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ノアドット社の「働き方」が興味深い



大橋悦夫この記事の中で言及したこの記事が掲載されていたニュースサイトが気になって調べてみた。

運営会社はノアドット株式会社で、その企業情報のページの末尾にある「働き方」と「社員就業規則」という2つのドキュメントの内容が実にユニークで目を引いた(いずれもGitHub上で公開されている)。

「働き方」のページは、ややカジュアルなテイストで書かれているが、そこに掲げられている方針はどれ一つ取っても実際に経営を続ける中で気づいて、感じて、考えたことをベースに組み立てられていることが窺える。

すなわち「他社がやってるからウチもそうする」という姿勢とは対極。

  • オフィス → なし
  • 通勤 → しなくてよい
  • 定時 → なし
  • コアタイム → なし
  • 休日 → 「毎月1日から末日までに発生する水曜日の数(法定休日)とし、社員は週に1日以上取得するものとする」
  • 評価 → あまりしない。ちょっとする
  • 採用 → 事業の安定性が高まった後は徐々に社員を減らし、最後は0人にすることを目指す。
  • 全社会議 → 定例ではしない。たまに突然する。
  • 社員旅行 → しない。

その他、ツールは何を使うかも用途と合わせて列挙されている(Slack、Trello、Dropbox、Gmail、Notion、GitHubなど)。

個人的におかしかったのが、最初に入った会社が上記すべての項目についてことごとく真逆だったこと。

  • オフィス → もちろんあった
  • 通勤 → 絶対する
  • 定時 → 9:00~17:45+2~10時間くらいの残業
  • コアタイム → is 何?
  • 休日 → 振休も有休も取りづらい雰囲気…
  • 評価 → 毎月しっかり上司と1on1
  • 採用 → 「ガンガン増やすぞ!」
  • 全社会議 → 毎月1回、しかも土曜日に開催
  • 社員旅行 → 毎年1回(ほか、運動会もあり)

あまりのギャップに「会社ってこんなに自由でフラットで、それでいてきちんと運営できるんだ!」ということに心底驚かされた。

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ちょうど『リモートワークの達人』を読んでいるところだったので、タイムリー(かつて『強いチームはオフィスを捨てる』という邦題で出ていた本)。