up home page bottom

Add a comment


トップ > シゴタノ! > シェアオフィス「PoRTAL」のオフィスとしての不思議さと「環境」のパワーについて






大橋悦夫渋谷にあるシェアオフィス「PoRTAL」で仕事をするようになって1年が過ぎました。

» シェアオフィス「PoRTAL」に入居して2週間過ごしてみた感想



改めて、このシェアオフィス「PoRTAL」のオフィスとしての不思議さと、「環境」というものが持つパワーついて思うところを書いてみます。

Ads

シェアオフィス「PoRTAL」のオフィスとしての不思議さ

「PoRTAL」のオフィススタッフ(運営会社の社員)はレジデント(シェアオフィス入居者)と同じようにシェアオフィス内で仕事をしています。外から見たら、スタッフとレジデントの区別はつきません。

シェアオフィス「PoRTAL」の運営母体は「ひつじ不動産」という会社であり、そのオフィススペースがシェアオフィスを兼ねているわけです。

ひつじ不動産さんにとってみれば、自社のオフィススペースを有償で開放していることになります。

すでに1年以上ここで仕事をしているので特に意識することはないのですが、改めて考えてみるとこれは不思議なことだと感じます。

自社のオフィスに契約者とはいえ社外の人がたくさんやってきて、めいめいの仕事をしている状態が常態化しているのですから。

仕切りがあるわけではないので、オフィス内を歩き回りながら、意図せずして他のレジデントさんの作業内容が目に入ってきてしまうこともあります(別室の固定席の契約もあります)。

これは言ってみれば街中のカフェとほぼ同じ「設定」であり、それだけに秘匿性の高い作業は憚られることになります。

逆に言えば、それ以外の仕事は特に問題なく進めることができます。そしてたいていは自宅など一人で仕事をしているときよりも「はかどる」のです。

691501

「環境」というものが持つパワー

シェアオフィスという「他人の目がある環境」は作業者に一定の緊張レベルを維持させ、仕事以外のことに注意が向くのを抑制してくれます。ちょうど、ホースの先をつまむことで水の勢いが増すかのように。

例えば、YouTubeの動画をえんえんと見たり、仕事に関係のないブログを読みふけったり、ネットショッピングにいそしんだり、といった「仕事以外のこと」がやりづらくなるのです。その結果、自然と意識は仕事に向かうことになります。

スポーツジムでトレーニングの合間にスマホをチェックすることはあっても、1時間以上スマホをいじり続けるのは難しい(やりづらい)のに似ています。

カフェでも仕事ははかどりますが、カフェの場合は仕事以外の目的で来ている人もいるため、なんとなく後ろめたさを感じたり、特にファミレスなどでは家族連れが隣にくるとひどく侘びしい気持ちになったりします。

オフィスであれば、そこに集まっているのは仕事をするための人ばかりなので、おのずと意識を仕事に向かわせる好ましいプレッシャーが得られるわけです。

691502

これはまさに以下の記事でも書いた「環境ドリブン」といえます。

» 『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』から学ぶ、自分にとって望ましい「環境ドリブン」をいかに引き寄せるか 

「環境ドリブン」、「自分ドリブン」、いずれも僕の造語です。

人は身を置く環境によってその行動に影響を受けています。静かな図書館であれば、おのずと集中して勉強をする気になりますし、自宅に帰り着けば放っておいてもリラックスするでしょう。

もちろん、例外もあります。静かすぎる図書館よりも、ある程度騒がしいカフェのほうが仕事がはかどるという人もいるでしょうし、神経が高ぶっていれば自宅でも緊張が解けないこともあるかもしれません。

それでも、たいていは環境を変えることで気分が改まり、行動にも変化がおよぶものです。

このように、環境の力を借りて行動を変えようとするアプローチを「環境ドリブン」と呼んでいます(ドリブンとは「駆動」の意味で、ここでは環境の変化がきっかけとなって行動に何らかの変化が起こる、というニュアンス)。

一方、環境に関係なく、自らの意志と努力によって行動を変えるアプローチもあります。こちらを「自分ドリブン」と呼んでいます。

この2つの「ドリブン」を比べた場合、いうまでもなく「環境ドリブン」のほうが「自分ドリブン」よりも楽に行動を起こすことができるでしょう。

例えば、受験生にとっての図書館や、ビジネスパーソンにとってのカフェは、それぞれ自宅という環境よりも何かに集中して取り組むうえでは適した環境といえます。

人が行動を引き起こす背景には外発的か自発的かという対立構造があるわけです。


ともあれ、生身の人間である限りは、放っておけばラクなほうに流れたくなることは避けられません。これを漂流と呼んだりしますが、一度漂流し始めたら、元のコースに戻るのは困難です。

