすくはなるのだが、元の音声に含有さていたオーガニックなエッセンスが削ぎ落とされてしまう。

ちょうど玄米が白米に精製されたかのように。

もしかすると「玄米」から「白米」に精製するのは伝え手ではなく受け手の役割なのかもしれない。

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