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メールチェックには「完全武装」で臨む



大橋悦夫誰が言い始めたのかは分かりませんが「メールチェック」という言葉が良くないのではないかと思っています。

「メール」を「チェック」するだけなら実に簡単そうではないですか。

でも、その先には「チェック」では済まない伏兵が待ちかまえているかも知れないのです。

それなりの準備がないと痛手を負うことになります。

メールチェックとは、何か返信や対応が必要であればこれを行うことを織り込んだ行為です。

「チェック」した結果、何か返信や対応が必要なメールが特になければ、何もしなくてもいい。

この「何もしなくてもいい」こともあれば、「返信や対応が必要なこともある」というギャンブル性がまさにリスキーなのです。

「(今は忙しいから)ヤバいメールが来ていませんように!」などと祈りながら受信トレイを開く、差し詰め「黒ひげ危機一発」でナイフをおそるおそる樽に突き刺すかのようです。

「メールチェック」改め「メール対応」

「チェック」だけでは済まないことがある以上、「メールチェック」という名前でこのタスクを呼び続けるのは、自ら墓穴を掘っているようなものに思えます。

「何もしなくてもいい」可能性もゼロではないが、たいていは「何か返信や対応をする」のであれば「メール対応」という名前にしておくほうが良いのではないか、と。

「とりあえずメールチェック」はNG

仕事の合間に、「何か大事なメールが来ているかもしれないからチェックだけしよう」というつもりで開くのは自ら不意打ちを食らいにいくようなもの。

多くの場合、仕掛かり中の仕事が停滞し、気晴らしも兼ねて「メールチェック」が行われることがあるのが非常に危険だと感じています。

もし何か緊急のメールが届いていれば、仕掛かり中の仕事を放り出してでも、その場で対応を始めてしまうでしょう。

完了後に元の仕事に復帰するときに、どこから再開すればいいのかが分からなくなって混乱することになります。

例えば、締め切りの迫った仕事に取り組んでいるときに、うっかり(なぜかこういうときに限って)メールチェックをしてしまい、対応が必要なメールが目に入ってしまえば、「うわー、すぐにでも対応が必要だけど今はムリ…」というモヤモヤを抱えたまま元の仕事に戻ることになります。

自ら難易度を引き上げるようなもので、心にも身体にもよろしくありません。

だからこそ、メールチェックは決まったタイミングで、「完全武装」した状態でのみ臨むことが望ましいと思うのです。

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メール対応の具体的な手順については、以下の記事で書いています。

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