たくさんの人が集まる場で名刺交換をする場合、避けるようにしていることが1つある。
それは、いきなり名刺交換を申し出ないようにすること。
名刺交換をしたいと思える人がいたら、その人を知っていそうな知り合いを捕まえて自分を紹介してもらう。
こうすることで、その知り合いの“被リンク”が得られる。
被リンクなしで突撃すると、相手は警戒レベルを上げて応じてくるので、こちらとしても手間が増えてしまう。
これは人間関係におけるSEO対策といえる。
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自分がどんなメリットを提供できる人間なのかを伝えられなければ、名刺を渡しても、その後、仕事上のお付き合いが生まれることはないでしょう。
私は相手に提供できるものが明確に見えるまで、自分から名刺交換をお願いすることはありません。何も提供できない状態で名刺を渡しても、「ああ、そうですか」で終わるか、ごみ箱に捨てられてしまう可能性が高いからです。
自分の名刺が大切にされないのは嫌ですし、名刺交換だけで仕事になるという偶然に頼るのも嫌なので、あえて名刺交換しないのです。(p.97)