手帳でもスマホでもPCでも、そこに何かを書き残すときは、以下いずれかに分類できると思う。
- アイデアメモ
- ライフログ
アイデアメモは「いいアイデアを思いついた!」ときに、そのアイデアを遠くない未来に活用するために書き、
ライフログは「今日はこんな素敵な一日だった!」と一日を終えようとしているときに、その思い出を残しておくために書く。
- アイデアメモ=これからのこと
- ライフログ=これまでのこと
このように改めて分類せずとも、誰しも無意識に使い分けていると思う。
これを意図的に意識的に使い分けたらどうなるか。
そもそも書くときのモードが異なる
アイデアメモを書いているときは、
- 忘れないように書いておこう
というモード。
一方、ライフログを書いているときは、
- 忘れたくないから書いておこう
というモード。
いずれも「忘れてしまう」ことを回避しようとしている点では共通している。
異なるとしたら、アイデアメモにおける「忘れないように」はその先に、
- 今すぐは難しいけど、今後タイミングが巡ってきたときに活かしたい
という「モチベーション」の保管という側面があること。
一方、ライフログにおける「忘れたくない」には、
- 今目の前にある事実や抱いている感情を残しておきたい
という「エモーション」の保存という側面がある。
ちなみに、あえて保管と保存と別の言葉を使ったのは、次のような違いがあるから。
- 「保管」はすぐに取り出せるようにしておくこと
- 「保存」は何とか取り出せるようにしておくこと
保持と保管と保存の違いをEvernoteのノートブック整理に活かす | シゴタノ!
- アイデアメモは必要なときにすぐに取り出せるように保管しておく
- ライフログは検索すれば見つけられるくらいのレベルで保存しておく
従って、それぞれ別のツールに保管・保存した方がよい。
個人的には、
するようにしている。
大切なことの一部が大事なことになる
とはいえ、実際の運用においては、
- これはアイデアだからLogseqに書こう
- これはライフログだからEvernoteに書こう
という書き分けにはなっていない。
ではどうなっているかというと、
- 何であれ大切だと感じたことはとりあえずEvernoteに書く
- 翌日に読み返して、大事なことだけLogseqに転記する
という二段階方式。
ちなみに、あえて大切と大事と別の言葉を使ったのは、次のような違いがあるから。
- 大切=「重要な区切りをつける」 → 区切りをつけて、どこかにそっと置いておくニュアンス
- 大事=「大きな事として取り扱う」 → 慎重に対処していくニュアンス
最初は大事かどうかは分からないので、大切だと思えることはとりあえず保存。
大切さが分かって初めて大事にできる。
そういう意味では、僕自身の解釈としては、大切なことの中に大事なことが含まれている、と捉えている。
従って、
- 一日を振り返りながら大切だと思ったことをEvernoteに保存する
- 翌朝に読み返して大事だと思ったことだけをLogseqに保管する
という流れになる。
一晩寝かせることで、前日のエモーションが冷めてもなお燻り続ける強いモチベーションを感じるもの(=大事なもの)だけをピックアップすることができる。