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仕事を楽しくする5つの相づちの打ち方

コミュニケーションが何よりも大切です。自分の思い通りに仕事をするためのコツ(1)でも以下のように書きましたが、

仕事は人と人との対話から生まれるものなので、対話のないところに仕事は成立しないでしょう。そうなると仕事をするうえでは対話の巧拙が重要になってきます。

巧く対話、すなわちコミュニケーションを行っていくためには、いくつかのコツがあると思っています。

その1つが、相づち。

メルマガ『ビジネスに効く!言葉のお薬』の8/9号で、「話がいちだんと弾む5つの相づちの打ちかた」が紹介されています。

1:同意を現すもの
「今日は暑いですね」と言われた時、「本当にそうですね」と返します。

2:同意を他の言葉で言いかえたもの
「今日は35度にもなるそうですね」と言われた時、「クーラーが売れるでしょうね」、または「草花もしおれてしまいますね」と返します。

3:驚き、感心の言葉
「凄いですね、怖くありませんでしたか?」

4:疑問を現すもの
「まさか信じられないわ!ほんとうですか?」

5:話の先を促すもの
「それからどうしました」、または「それでその時何とおっしゃったんですか」

人の話を上手に聞くということは、相手から好意を持たれます。人間関係も良くなります。そのうえ、自分の知らない知識もたくさん覚えられます。実に一石二鳥なことなのです。

欧米人と比べると日本人は他人と言葉を交わすことに対して非常にセンシティブなところがあると感じています。そういえば、以前ご紹介した「『恋はブックマーク』?ブックマーク・コメントはシャイな日本人向け?」というエントリでその具体的な事例が挙げられていたのを思い出しました。

このブログを始める前は、英語でブログを書いていたのだが、英語圏の読者はものすごく気楽にコメントを書いて来るので驚いた。それと比較すると、日本の読者がコメントを残すことはとてもまれである。エレベーターに乗り合わせ時に、「5月なのにまだ雨だね?」だとか「かっこいいTシャツですね」などと初対面の人に平気で話しかけてくるアメリカ人と、じっと黙っている(=知らない人に突然話しかけてはいけない)日本人の普段の行動の違いを見ればうなずける。

とはいえ、どこでどんなチャンスがあるかわかりません。例えば、セミナーでたまたま隣り合わせた人とちょこっと話したことが縁で今も続いている仕事につながった経験があるのですが、そういうチャンスをものにするには、センシティブとかシャイとか言わずに、じゃんじゃん話すに越したことはない、と思うのです(と言いつつ、まだまだ初対面の人と話す時に構えてしまったり、怖じ気づいて結局言葉を交わすタイミングを逸してしまったりといった失敗を繰り返しているので、忸怩たる思いで自戒)。

で、なぜ相づちが大切かというと、相づちを打つことによって相手の話をいっそう引き出すことができるからです。冒頭でご紹介したメルマガでも以下のように書かれています。

「あなたは自分のことを話している時と、人の話を聞かされている時とでは、どちらが楽しいですか?」

私どもが調査したところ、「自分のことを話しているときのほうが楽しい」と答えた人が87パーセント、残り13パーセントが「聞いてるほうが楽しい」と答えています。

人は自己表現欲求を強く持っていますから、自分のことを話したいという人が多いのです。みんなが話したいのですから、話を聞いてくれる人は珍重されるに違いありません。

つまり、いかに相手に自分の話をしてもらうか、ということがポイントになるということです。こうして、話が弾むことでお互いに楽しい時間が過ごせるわけですが、シゴタノとしてはさらに一歩進んで、この楽しい時間を仕事につなげるべく動きます。

営業トークというものがありますが、これを暗記して一方的に自社のアピールをするよりも、相手が欲しがっていることをまず知るほうが仕事につながりやすいと考えています。もちろん、自分がいったいどんな仕事をやっていて、どんなメリットを相手にもたらすことができるのかを説明できなければ仕事にはつながらないわけですが、それ以前に、「この人に仕事を頼んでみたいかも…」という、なんというか軽く「クラッ」と来てもらうことが先決です。

その「クラッ」を引き起こすのが、楽しい対話の時間であり、これを支える技術の1つが今回ご紹介した“相づち5”(あいづち・ふぁいぶ)ということになるでしょう。そう考えるとほかにもいろいろと技術がありそうです。

“相づち・5”は仕事以外にも活かせそうですね(むしろそちらがメインかも)。