効率アップを追求していくと、どこかのポイントでマンネリ化に切り替わる。その見極めは難しい。
- なぜそれが良いのか
- いつからそうしているのか
- 今もなお良いと言えるのか
- そう言えるのはなぜか
といった“検査項目”を設定したうえで、日々問いただすしかない。
「それさえやっていれば万事OK」という勝ちパターンというものが存在し、あらゆる努力の行き着く先はこのパターンの発見である、という定められたシナリオが用意されていればいいが、どうもそうではないような気がする。
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ソニーにしても任天堂にしても、勝っている時間が長いと、なんだかボンヤリしてくるんでしょうね。ソニーのイヤホンも、ずーっと片方だけ、ヒモが長かったじゃないですか。右のヒモが短くて。あれ、そんなに固執する部分だったんですかね? 長い方を首の後ろに回せ、ってことでしょうけど。
でも、Appleのイヤホンのヒモはもう、堂々と同じ長さじゃないですか。やっぱり巻き取ったりする時に、どう考えたって同じ長さのほうがいいですよ。あのソニーの変な執着、ああいうのが良くなかったんじゃないでしょうか。(p.20)