仕事には大きく分けて次の3種類がある。
- 求められているモノを提供する
- 求められるであろうモノを先読みして提供する
- 求められていないモノの提供を言われる前に中止する
下に行くほど普遍的な正解が定義できなくなるため、難易度が上がる。
例えば、「求められているモノを提供する」ための方法論はある程度は体系化できる。
一方、「求められていないモノの提供を言われる前に中止する」ためには、置かれた状況や環境や相手との関係性あるいは空気など、無数の変数を考慮する必要が出てくるため、一筋縄ではいかない。
正解が示されることはめったにないが、しかし、ヒントは常に無数に与えられている。
畑のスペースは限られているので、ずっと同じ作物を作り続けつつも、常に一定割合を入れ替えていく必要がある。
いくつかは作るのをやめて、新しい作物に挑戦するためのスペースを確保する。同じ作物を作り続けるにしても品種改良を少しずつでも絶えず継続する。
目指すべき正解を遠くに置いている人ほど有利になる。
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最後は「自分の既成概念」です。営業しなくては仕事を取ることはできない。これが私が持っていた一番の既成概念だったかもしれません。
会社員時代は、仕事を取るために「テレアポ」「飛び込み」「DM(ダイレクトメール)送付」などなど、ありとあらゆる手段を覚え込みました。
しかし、メルマガを読んだ方から「平野さんにコンサルティングをお願いしたい」とオファーを受けるようになってから、この概念はガラガラと崩れていきました。
既成概念に縛られているということを、お客様に教えてもらったのです。そして、その事実に気づき、自分の間違いを受け入れることができました。(p.85)