以前、一日の終わりに「今日の気分」を6段階で評価する、という取り組みをご紹介しました。
以下の記事は144日目に書いたものですが、その後も続けていて、2013年8月31日から昨日までで1136日(3年ちょっと)になりました。
» 144日間毎日、一日の終わりに「今日の気分」を6段階で評価してみた結果わかったこと
「今日の気分」は一日の終わりにその日一日をふり返っての評価でしたが、今回ご紹介する「今朝の気分」は文字通り朝の起き抜けのファーストインプレッションを評価しよう、という試みです。
非常によい一日を過ごすことができたとき、あるいは過去のある日をふり返ったときに、「果たしてどのような始まり方をした日だったのだろうか?」という疑問に対する答えあるいはヒントを残しておこう、というわけです。
たすくまのリピートタスクで漏れなく実行
朝起きてからの身じたくなどの一連のルーチンはすべてiPhoneアプリ「たすくま」で管理しており、iPhoneを片手に一つひとつ確認しながら実行しています。
毎日のことなので、すでに身体が覚えており、いちいち確認しなくてもできるのですが、ときどき寝ぼけていて忘れたり順番を間違えたりして、ちょっとしたことですが手戻りが生じたりするのが煩わしいので。
従って、何か新しい朝の習慣を追加したければ、たすくまにリピートタスクを追加するだけでOK、という状態になります。
覚えておく必要がないので、忘れる心配というものがなくなります。
たすくまを確認するという習慣さえあればいいわけです。
「今朝の気分」については以下のようなリピートタスクとチェックリストを設定しています。
▼リピートタスク
▼チェックリスト
上から順に実行していって、この「今朝の気分は?」というタスクにぶつかったら、左にスワイプしてチェックリストを表示させて5つのうちの1つにチェックを入れます。
そのうえで、ひと言コメントを残します。
Evernoteに送信しておき、後から振り返る
以下の記事で紹介した「メモ画面から送る方法」で、メモの内容をEvernoteに送信します。
» #たすくま バージョン1.1.9 の「Evernoteのノート作成時をメモの最小日時に設定」の意義
あとは、PCのEvernoteクライアントで、「今朝の気分」のノートをふり返ります。
あらかじめ「MorningMode」というタグを付けているので、このタグで検索すればすぐに「今朝の気分」の一覧が表示されます。
「今朝の気分」の記録は2016年9月15日にスタートして今朝までで37日間継続中です。
この一覧をざっと眺めるには「サイドリスト」という表示形式が最適なので、「表示設定を記憶する」機能で「サイドリスト」を設定しておきます。
この一覧を再度表示するときは「サイドリスト」が自動的に適用されるので便利至極。
「表示設定を記憶する」機能については以下の記事で詳しくご紹介しています。
» Evernote for Windows 6.3 で追加された「表示設定を記憶する」機能の使いどころ
まとめ
一日の終わりの評価である「今日の気分」も、起き抜けの評価である「今朝の気分」も、その刹那にしか残せない記録です。
後から同じ気分を再現したい(あるいは二度と再現したくない)と思ったときに、この記録が役に立ちます。
その気分にいたった経緯を、その前後の記録から読み取ることができるので、くり返した方がいい行動、あるいは抑制したほうがいい行動というものがおのずと浮かび上がってきます。
アスリートが、自分のパフォーマンスをビデオに撮ってふり返り、改善につなげるように。
自分の気分に責任を持つ
「気分」のコントロールについてはさまざまな本で学んでいますが、とりわけ最近読んだ『うまくいっている人の考え方 完全版』の以下の考え方に共感しています。
「自分の人生でいちばん幸せだった日のことを思い出してみよう」を実践するうえで、今回ご紹介した気分の記録が役に立つはずです。
自分がどれだけ幸せかは、人生観しだいである。
幸せというのは、何かいいことがあったから気分がいいということではなく、あくまでも自発的に生み出される心の状態を指すのだ。
ここで、びっくりするような事実を紹介しよう。
どれくらい幸せを感じるかは練習することで増やせるのだ! 毎日5分間、幸せを意識的に感じる練習をしてみよう。
何らかの理由で幸せだというのではなく、とにかく幸せな気分になってみるのである。
まず、自分の人生でいちばん幸せだった日のことを思い出してみよう。
そのとき、あなたはどんな気分だったか。
そのときの気分をもう一度体験してみるのだ。
この練習を日常的におこなえば、あなたは幸せになりたいときに幸せになれて、毎日をより幸せな気分で過ごせるだろう。
幸せは自尊心と同様、個人の責任。
他人があなたを幸せにしてくれることもあるだろうが、最終的にはあなた自身の心の持ちようしだいだ。
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