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見通しをクリアにすることは、役には立つが必ずしもマストではない



大橋悦夫手前味噌ながら、タスクシュートというタスク管理手法は、見通しをクリアにする上でたいへん役に立ちます。

「見通し」については過去にも記事をいくつか書いています。

いずれも「見通し」の効力に注目しています。

とはいえ「見通し」は万能ではありません。

RPGにおけるどんな魔法も、対する魔物によってテキメンに効いたり、まったく効かなかったりしますが、この「見通し」という“魔法”もまた同様なのです。

見通しをクリアにすることは、役には立つが必ずしもマストではない

そもそも見通しを立てること自体が難しい、あるいは不可能というケースもあります。

その場合は、まずは取りかかってみるしかありません。

取りかかってみて初めて見通しが立つこともあれば、暗中模索の五里霧中が続くこともあります。

それでもとにかく取りかかるしかない。

見通しがクリアになるまで取りかからないでいると、いつまでたっても取りかかれないからです。

映画でいえば、脚本という見通しは用意するが、撮影に取りかかったら脚本よりもその場の空気を優先するようなものです。

つまりはアドリブ。

脚本にはなかったアドリブの演技が、その作品における名シーンとして長く語り継がれる伝説になることもあります。

この伝説は、しかし、「こうすれば伝説になる」という見通しのもとで生まれたものではないでしょう。

伝説は「段取り」からは生まれないわけです。

そう考えると、「段取り力」というものがあるとしたら、それは「アドリブ力」なのではないか、と。

「段取り力」より「アドリブ力」

そんなお話を中心にタスク管理にまつわるあれこれを、先月1月17日(日)に開催した以下のオンラインセミナーでお話ししました。

タスクペディア原作者の小鳥遊(たかなし)さん、心理学ジャーナリストの佐々木正悟さん、そして大橋の3人で、ご参加いただいた5名の受講者のご相談に一人ずつ回答する、というもの。

受講者は、タスクシュート・ユーザー、タスクペディア・ユーザー、どちらもお使いでない方、とさまざまで、講師3人がそれぞれの“得意技”を活かしてご相談にお答えしました。

そして、このほど、この相談会の内容を収録した動画をリリースしましたので、以下ご紹介します。

こんな方のための動画です

  • 会社で仕事をやっていて、うまくいかない
  • うまくいかない理由が何なのかわからないが、とにかく苦しい
  • タスク管理を始める前に、まず自分が抱えている課題をクリアにしたい
  • 同じ悩みを抱えている方の相談内容からヒントを得たい

オンラインセミナーの内容

小鳥遊さんも大橋も、ともに「自分が仕事で困っていたことを何とかしたい」ところからスタート。

仕事上の個人的な課題の解決策がそのままツールになりました。

形は異なりますが、両ツールともに同じExcelベース。

とはいえ、今回のセミナーはタスクペディア・タスクシュートというツールの使い方は主題ではありません。

メインテーマは、ご参加いただく方が「仕事で困っていること」を解決すること。

それゆえ、セミナー名も「相談会」としました。

動画では、ご参加いただいた方お一人おひとりのご相談に対して、小鳥遊さん、大橋、そして心理学ジャーナリストでタスクシュート歴15年以上の佐々木正悟さんの3人で回答する様子を収録しています。

画面に相談内容を表示し、ご参加者と講師陣とのやり取りは音声のみとなります。

詳しくはこちら

  • どんなご相談にお答えしたのか?
  • 受講いただいた方のその後は?
  • 動画のサンプルは?

などなど、詳細およびお申し込み方法は以下のページをご覧ください。

タスク管理オンライン相談会 収録動画


なお、セミナーと同様、動画の販売収益は社会福祉法人SHIPさんに寄付させていただきます。

社会福祉法人SHIPさんはタスクペディアを提供している団体です。

▼SHIPさんのブログでも取り上げていただいています(感謝)。
どんなに悩んでも仕事がうまくいかない人のための ”タスク管理” オンライン相談会 | 社会福祉法人SHIP