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「gooニュース」アプリで自分の関心に沿った情報収集が捗る、だけでなく…



大橋悦夫別の目的でネット検索をしていてたまたま目に留まった「gooニュース」というアプリを特に期待もせずに試しに入れてみたら、「あれ、もしかして欲しかったのはこういうのだったかも?」という発見にぶつかる。

いやいや、もっといい方法があるはずだ、と思って「Googleニュース」で同じことができるかを確かめるも「gooニュース」ほどうまくはできなかった。

「同じこと」とは、自分が気になっているキーワードを複数登録しておくと、そのキーワードを含むニュース記事をキーワード別にタブに分けてリスト化してくれる、というもの。

試しに同じキーワード群を「Googleニュース」アプリでも登録してみたが、「フォロー中」というタブにまとめられてしまい、そこからキーワードごとの一覧に辿りつくために数タップが必要になってしまう。

一方、「gooニュース」はデフォルトの「政治」とか「社会」とか「ビジネス」というカテゴリーと同じレベルで「キャッシュレス」とか「サブスク」とか「iPhone」という自分で登録したキーワードをタブに置いておくことができる。

これの何がいいのか?

関心トラップ

自分の関心に沿った記事(=自分が追いかけているキーワードを含む記事)が網に引っかかる感覚。

昆虫採集用のトラップ、あるいは魚捕りトラップのようなイメージ。

以下が実際に登録しているキーワード群(=トラップ)。

  • サブスク
  • 一人事業家
  • 映画館
  • タスク管理
  • 日記
  • iPhone
  • 格安SIM
  • UQモバイル
  • 楽天モバイル
  • OCNモバイルONE
  • キャッシュレス

「ビジネス」と「ライフ」はデフォルトのカテゴリーで、これらを含め自分で登録したキーワードとともに自由に並び替えることができ、不要なら非表示にすることもできる(「タブに追加済み」という青いボタンをタップすると非表示になる)。



以下のようにタブを左右にスワイプすることで個々の関心を渡り歩くことができる。



何よりも画面構成がシンプルなので、記事に集中できるのが良い。

サブスク

たとえば、「サブスク」なら記事タイトルか記事本文中に一度でも「サブスク」という言葉が出てくれば一覧に“捕獲”される。

いろいろなビジネスでサブスクが導入されているところを俯瞰することができて興味深いし、「こういうサブスクもアリなのか! だったら…」という具合に新しいアイデアのヒントにもなる。

以下のように、本当に一箇所だけ「サブスク」が登場しているために引っかかるケースもあり、「どんな文脈でサブスクが使われているの?」という特殊な目線で記事を読むことになるため、いつもとは異なる風景が立ち上がってくる感がある(特に立ち上がらないこともある)。



タスク管理

「ライフハッカー」ばっかり引っかかるかと思ったら意外とそうでもない(「an・an」とか)。

ただ、「an・an」の記事をよく読んだら「あれこれとタスクを詰め込み」と「体調管理に食事内容を役立てる」という、お互いに離れた位置にある2つの文にそれぞれ「タスク」と「管理」が登場しているがゆえに引っかかっていたようだ。

従って、一般化されていない複合語をキーワードとして登録する際には注意が必要。



映画館

映画にも興味津々なのだが、単に「映画」とするとノイズが多すぎるので「映画館」にしてみたところ、ほどよい記事数で快適。

「ぜひ映画館に足を運んでくださいね」みたいな一文が登場するような記事は高い確率で「映画」に関する記事であり、しかも上映中の作品を扱っている可能性が高いため、むしろ「映画」だけよりも関心にマッチしやすいと感じる。

こういうキーワード選定の妙はゲーム性があって面白い。



日記

「日記」は必然的にノイジーになりがちだが、やはり意外な文脈で登場することもあるので見逃せない。

「この記事タイトルで、いったいどうやって日記を登場させるつもりなのか?」という謎に圧のある問いをもって記事を開くことになる。



まとめ

いくらでも紹介できるがこのあたりで。

とにかく仕掛けた“関心トラップ”を覗くたびに「なんでこの記事が?」という異質な記事が引っかかっていて、むしろそこから関心領域を拡張できたりもする。

こういうセレンディピティがあるのも楽しい。

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