それゆえに、この漂流を元から絶ってくれる環境の力、すなわち「環境ドリブン」は想像以上に大きいといえます。たとえ移動時間が発生したとしても十分にペイします。

「家でやった方が移動時間も要らないし、何でも揃っているから仕事もはかどる」というもっともらしい「家に居るための口実」は、残念ながら欺瞞に満ちていると言わざるを得ないのです。

691503

関連

» 「漂流」の流れ着く先に



» [まとめ買い] 漂流ネットカフェ(アクションコミックス)[Kindle版]




▼「意志力のマネジメント」の新着エントリー

» 「意志力のマネジメント」の記事一覧

「タスク管理トレーニングセンター」のご案内


タスクカフェは東京(渋谷)でのみ開催しているため、地理的にご参加が難しいという方、あるいは日程的に厳しいという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、オンラインコミュニティ「タスク管理トレーニングセンター」を開設しました。


▼タスク管理トレーニングセンターとは?

「タスク管理トレーニングセンター」は、タスク管理にまつわる以下のような課題に取り組みます。
  • いろいろな本を読んだりセミナーを受けたが自分なりの方法が確立できていない
  • こちらの業務環境や状況に合わせて客観的なアドバイスをして欲しい
  • 誰に質問していいのか分からない
  • どのツールが自分に合うのかが分からない
  • TaskChute2で「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • たすくまで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • TaskChute Cloudで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
  • この使い方で合っているか不安
  • もっといいやり方があれば教えて欲しい
  • 他の方とタスク管理に関する課題を共有したい
これらの課題の解決のために以下のようなメニューをご用意しています。
  • タスク管理アプリの開発者とタスク管理のエキスパートがあなたのご質問にお答えします
  • 一般非公開のコミュニティで他の参加者の方と課題を共有できます
  • タスク管理の考え方・やり方の理解を深めるためのレクチャー動画をご覧いただけます

ご質問にお答えするのは、TaskChute開発者の大橋悦夫、たすくま開発者の富さやか、TaskChute Cloud開発者の松崎純一、そして、タスクシュート歴10年の佐々木正悟の4名です。

また、毎月のタスクカフェのレクチャー内容を動画で公開しています。

これまでにお答えしているご質問や現在公開中のレクチャー動画については、以下のページにて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

» タスク管理トレーニングセンター
タスク管理トレーニングセンター

タスクシュート® とは?

» TaskChute2(Windows・Excel)

タスク管理ツール・TaskChute2


» TaskChute Cloud(クラウド)

TaskChute Cloud

» たすくま(iPhone)


» たすくま「超」入門
たすくま「超」入門

06月10日(土) 新しいプロジェクトをサッと始めて着実に進める方法

タスクカフェ
今回のテーマは、

新しいプロジェクトをサッと始めて着実に進める方法

です。

前回に引き続き、プロジェクト管理について掘り下げます。
前回の続きですが、今回初めて参加する方にも優しく解説します。

タスクカフェ講師の1人、佐々木正悟はこれまでに50冊以上の書籍を執筆していますが、一度たりとも原稿を落としたことがないと言います。つまり、締切に遅れることなく、1冊分の原稿を仕上げているのです。

これは、たとえて言うなら卒業論文を50回連続で期限までに提出しているようなものです。

書籍の執筆という仕事は、一冊ごとにそれぞれにテーマも背景も事情も異なる、言わば定型化しにくいプロジェクトです。もちろん、50回も繰り返していれば、その勘所は押さえられるがゆえに、初めて本を書くという人に比べて圧倒的に効率よくスピーディーに進められるということはあるでしょう。

それでも、佐々木にも1冊目の本の執筆という機会があったはずです。そこからいかにして「今」に至ったのか? これまでの経緯をひもときながら、新しいプロジェクトをサッと始めたうえで、これを着実に進めていく方法をお伝えします。

特に、見通しの立ちにくい仕事になかなか着手できずにお困りの方はぜひご参加ください。

好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。


現在、満席です。キャンセル待ちをご希望の方はこちらよりご登録をお願いします。

» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷


PR

イチオシ本
» 続きを読む

» シゴタノ!を「Feedly」で購読する
Feedlyで購読

» シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌のトップへ戻る