前回の「早起き生活にシフトするコツ」にて、以下のように書きましたが、
こうして、この1年間の起床時刻の記録を振り返ってみると、起床時刻というのは少しずつ早まっていくものではなく、きっかけさえあれば急激に早めていくことができるものではないか、という仮説が浮かび上がります。
最近になって早起きが板につき始めたのは、ダイエットに取り組み始めたことと密接に関係しているようです。
一言で言えば夕食を軽めに済ませることに尽きます。ダイエットでよく言われることの1つに、夜9時以降は一切食べ物を口にしない、といった、どちらかというとストイックな取り決めがありますが、飲みに行ったとたんにこの取り決めを守ることはほぼ絶望的になります。
飲みに行くなど、夕食を軽く済ませられないことが予めわかっている場合は、夕食の代わりに昼食を軽めに済ませて、一日のトータルの摂取カロリーを抑える、という代替案が考えられます。
とは言え、原則としてはやはり夕食を抑えるという方針で行きたいものです。
早起きをする上では、いかに早く寝入ることができるかがキーになります。ベッドに入ってもなかなか寝付けなければ、夜更かししているのと同じことになって何となく損をした気分になりますから、ベッドに入った途端にいびきをかき始めるくらいが理想です。
なかなか寝付けない場合、原因はいろいろと考えられると思いますが(悩み事があったり、気になることがあったり、日中の緊張がほぐれなかったり)、1つ言えるのは、胃腸が活発に活動していると寝付きが悪くなる傾向があることです。
つまり、寝る直前まで飲み食いしていると、胃腸が消化で忙しくなるため、身体が休まらず、結果として寝付きが悪くなるわけです。
それゆえ、早く寝入るために夕食を軽くするという考え方は理に適っていると言えます。夕食を軽めに済ませれば、すぐに空腹が訪れるため、夜遅くまで起きているのが辛くなります。それゆえ、空腹で苦しまないうちにさっさと寝てしまおう、ということで自然と早く寝るようになります。
ダイエットの観点から言っても、夕食を軽くすることで、翌朝の朝食がおいしく食べられるようになるため、これまた理に適っていると言えるでしょう。
早起きをする上では、「早く起きること」そのものがモチベーションになりえますが、動機付けとしては弱くなります。そこで、「空腹状態で迎えるおいしい朝食」のように早起きをすることで得られるのとは別のインセンティブを用意すると良さそうです。
このように単体ではうまくいかなくても、組み合わせることで両方ともに成果が出る習慣というのは他にもあるのではないでしょうか(今すぐは思いつきませんが…)。
なお、以下のエントリーは睡眠関連情報が非常によくまとまっており、参考になります。